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マンドリン悠々(2004年5月14日)
指揮者兼アレンジャーの呟き




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2004年5月14日(金)
フレデリック、ディーリウス
フレデリック、ディーリウスといえばなんとなく懐かしい感じがします。学生の頃いろいろな曲をなるべく食わず嫌いしないで聴いていたころ出会ったイギリスの作曲家。といっても彼はほとんどフランスに住んで、もやもやとした、とりとめのない美しい曲を書いたのでした。細かく弦のパートが分散されて、あたかもターナーのような目映い音の絵を残しました。ジフィリスに侵されて、晩年は目も不自由になり、両手も不自由になってしまいました。そんな彼をフェンビーが献身的に支えて筆記協力したという。まさに壮絶な晩年だったようです。ディーリウスをきいていると自然とか大地とかそうした生命の咽ぶような息づかいが伝わってきます。

久々に新宿のタワーレコードに立ち寄ったとき、小川典子ちゃんが、なんと連弾でディーリウスを弾いているっていうのが目にとまりました。連弾の相手はキャサリン・ストットさん。ストットさんはぼくの崇拝するラヴェルのまな弟子ペルルミュテールに師事した方というふうに書いてありました。このお二人は2001年にデュオを結成されたとのこと。それで聴いてみました。ディーリウスっていうとどうしても弦の分散っていうイメージが強いだけにどうなっちゃうのかな、と、興味津々たる思いで聴いてみました。そうしたら、美しい!いきなり大好きな「この春はじめてカッコウを聴いて」で始まっています。あまりに素晴らしいので、もっとも懐かしさもあってか2回立続けに聴いてしまいました。なんだか季節もちょうど言い感じで、鬱蒼としてメロウな響き、遠くから聴こえてくるカッコウはやや接近して聴こえていましたが、いいですね。ディーリアスは夏が好きだったようです。「初夏に河のうえで」「夏の庭」そんな曲がつづきます。「北国のスケッチ」これも懐かしい曲です。もうタイトルからしてのめり込みそうな感じで、どこかの田園風景LPのジャケットいっぱいに描かれていました。解説書によると、連弾のための編曲者はピーター・ワーロックという方で、なんでも彼が死ぬまで(彼のほうが若い、享年36才?)文通をしていたそうです。なんと400通!そんなことを読みながらCDに聴きいっていました。

CD-1347 BIS
Frederick Delius
Arranged for piano 4 hands by Peter Warlock
Noriko Ogawa
Kathryn Stott

On hearing the first Cuckoo in spring
Summer Night on the River
In a Summer Gardens
A Song before Sunrise
North Country Sketches
Dance Rhapsody No. 1
Dance Rhapsody No. 2

曲によって上と下は入れ替わっているようです。ちなみに「カッコウ」は典子ちゃんが上とのこと。もう一度聴いてみよう。

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