リアYパイプ交換

 リアYパイプが腐って穴が空いてしまったため、交換することにした。触媒から後ろは、比較的暖まりにくく排ガスの水蒸気や亜硫酸ガスでボロボロに錆びやすい。特に寒い季節は、水蒸気がYパイプによって冷やされ結露しやすく、酸性度の高い水によって浸食されてしまう。
 ノーマルYパイプはごらんの通りボロボロに腐っており、何ヶ所か穴が空いている部分もあった。取り外すと、中から錆が大量に出てきた。18年という年月は、ここまで鉄を腐らせてしまうのだと感心した。鉄の酸化は1年に0.5mm進行する、と何処かで聞いたことがある。パイプの厚みは1.5mm程なので、よく18年も保ったものだ。

腐ったYパイプ

 そこで、交換するYパイプはステンレス製を採用した。素材はSUS409(11Cr-Ti)で、クロムの含有量が少なく光沢が無いが、丸々鉄パイプより遙かに耐久性はある。パイプの厚みは1.8mmあり、ノーマルと比較すると多少重量が増してしまった。ミッドアメリカから取り寄せ、価格は$169で送料$110だった。
 現物は、マフラーにつながる部分のパイプが、ノーマルより若干長い。また、当然だが予備検時に取り付けた排気温度センサーのフィッティングも付いていない。排気温度センサーは取り去ることになるのだが、先の規制緩和によって、フルトライグニッションの車両には排気温度警告灯の取り付け義務が無くなった。よって、センサーを取り去っても車検はOKなのだ。

長さ
パイプの長さがノーマルと違う

フィッティング
排気温度センサーのフィッティング

 さて取り付けだが、先述の通り若干パイプが長いのだ。現在KBDマフラーを装着しているのだが、パイプを若干カットする必要がでてきた。ひょっとするとノーマルマフラーが素直に付かないかも知れないが、それは次回の車検時に考えることにしよう。それと、Yパイプ集合部のサイズがノーマルと違うため、センターハンガーがブカブカになり役に立たなくなる。

ステンYパイプ
ステンYパイプ装着後

 Yパイプ交換後は、排気漏れもなくなり、パイプの厚みが異なることや、素材の固有振動のためか、排気音がだいぶ変わった。

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