オルタネーターグレードアップ

 オルタのグレードアップを施したのだ。C4等に付いているCS−130というタイプに交換した。因みにCS−130の名前の由来は(Charging System with 130mm diameter stator)の略である。今までのSI−12ではイマイチ発電量不足で、夜間ライトをつけたりするとアイドリングでメーターが13Vを切ってしまう。それでも一応チャージはしているのだが、電圧が変動することで燃ポンの動きも変動して、燃圧がふらついてしまう。その結果、アイドリングでハンチングするという悪循環に陥る。また電圧変動でインジェクターの噴射時間も変わってしまうのでこれまたハンチングの原因になってしまう。
 ある日、C4の電圧計を見ていたらエアコンを入れてもライトをつけても全く電圧変動がなかったので、やっぱり新型の方が優れるなぁとCS−130導入を思い立ったわけだ。旧タイプとこの新タイプの大きな違いは、その発電方式にある。旧タイプはフィールド(ローター)に流す電流をレギュレーターで制御するのだが、ゼロから3〜4A程度の間で電流を制御する。対して新タイプでは、フィールドに流す電流は常に3〜4AのMAX電流が流れている。制御が電流の量ではなくフィールドに流す時間=パルス幅で制御している。いわゆるPWM制御。低速から非常にレスポンスも良く発電量も豊富だ。
 今回使用したオルタはもちろん普通のリビルト物は使わず、POWER MASTERのクロームメッキ物を選択。装着はボルトオン。サイドコネクターの形状が異なるので、コネクターを変換する必要はある。CS130用のコネクターを用いて、配線の先端に平型端子を付け、これを車輌側の旧コネクターに差し込む。また、専用の変換ハーネスも売られている。コネクターに「S F L P」と記号がふってある。使用するのはSとL。Sがリファレンス電源で、旧コネクターの常時+12Vが来ている方に繋ぐ。Lはチャージランプ用で、旧コネクターのもう一方の配線に繋ぐ。

CS−130
新型オルタネーター

CS−130
オルタ変換ハーネス

 発電量は十分で、アイドリングでライトをつけてエアコン入れてファンも回してデフォッガーを使っても13Vを切ることがなくなった。燃ポンの音も殆ど安定して回っている。故に燃圧も安定しているのだ。

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