2日目                   出会い  お接待

2017年4月15日   晴     5:07〜17:14   36.1Km    55,184歩    かどや旅館
遍路転がしに挑戦
筋肉の疲れは残っているようだが、かなり解消しており、昨日の影響は持ち越していない。今日は遍路転がしと言われる最初の難所である。宿の朝食を食べずに5時過ぎに出発する。1つ目のピークを下った地点に桜に囲まれた小屋がありました。2枚目の写真は一本杉で2つ目のピークです。12番は3つ目のピークにある。しかも2つ目のピークから300m下って、再び同程度登り返すのである。下伊那のリンゴ農家の人が追い付いてきて、しばらく話しながら登るが、私は肺が弱いので『お先にどうぞ』『12番で昼食にするのでまた会いましょう』と言って別れた。11番に到着したのは、ほぼ11:00である。6時間かかったのである。境内で休んでいた人と話をし、サインを貰う。『目的は?』と聞かれたが、説明したら納得してくれました。山をやっている福岡の方で、4Hで登ってきたとのこと。私が全国を徒歩旅していることを話すと、大変感激して、急に和やかになり、会話が進みました。『疲れても休まないで、ゆっくりでも前に進む。歩きながら休憩する。』と私が普段から実践していることと同じことを力説していました。そうは言っても、二人とも12番の境内で一息付きながらの会話です。
余りにも遅いので、下伊那の人は先に行ったようだ。13番は平地だが、12番から一度、下った鍋岩から、さらに一山越した地点にあります。下りで下伊那の人に追いついて、再び話しながら歩く。彼は鍋岩で宿泊のため間もなく別れ、最後の一山を一人で越え、鮎喰川沿いに13番を目指す。別れ際に納経帳に署名を貰いました。鮎喰川を2度渡りましたが、2度目はこれまで経験のない川の渡り方です。コンクリート製の沈下橋です。少し増水すれば通行できないと思います。
17:00僅かに過ぎて13番に到着である。私は御朱印を貰わないので、納札とお参りを済ませて宿に向かおうとしたら、御朱印が貰えなくて困っているご夫婦を見かけた。その横を御朱印を担当していると思われるパートらしい女性が自転車で出て行かれた。なんともすっきりしない光景を見て、しばらく後味の悪い思いが残った。
宿に着いてから、自転車を借りてコンビニへ買い出しである。甘いものや牛乳、明日の朝食、昼食などである。帰りに少し雨に降られる。
この日の夕食も部屋食で一人寂しく戴く。