パーキングブレーキ調整

 コルベットの弱点の一つ、パーキングブレーキを調整して強化しよう。どのコルベットもそうだが、パーキングブレーキの効きが非常に甘い。ブレーキレバーを引いてブレーキを掛けたつもりでも、ドライブに入れるとじりじりと前進してしまったりする。そこで、パーキングブレーキの調整方法を紹介しておこう。簡単な調整だけで、かなりの制動力アップが期待できるのだ。
 まず、リアをジャッキアップしてホイルを外す。この時、両輪を上げておかないとLSDが効いて、後でハブを回すことが出来なくなる。ATならセレクターをNにしてブレーキレバーは解除しておく。ホイルを外すと錆びているブレーキローター&ハブが見えるだろう。ホイールスタッドとリベットがそれぞれ5個ずつあるが、それとは別に2カ所の穴が空いているはずだ。ハブを回してこの穴のどちらかを下やや左(車によっては右)に持ってくると、中に歯車のようなものが見えるはずだ。その歯車をマイナスドライバー等で突いて調整する。

 では、調整方法だ。パーキングブレーキのワイヤーは弛んだ状態にしておく。例の歯車はネジになっているので、ネジの緩む方向にドライバーで突いて回す。今回の場合は歯車を上に回すようにドライバーをこじってやればよい。何回か回すとそれ以上歯車が回らなくなり、ハブもロックするはずだ。もしハブが回るようなら、歯車を回す方向が逆だったと言うことだ。
 ハブがロックしたら、今度は逆方向に歯車を戻してやる。歯車を一段ずつ下に回して、6回〜8回戻せばよい。これだけで、ウソのようにパーキングブレーキが効くようになる。調整後はドライブに入れてパーキングブレーキをかけても車が前進するようなことはなくなった。是非一度やってみて欲しい。

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