2002車検速報

 2002年3月20日、継続検査を受けてきたのだ。前回は2000年の受験だったので20世紀最後の車検だったが、今回は21世紀最初の車検なのだ。この世界遺産を21世紀まで継承することが出来た。
 整備内容はいつもの通り、マフラー交換、テール交換、下回り清掃等である。その他は常日頃から完璧にチューニングされているので特にいじることもない。ブレーキフルードもこの前交換したし、問題なし。予め某大手ディーラーの検査ラインで、サイスリと光軸と排ガスのテストは終えてある。排ガスはCO1.3%、HC150ppmくらいだったので安心していたが、当日待ち受けていた運命は。。。

 今回も広島陸運支局で受験したのだが、代書屋がよくわからんので自賠責から重量税、検査手数料の印紙購入と動き回らなければいけない。しかも印紙を買うところでは、いちいち印紙購入用紙に記入しないといけない。しかも窓口が3つあり、普通に考えれば1番から順に並ぶのが常だが、何故か3番で代金を払って2番で印紙を受け取るという、素人には理解不能な謎システムを採用している。八王子では印紙や書類を買う窓口(陸運賛助会)が代書屋になっており。必要書類を代書屋に投げておけば1300円ほどの手数料でぜ〜んぶ用意してくれる。最初はこの代書手数料が嫌いで全部自分でやっていたが、代書屋の書類だとノーチェックで済み、あちこち歩き回る必要がなかったので、代書任せにしていた。広島の場合これがバラバラなのでめんどくさい。

 書類も一通り揃えたところで、ラインに並ぶ。ユーザー車検は専用の3番ラインを使う。少々渋滞が激しかったので、余裕かまして一服してから並ぶことにした。しばらくすると渋滞も緩和されたので、そろそろ行くか!とキーを捻ると・・・う・・動かない(^^ゞ
 書類を書いている間にバッテリー上がり??またどっかがショート?? 窓も元気に上下するしバッテリーじゃない。セキュリティかと思いターミナルを外してリセットしたがダメ。キーを捻ってもソレノイド音がしない。下に潜ってソレノイドの配線をいじくったりしたがダメ。最終的にソレノイドをガンガン殴ったら動いた。めちゃめちゃ焦ったが、メデタシメデタシ。よりによって、なんでこんな時にこんな場所でスターター不動になるかなぁ?スターター火災の後遺症か?しかし、陸事には魔物が棲んでいる。

 エンジンもかかったところでラインに並ぶ。まずはサイドスリップ。これは事前チェック通りOK。ブレーキ、スピードもOK。次に光軸と排ガス。ここで物言いが付いてしまった。COが4.8%も出ているという。おかしい、3日前は1.3%まで絞ったのに。どうやらスターターと格闘している間に触媒が冷え切って活性が落ちていたようだ。4.8%ならちょっと絞って再検査すればOKになるだろう。
 一番問題なのが、下回りと外観検査。今回は新米の検査員がいて、あれこれとマニュアル通りの仕事をしていた。2000年の時はエンジンルームはノーチェックでアルミホイールのJWLマークで手こずった。今回は、エンジンルームは見る、メジャーを持ってきてライト位置を測る、テールウインカーレンズの面積を測るなど、これまた手厳しい検査だったのだ。
 エンジンルームは新米君が覗いていたので、ブローバイのリターンがこれで、キャニスターがこれで・・・とこっちから説明したら「滅多に見ない車だからよくわかんないなぁ」とかいいながらOK。例によってけたたましくも美しい音色を奏でるギアドライブサウンドは何もおとがめがなかった。検査員が車内に乗り込んでウインドウの動作、ワイパーの動作、燈火類の動作を入念にチェックしてた。なんか年々厳しくなってるような気がする。

 新米君の上長と思われる検査員はすごいコワモテで怖かった(^^ゞ マッドマックスに出てくるお面を背負ってる悪役そっくりだったのだ。あれこれメジャーで身体検査していた。
 どうにかこうにか無事検査合格。これで21世紀もまた2年乗り継ぐことができるのだ。しかし、いつもながら曖昧なチェック体勢。この状態で予備検通ってるという証明みたいなもんは出来ないだろうか?毎回毎回検査基準が変わって、それによって同じような事を説明して、同じようなチェックを受けてドギマギしなければならない。困ったもんだ。


2000年の車検速報