1日目                 出会い  お接待

2017年4月14日   晴     6:31〜17:41   44.6Km    67,931歩    旅館 吉野

 テーマパーク“お四国”へ入場

昨夜22:00バスタ発で徳島駅に5:40頃到着。予定より少し早い到着で、JRは一本速い列車に乗り、板東駅へ到着する。
先ずは阿波一宮の大麻比古神社へ朝靄の中、神橋を渡りお参りである。霊場の一番はすぐ近くなのだが、どうしたことか、最初から道を間違えてロスをした。門前の店で雨傘代わりに大きめの菅笠を調達する。頭に被るがどうにも納まりが悪い。予め用意してきたブローチ留めで保持するがしっくりしない。専用の固定具も販売していたが、高価なので購入しなかった。
袖なしの白衣と菅笠だけが、私の遍路姿である。輪袈裟なし、山谷袋はショルダーで代用、金剛杖はダブルストックで代用した。因みに納札は本尊用と大師堂用を自分で写仏した画像を取り込んで自家製である。白衣と菅笠だけで十分だと思いました。これでお四国に溶け込め、お遍路達や地元の人々との交流も円滑に進みました。交通安全上も、運転者からの視認度が上がるように思います。
8:00少し前に1番の霊山寺を出発した。そこでお会いした人に今日は11番までと話したら、とんでもない。絶対に無理!7番ぐらいが普通だよ。と言われ、気合を入れて、早く歩いた。
きつかったのは10番である。漸く到着したと思ったのは門前である。僅か残りは数百メートルだが、急な坂と階段である。本尊まで20分くらいは要した気がする。荷物を預かってくれる表装店があり、ご好意に甘えることにし、帰路にはお茶と菓子のお接待を受ける。これが記念すべき初めてのお接待である。
最初から飛ばしていたので、道中の接待所有無は覚えていない。薄っすらだが、あったような気がする。各札所では、御朱印の代わりにお遍路中の人に出身地と名前を手作り納経帳に記入してもらった。
最初は初対面の人に、お願いするのが恥ずかしいし、ぎこちないものであった。断られることもあった。
『熱心に拝んでいるが、人のためにはサインもしてくれない』と僻みもしたが、人それぞれである。私も不審者と思われているのだろう。それでも、なんとか11ヶ寺でサインを貰えました。私も自分のお願いが先行して、お会いした方に用意した名刺を何人かに渡し忘れる失敗をしました。
一日を通して、徳島銀行の新入社員研修の若者と出会った。彼らの一部も11番まで行くそうで、ペースメーカーにしようと頑張るが、簡単に置き去りにされたのは当然です。空身の若者と11Kgのリュックを背負った肺年齢95歳、実年齢まもなく72歳では勝負になりません。5時を少し過ぎたが、何とか11番に到着である。一息ついて、すぐ近くの旅館に入る。団体客で賑わっており、新しく清潔な別館に案内された。団体客が入ったためだろうか夕食は一人で部屋食で残念である。お遍路の人たちと話をしながら、食事をしたかった。食事の内容は家庭的なもので大満足です。
深夜、これまで経験がない左右の胸の横や腰の辺りが攣ったりで驚いた。即座に芍薬甘草湯を服用した。