スピリッツ号

   2年前(2003年)獅子王凱が初フライトの際乗り込んだ新型スペースシャトル。船体の管理の殆どをコンピュータに委ねている。少人数でのスペースシャトルの運用はこれまでに幾度も実験が繰り返され、有人木星探査船「ジュピロス・ファイヴ」には往復5年に及ぶ航海の間、その巨大な船内を一手に管理するコンピュータ「ユピトス」が搭載されていた。このスピリッツ号はそれを更に推し進めたもので、小型とはいえ、ガイ一人でも運用が可能な優秀な機体であった。打ち上げの目的はギャレオリア彗星の至近距離での観測とされていたが、飛来したEI−01と接触、大破してしまう。