特集ページ 19世紀イギリス資本主義と東アジア進出
英エルギン卿・仏グロ男爵 中国日本使節
1857年〜58年アロー戦争(第2次アヘン戦争) 清朝中国の開国・天津条約
1858年(安政5) 日英・日仏修好通商条約締結
                19世紀イギリスの中国・日本認識
      重要評論誌Edinburgh Review, Quarterly Review における中国・日本観

19世紀初頭のイギリスは、産業革命、フランス革命などの影響を受け、政治、経済、社会、文化のあらゆる面で大きな変動期に入りました。イギリスの資本主義がアジアへの進出を強める中、政治的主張や文学論などで大きな影響力をもった評論誌 Edinburgh Review や Quarterly Review においては、中国(清国)や日本についてどのように論じられていたのでしょうか。本ページではこのイギリスを代表する評論誌において論じられた関連文献や議会報告書などの論評の掲載誌をご紹介します。
                アヘン戦争・清国の開国・日本への影響
1856年10月広東で発生したアロー号事件を契機に、イギリスはアヘン戦争(1840〜42)で獲得した権益のさらなる拡大、市場開放を求める条約改正を目論み、フランスとの軍事協力を背景に清朝中国を圧迫しました。アロー戦争の経過、天津条約締結は、ペリー艦隊の来航で扉を開いた日本へも大きな影響を与えました。2世紀半に及び鎖国体制にあった日本は、1858年(安政5)の五か国条約によって開港・開市の動きが実質的に進められました。外国との摩擦や矛盾が激化し、外国人殺傷事件や紛争が頻発、攘夷の動きも激しさをまし、徳川幕藩体制は急激に崩壊の道を辿りました。
シュティーガー・ワーグナー編
日本渡航者-再解明の日本
ペリー使節・エルギン使節
ライプツィヒ 1861年刊
¥38,000
ジョージ・ロング編
エルギン卿
エルギン卿伝記
ロンドン 1905年刊
¥15,000
モリソン編
第八代エルギン伯爵
19世紀帝国の歴史の一章
ロンドン 1928年刊
¥17,000
イギリス外務省文書
エルギン卿と清朝中国
両広総督葉との往復書簡
ロンドン 1858年刊

¥25,000.
ローレンス・オリファント著
エルギン卿中国・日本使節録
全2巻
ロンドン・エディンバラ 1860年刊
¥75,000
フューリアス号館長
シェラード・オズボーント著
日本への航海
ロンドン・エディンバラ 1859年刊
¥23,000
フューリアス号館長
シェラード・オズボーント著
日本の断章
ロンドン 1861年刊
¥48,000
ドゥ・モージュ 
中国・日本への旅 
Le Touir du Monde.
パリ 1861年刊
\17,000.
ドゥ・モージュ
グロ男爵
中国日本使節回想録
 
英語版 ロンドン1861年刊
\47,000
イラストレイテッド・ロンドン・
ニュース 第33巻 1858年7-12月
天津条約調印 
エルギン卿の日本訪問
¥58,000
イラストレイテッド・ロンドン・
ニュース 第35巻 1859年7-12月

エルギン卿日英修好通商条約
ワーグマン中国・台湾取材

¥56,000.
ル・モンド・イリュストレ
第3巻 1858年7月〜12月

アロー戦争・グロ使節
天津条約調印

¥34,000.