TPI計画3

 またまた久々の更新で恐縮なのだ(^^;)。このTPIC3計画も構想からはや1年が経とうとしている。なかなか更新する機会が無いままどんなことをやったか記憶も薄れてきてしまった。
 さて、TPI計画2で報告してある燃料ポンプだが、配管の都合等の理由により、当初エンジンに近い場所に配置していた。しかし、炎天下で長時間(約2時間)連続使用すると、ポンプのオーバーヒートか配管のオーバーヒートによるパーコレーションが発生し、一旦エンジンを切るとポンプがカラ打ちしてしばらく再始動不可能になるという不良が発覚した。ポンプは手で触れなくなるほどの高温になってしまっていた。
 今まで寒い時期にしか動かしていなかったので全く問題なかったのだが、5月あたりからこの問題が発生した。やはりポンプの吸い込み力は弱いみたいで、あれほどの長い配管での吸い込みはきつかったようだ。サイフォンでドバドバとガソリンが出てきたから吸い込み抵抗などなかろうと考えたのが誤りの元。ノーマルの配管を流用して配管カットなどしたくなかったので、あのような燃ポンのレイアウトになってしまったわけだが、動かなくなるんじゃ困る。そこで、ポンプのインタンク化を実行したのだ。
 ポンプをインタンク化するには82年型のフュエルセンダーユニットを使うのが一番スマートであると思われる。が、新品のセンダーユニットは強烈に高い、若しくはディスコンとなっていて入手困難。81年用も同様なので、あまり配管を切ったりしたくなかったのだが、この際しょうがない。
 やり方としては、センダーの配管をカットして配管とストレーナーの間にポンプを接続するというやり方にしたのだ。ポンプを付けた状態で今までの配管と同じくらいの長さになるような場所で配管カット。ポンプはホースで繋いでクランプで締めただけだが、案外がっちりと繋がっており、ぐらついたりしない。


センダーの配管をカット


ポンプの接続

 ストレーナーはANフィッティングで90度に曲げて、タンクの一番底の奥に当たるようにする。絶妙な位置・角度にレイアウトできたのだ。ポンプに被さっている青いのはシリコンホースで、ポンプの振動でタンクを傷つけないようにするためのカバーとして使った。


ストレーナーを適当な角度で付ける


ストレーナーを適当な角度で付ける

 ポンプからフィルターまでの配管は、ノーマルの配管を流用した。しかし、最後まで使うと不自然なレイアウトになるので、あまりやりたくなかったが途中でカットしてホースを繋ぐ。それ以降の配管を前回とほぼ同一。フィルターはフェンダー裏に固定した。


燃料パイプを途中でカット


フィルターはフェンダー裏

 このインタンク化により、パーコレーションやポンプのオーバーヒートなど再始動困難になるような状況は発生しなくなった。ポンプの騒音も若干軽減された。ただ、燃料が減ってくると騒音も次第に大きくなる。また、燃料をどこまで使っても大丈夫なのか(ポンプがエアを吸わないのか)改めて実験しなくてはならない。

TPI計画4   TPI計画2   目次へ   ホームに帰る