ステンレススリーブキャリパーのその後

 クソキャリパーのスーリーブを磨いたというのは先述の通りだ。それを取り付けてテストしたので報告する。
 結果から述べると、やはりエアを咬むのだった。以前のように車が止まらなくなるほどひどいものではないが、300km程高速道路を走って、若干スポンジーになった。泡にして5mm大のものが1つ程度だろう。エア咬みを起こしたのは右前キャリパーのみだった。左側についてはスリーブの磨き効果があったようだ。
 なぜ右キャリパーだけ異常を訴えるかというと、キャリパーの作りがお粗末で、ローターとのセンタリングが出来ていないのだ。要するに、ローターとキャリパーのパッドが入る部分のクリアランスが異なるのだ。よって、新品パッドを取り付けると一方のピストンは極端に押し込められ、ピストンシールが打ち込んであるスリーブの段差まで到達する。そこへ持ってきて、高速でローターに叩かれたり、振動が与えられるのでエア咬みを起こすのだ。

キャリパークリアランス

 よって、このステンレススリーブキャリパーはお払い箱! 右前についてはノーマルの鉄キャリパーをO/Hして使うことにした。
 鉄キャリパーのO/Hは追って報告しよう。

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