トップの画像植井努の一秒間に24

hula-hooper発行「ふらぴすとに屋」にて連載中!




びいどろ学園の夏

1975年公開 カラー118分 監督、出演者、失念

 他愛のない恋愛映画。2流のアイドルなんかが出てた気がするがよくは覚えていない。当時、冷蔵庫のテレビ宣伝に出演していた娘で、映画の中で同じメーカーの冷蔵庫が大写しになるシーンがあり辟易した。
 飛び飛びの記憶の中で、それでも私がこの映画を紹介するのは、その2流の眉毛の太いアイドルが目からビームを出しながら学園を支配していくという展開が好きだったからである。王道といえば王道の学園ホラーの展開ですがね。

 そんな化け物ヒロインの相手役は根津仁八似の、でも絶対根津仁八ではない3流の役者で、冒頭で口から火を吹いていた。かといって彼は化け物ではなく、ただの文化祭の余興のシーンで、まあ不良なのである。学園一の悪い男の自分より強くなってしまった彼女に、彼は嫉妬にも似た感情を抱き人間に戻そうとするのである。つまりね、愛とかなんかとはちょっと違う動機で彼女を人間に戻すために音楽室で戦うんですよ。このへんの流れは大好き。

 音楽室での戦いの最中、根津仁八の身体に突き刺さったエレキギター、突き刺さったまま弾く爆音サーフサウンド!彼女は楽しかった彼との海辺での思い出でを・・、お決まりの大団円。2流アイドルが歌う映画の主題歌(とにかく下手なひどい歌)をバックに、目が緑色の女と身体にギターの刺さった男が・・、きっとキスしたんだろう?そこはなんとなく悔しくなって目をつぶって見なかったよ。夕焼けだろう?キスだろう?キスすりゃハッピーエンドか?何回キスしてもハッピーエンドで終わらない恋もあるんだよ!俺は何回、信子とキスをしたんだろう。それでも信子は俺から離れていった。信子!元気ですか?今の男はどうですか?思い出の中の俺より、そいつはいい奴ですか?昨日の晩、君が夢に出てきて少し泣く。 

  




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