2006車検速報

 2006年3月22日、通算6回目の継続検査を受けてきたのだ。今回も色々と忙しかったが一通りの準備はしたのだ。基本的に排ガスチェック、ブレーキ周りの点検・エア抜き、ウインカー周りの改善が主なのだ。今回の大幅変更点はミッションが4速になっていること。ミッションメンバーが違うのでサイドブレーキワイヤーの取り回しが若干変わり、運転席フロアへの当たりが強くなった。反面、前回指摘された助手席側はどこにも当たらなくなった。その他、パワステポンプとコントロールバルブのO/Hも済んでいるのでこのへんのオイル滲みもない。排ガスも予めチェック。司令官の具合も良く2%の300ppm程度。
 いつものように広島陸運支局に持っていく。広島の陸事は前回の車検直後に移転している。C3を持っていくのは移転後初である。検査ラインも一新されてデジタルマルチテスターが導入されており、後に痛手をくらうことになる。
 当日は雨模様。よしよし、ブレーキテストはスリップするし、仮に下回りにオイルが出てても誤魔化せる。リサイクル法が施行されて初の車検なのでリサイクル料も払う。C3の場合、ナゼかエアコン無しで15000円くらい。仮に処分することになっても、これだけのグラスファイバーを処理してもらうのに1万5千円でいいのなら安いもんだ。最近広島の陸事は厳しくなったという噂を聞いていた。どっかの業者が芋蔓式で捕まったのが事の発端らしい。ここでダメだったら久留米か熊本に持っていこうと腹をくくっていたのだ。
 書類を揃えてラインに並ぶ。まずは外観検査。毎度の事ながら、リアウインカーのサイズやランプの位置をメジャーで測られる。スポイラーの下にゴムのベロが付いているのだが、これの地上高も測ったりされた。ゴム部品は車高の規制にひっかからないのだ。この時点でライトが中に入りすぎとか言われても、予備検受けて登録されてるわけなので今更文句言われてもしょうがない。文句言われたら暴れるつもりだったけど。因みに、検査ラインは民間委託されており、暴れたりすると最近はタイーホされるらしい。また陸時に違法車輌で乗り付けた場合もタイーホされるので気を付けよう。
 いつもの難関排ガステストも楽々合格。外観排ガスOKをもらって前進。事前チェックでアウト3mmだったのを調整し直したサイドスリップも難なくOK。次にスピード。25マイルでハイビームON! OK!その次がブレーキだったかな?旧検査ラインでのテスターは一気に思いっきり踏まないとダメだったと思ったが、最新テスターはゆっくり軽くでOK。左右差だけ見てんのか?雨のお陰でいつもヒヤヒヤのサイドもOK。
 次に問題の光軸。テスターが動いてきて、まず左目。こっちはOK。右目に移ってアウト! もう一度検査します、でアウト!
 無愛想なおじいちゃんが右が高いと教えてくれた。この人が後に命の恩人となるのだ。まぁ、片方だしよしとしておこう。前日にいじったのが悪かった。
 次に最大の難関、下回り。オイルはブレーキクリーナーで吹き飛ばしてあるし、言われそうなのはYパイプの遮熱板が無いのと、サイドのワイヤーが当たっていること。フルトラだったら遮熱板はいらなかったはず。まず、外観検査でできなかったエンジンナンバーのチェックをしてもらう。ブロックの下面に打刻がある。ハンドル振ってブレーキ踏んで・・・特におとがめ無し!!! OK!
 総合判断に書類を持っていき、右目が高いと言われる。今までと違って凄く感じのいいおっちゃんだったのだ。よくこんなの持ってきたなって感じで見てくれたって感じ。
 ラインから出て駐車場で右目の光軸を下げてみる。ネジ回しても動いてる感じがしない(笑) 前日に光軸見たときは空車状態だったので、人が乗ってテストしたので右目の光軸が上がったんじゃないか?と思い再度ラインに並ぶ。
 空いてる4番ラインへ。ここでミステイク。マルチテスターへの進入速度を誤り、ホイールベースが採寸されなかった。またまた一周してラインに並ばないといけない。昼休みまで時間がない。ここでまたミステイク。再検査の場合ハザードを出してラインに入るのだが、アホ検査員がハザードの点滅が早いって言って来やがった!「簡易的に数えたら10秒で20回ちょい点滅してる。1分120回超えそうだね。あとであっちで正確に測ってもらって」と・・・いらんことが発覚してしまった(-_-;) 仮に120回超えても125回くらいだったらええんちゃうん??
 ほんでもって今度は最初と違うテスターに入ってしまったので両目がNGになってしまった。すると、さっきの警備腕章のおじいちゃんが来て「左が低くて右が高い、3番のアナログテスターなら大丈夫じゃろ、他の人は言わんが内緒で〜」との神のお告げを頂いた。
もう一周。
 ハザードが早いのはリアウインカーのランプが小さいため。抵抗でバイパスを作るしか点滅回数を減らす方法はないが、この場では不可能。駐車場でウインカーリレーとハザードリレーを入れ替えてみた。気持ち遅くなった。更にエンジン運転中だとオルタが元気なので電圧が高くなり点滅回数も早くなってしまうのでエンジンオフで測定作戦にした。
 今度はおじいちゃんの3番ラインに入る。もう時間がない。ハザード指摘の検査員とは違う人が来たので、点滅回数見て下さいとエンジンオフで計測してもらう。丁度120回。まあいっかってことでOK!
昼休みのチャイムが鳴るが、ライトテスターに滑り込む。両目OK! 総合判定の感じイイおっちゃんにハンコもらう。事務所は昼休みなので車検証交付は午後イチに。
晴れて御上のお墨付きを頂いて、2年の継続運用が可能となったのでした。


2004年の車検速報
2002年の車検速報
2000年の車検速報