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アンサンブル・アメデオ 第12回定期演奏会
パンフレットより

Ensemble Amedeo The 12th Regular Concert
1996年1月20日(土)
於:かつしかシンフォニーヒルズ
  "モーツアルトホール"
 



    ごあいさつ

     本日は、私ども、アンサンブルアメデオの第12回定期演奏会にお越しくださいまして、有難うございました。部員一同、心より御礼申し上げます。
     今までながい間お世話になった昭和女子大学人見記念講堂に決別し、このモーツアルトホールに移ってまいりました。いろいろ理由はありますが、やはりなんといっても会場の規模がマンドリン合奏に適していると思われたこと、もちろん人見講堂は素晴らしいところでしたが、マンドリン合奏にはいささか器が大きすぎました。またホールの響きという点からみましても、ここは、アコースティックで、無理なく自然に音が共鳴し、マンドリンやギターにはとても相性がよさそうでした。はたしてどんなふうに響きますやら、わくわく、どきどきしながら今目の日を迎えました。新しいホールで演奏するときは、きまって緊張するものです。自分自身の音の聞こえ方も微妙に違ってきますし、となり同士の音の聞こえ方もそれぞれ違うものですから、期待と不安がごちゃまぜになったような感じになります。このホールは、 1992年5月にオープンしました。葛飾区は、音楽の都ウィーンのフロリズドルフ区と友好関係にあるのだそうです。入口に立っているモーツァルトの銅像をご覧になられましたでしょうか?ウィーン市王宮公園にある銅像のレプリカで、ホールのスタイルも、かの有名なムジークフェラインザール(ウィーンフィルハーモニーの本拠地、毎年ニューイヤーコンサートをやるところ)に倣ってシューボックス型を採用してつくられたそうです。

     今宵のプログラムは、前回の<プロヴァンス>に引き続き、お国めぐりということにいたしました。今回は、<イギリス>を取り上げました。とばいっても、イギリスを特集するにあたって、格別の理由は見当たりません。ちょっと前に英国ブームがあったようにも思えるのですが(今でも本屋さんには英国に取材した文化人類学的な書物がコーナーを張っています)、そういえば、朝日新聞の日曜版ではマザーグースの連載が今でも続いていますよね。<こだわりの国>イギリスは、とても魅力的です。実際、様々なキャラクターの宝庫でもあります。パディントン、プーさん、アリス、ピーターラビット、メリーポピンズ、ホームズなど枚挙に暇がありません。イギリスにも沢山の著名な作曲家がいて、最近は、あらためて注目されていますが、どういうわけかマンドリンの音楽会ではあまりお目にかかれません。イギリスの音楽は、そこはかとなく物憂い旋律と、気高く荘厳な風情にその特徴が伺えます。この微妙な音楽の息づかいをマンドリンのトレモロにのせたら、きっといけるにちがいないと確信しました。メインには、ホルストの「惑星」を演奏します。たいへんな難曲ですが、例によって全身全霊を込めて力いっぱい演奏したいと思います。

     そして、今宵は、とってもかわいらしいゲストをお招きすることができました。練馬区光和小学校合唱団のみなさんです。イギリスはこだわりの国ですが、その源流を辿っていくと、やはり<マザーグース>に行き着くようです。そして童謡には、なんといっても子供の歌声がぴったりお似合いというわけです。そういえば、アンサンブルアメデオも今年は少し化粧直しをしました。管楽器の復活です。フリュート、クラリネット、それにオーボエの新入部員が加わりました。というわけで、多種多彩な音色をご満喫ください。

     最後になりましたが、日頃励ましのお言葉をお寄せいただきました諸先輩方、また、休みの日にどっぷりと練習に奥様または旦那様をご派遣くださいました旦那様あるいは奥様方にはくれぐれも御礼中し上げます。今宵の演奏者は、少々引っ込み思案なところがあるようですので、うまくいきましたら、お手合わせのほどくれぐれも宣しく。おっと、それじゃあうまくいかなかったときは、どうなるって?そのときは、ご愛敬でおたのみもうします。なにしろ気がちいさいものですから。それでも、結構乗りやすい連中も多いようですので、おだてるとなにか出るかもしれません。ひとつ、宣しく。では、どうぞ、最後までごゆるりと、お楽しみください。

    アンサンプルアメデオ
    部員一同

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