2004車検速報

 2004年3月24日、継続検査を受けてきたのだ。今回は色々と忙しく全く準備が整っていなかったのだ。TPI化してから最初の車検なので排ガスが気になるところ。まずはテスターで測ってみた。COは基準値に収まるのだが、HCが1000ppm前後と非常に高い。O2フィードバックを解除したり、燃調を絞ったりしてみたが効果無し。非常にマズイ。試しにDに入れて負荷をかけてみたところ、みるみる数値が下がった。最終的には1.7%の330ppm程度に収まった。排ガスさえOKならば後は何も問題はないはずであった・・・。

 さて、いざ検査ラインへ。いきなりリアブレーキとサイドブレーキでNG。幸先悪い。踏み込みが甘かったか・・・。光軸は問題なし。毎回課題の排ガスチェック。D作戦を実行しいざ測定。しかーし、COがNG! なんでや!? ヤバイと思われたHCはOK。ほんまに正確なんか?このテスター? 検査員がやってきて53年排ガス車であることを確認すると、なにやらコンソールのスイッチをいじくっていた。どうやら2000年排ガス基準になっていたようだ。数値を見ながら検査員もうなずいて両方ともOK。
 次に外観など。な〜んと、ブレーキランプが点いていなかった(>_<)。テールランプを車検モードにした際、ブレーキスイッチ部分の配線を入れ替えるのを忘れていたのだ。ちゃんと準備しないといけませんね〜(^^ゞ
 次に下回り検査。例のごとくP/Sコントロールバルブはブレーキクリーナーでキレイキレイにしておいたのは言うまでもない。しばらくすると「下に降りてきて〜」と呼ばれた。なんの文句があるんじゃい?と思いながら行ってみると、「排気漏れと〜サイドのワイヤーが当たってます」あれこれ言われて「排気漏れはこの1カ所とワイヤーね」とのお言葉を頂戴した。この言葉を真に受けた自分が悪いのか、いい加減な検査体制に問題があるのか、この言葉が後々問題となる。
 一旦家に戻って改善作業。排気漏れの指摘は触媒のフロントフランジだったのでガスケットを作って入れた。ワイヤーのアタリ部分には耐熱ホースを被せてみた。この状態で再検査に挑む。
 まずはブレーキ。渾身の力を込めてペダルを踏む、パーキングレバーを引っ張る! なんとかOK。気分良く下回り検査へ。しか〜し、また下に降りてこいとのたまう。さっき検査したジジイとは違う人が来て
「まだワイヤー当たってるね〜、ゴムなんか被せちゃだめだよ。こことここも排気漏れしてる」
ヲレ「さっきここだけって言ったよね〜? 一回で言ってや」
「これどこに消音器付いてるの?」
ヲレ「これ」 指差す
検査官がKBDマフラーの中をのぞき込んで棒を突っ込む。
 いったいなんなんだ? さっきは指摘されてないのに一度に言え!こっちもガキの遣いで来とるわけじゃないんじゃい。とりあえずまた家に帰る(-_-)
 フランジまわりにしこたまシリコンを塗ってアリ一匹も通らないように目張りしてやった。これで文句有るか! 次にワイヤー。リアパイプを下に下げて回避しようとしたのだが、フロントパイプのフランジを溶接したときにこの状態で位置決めしたのでこれ以上下がらない。ワイヤーのステーにワッシャを入れて取り付け角度を変えてみた。なんとか回避できそう。大急ぎで陸事へ。しか〜し間に合わず。。。検査締め切り(>_<) 決戦は次の日に持ち越しとなった。明日が車検の満了する日。明日通らないと大変なことになるのだ。
 家に帰ってステーの位置を更に煮詰める。フレームに穴を開けてステーをずらした。エキパイには当たらなくなったが、今度はフレームに当たるようになった。これ以上どうにもならんのでこれで行くことにした。あとは検査員とネゴシエーションするしかない(笑)
 次の日、再検査。また手数料1500円払う。ハザードを点滅させながら下回り検査まで進む。ピットをのぞき込んでみると、またこのジジイかい!? このジジイ、補助検査員なる腕章をしているのだが、なんじゃそれ? 一見するとどっかの工場を定年退職したシルバー人材センターからの派遣という感じ。いちいち誰かの指示を仰いで、言われたとおりに重箱の隅をつつくようなアラ探ししかしてないのだ。本当に検査員の資格があるのか確認すればよかった。こんなもんアルバイトなんか雇ってたら大問題でっせ。
 例によってジジイはフレームと接触したワイヤーを発見。検査員のハズなのにまた誰か別の検査員を呼んで相談している。
ヲレ「もう当たってないでしょ〜!?」わざと不満そうに言う
また下に降りてきて〜と言う。なんの文句があるんじゃい!(>_<)
「フレームに当たってるよね〜。ステーで調整できん?」
ヲレ「これ以上ど〜にもならんですよ。この年代のアメ車はワイヤーが当たるようになっとるんですよ。初回登録から11年間ここは当たっとるんよ」
「上行ってサイド引いたり戻したりしてみて」
ギコギコいじくる。また呼ばれるので行ってみると
「まあ、今回は合格出しますけど、事故しても自己責任になるんで気を付けてね〜」
と、話が分かる人間はわかるんじゃないかぁ。
どーにも毎回毎回検査内容が異なるので困ったもんだ。前回なんかフロントパイプは溶接する前だったので排気漏れバリバリだったのにな〜んの指摘も無し。しかし今回はジジイのお陰で蚊の羽風くらいの排気漏れも指摘。納得のできる完全なチェックがなされるのはいつの日か・・・
 まあ、これで晴れてまた2年の運用期間延長なのだ。


2002年の車検速報
2000年の車検速報