ESORDIO Extra Dry
FONTANA FREDDA
エソルディオ エクストラ・ドライ
フォンタナ・フレッダ
イタリアワインの造り手というと、私はまず一番にFONTANA FREDDAを
思い浮かべます。ワインをあまり飲まれない方でもきっとFONTANA FREDDAの
ワインのラベルをご覧になればご存知の方が多いと思います。
今回はそのフォンタナ・フレッダのスパークリング・ワインをご紹介いたします。
初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世とコンテッサ・ローザ・ディ・ミラフィオーレとの
あいだの庶子エマヌエーレ・グェッリエーリ伯爵によって、1878年に設立された
由緒あるフォンタナ・フレッダは「バローロ」の指導的な造り手として知られています。
バローロをはじめとしたスティル・ワインはもちろんですが、「アスティ」を代表とする
スプマンテの造り手としても知られているフォンタナ・フレッダの「序論」という意味の
名前を持つスプマンテが今回のエソルディオです。
設立者の母から名前をとった「コンテッサ・ローザ」のようにシャンパン方式で造られた
本格派スプマンテから、今回のエソルディオのようなシャルマ方式のスプマンテまで
色々なタイプのクオリティの高いスプマンテが造られていますが、
なかなか全てを揃えているショップがないのが残念な所です。
ついシャンパンが好きな私としましては、他のスパークリングもシャンパン方式で
造られているものの方が良い物と思いがちだったのですが、最近エソルディオのように
シャルマー方式でもお手軽で美味しいものをいただくことが多く、
なんといけない考え方をしていたのかしらと反省をしております。
甘口のタイプが多いので、つい避けてしまいがちになっていたスプマンテですが
今回のエソルディオは本当にしっかりと辛口で新鮮でした。
私のように、辛口好きでスプマンテはちょっと・・・という方には是非お試し頂きたいです。
逆に、飲みやすいフルーティな甘口のスプマンテ(ほとんどはこのタイプですよね?)が
お好きな方には、辛口過ぎるかもしれませんが、
その時には是非シャンパンカクテルにしてお楽しみください。
輸入元はイタリアといえば、のモンテ物産さん。
(私は食品専門店紀ノ国屋さんで購入しました。定価1,800円くらい。)
序論という意味のエソルディオはまさにお食事のはじまりにぴったりの
清々しい辛口スプマンテです。
気軽なパーティの始まりに、オリーブのおつまみなどと
ご一緒にいかがでしょうか?