エアクリーナーがフードに当たる

 巷でフードとエアクリーナーやダイナモ等が干渉している車を良く見かける。私の車も例外ではない。何故当たるのか考えてみた。どうもフレームが前後アクスルを支点に”V”の字に曲がってきたために起こるらしい。特にフロントのくびれた部分、エンジンが収まっている当たりが良く曲がるようだ。それもまめに整備をされる方の車に多い症状といえる。何故だろうか?どうやら頻繁にジャッキアップを繰り返す内に徐々にたわんでいくものと推定される。そのうちにエンジンの振動やトルクリアクションでエアクリーナーのウイングナットがフードにぶつかるようになる。そしてワックスがけの時に塗装のひび割れを発見してはじめてフードとの干渉に気づくのだ。

フードの傷

 私の場合現在インマニをシングルプレーンの背の低いものにして、エアクリーナーも背の低いものを加工して更に背を低くしている。具体的商品名を挙げると、インマニはWEIANDのX-CELeratorで、エアクリーナーはエーデルブロックの三角形でウレタンエレメントの物を使用している。SUMMITでそれぞれ$80と$17だった。この組合わせでもまだ干渉するので、エアクリーナーのネック部分を1cm程カットした。(写真参照)

エアクリーナーネック

 ロチェスターのノーマルキャブを使用していた頃はエーデルのクロスHタイプの代表とも言える”パフォーマー”を使用していた。これからノーマルインテークをパフォーマーに交換しようと考えておられる方がいたら、全体で2cm程背が高くなるので十分フードとのクリアランスを検討して購入することを勧める。更にこのインマニはスプレッドボア(ロチェスターなどでセカンダリー側のボアが大きいキャブ)用なので、これにホーリーを組み合わせようとするとアダプターが必要になり(750cfm以下ならぎりぎり付くが)、その分背が高くなる。
 話が前後するが、ウレタンタイプの湿式クリーナーは洗浄して再使用できるので便利でリーズナブルだし、見た目も良い。このエレメントに塗布するオイルはモトクロスのエアクリーナー用の物を使用するとベターだ。RSタイチのRST−1やツインエアーが入手しやすい。これは納豆のようにべたべたしているが、ウレタンの目を詰まらせることがないので吸入抵抗も減少させることが出来る優れ物だ。

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