Champagne cocktail 1998
【収録カクテル】 ミモザ ベリーニ キール・ロワイヤル ブラック・ベルベット
昨年末にクリスマスメニューとして、シャンパンを使ったカクテルをいくつか
紹介したものを今回再掲載という形でとりあげさせていただきます。
シャンパンカクテルの材料としてはやはり、フランス・シャンパーニュ地方産の
本物のシャンパンを使いたい所ですが、家庭で作る分にはコスト的にも
やや難しい面がありますし、カクテルによりましては、シャンパンでなくスプマンテで
作るのが本式の物もありますので、シャンパンよりもやや低価格ながら、高品質な物
もたくさんあるスパークリングワインの「スプマンテ」(伊)・「カヴァ」(西)・
「ヴァン・ムスー」(仏)・「シャウムヴァイン」(独)などを使用されて、お気軽に
お作りいただいてよろしいかと思います。
※文中にある「ステア」は混ぜるという意味です
また、tspはティースプーンのことです
― 材料 ―
シャンパン | 適量(グラスの1/2) |
オレンジジュース | 適量(グラスの1/2) |
― 作り方 ―
1.フルート型シャンパングラスにオレンジジュースを入れます。
2.上からシャンパンを入れます。
3.軽くステアして出来あがり。
※ シャンパン + オレンジジュースのカクテルで、シャンパンベースのカクテルの
中でも キール・ロワイヤルと並んでよく知られたものです。
※ フランスでは古くから食前酒として上流階級の人々の間で飲まれてきた
カクテルです。色彩がミモザの花に似ている所から「ミモザ」という名前
がつきました。
※ オレンジジュースが入るため、大変飲みやすくなっています。オレンジ
ジュースの割合は好みで増減してみてもよいと思います。
― 材料 ―
スプマンテ | 適量(グラスの3/4) |
グレナデンシロップ | 1tsp |
ピーチネクター | 適量(グラスの1/4) |
― 作り方 ―
1.フルート型シャンパングラスにピーチネクターを入れます。
2.続けてグレナデンシロップを入れます。
3.上からスプマンテを入れます。
4.軽くステアして出来あがり。
※ 1948年、イタリアのベネチアで開かれたルネッサンス期の画家・ベリーニ
の美術展を記念して創作されたカクテルです。
※ イタリア生まれのカクテルなので材料には「スプマンテ」を指定しています。
ご家庭で作るときにはシャンパンや他のスパークリングワインで代用されて
も特別問題はないと思います。
※ こちらはグレナデンシロップとピーチネクターが入るので、味は甘めになり
ます。甘いシャンパンカクテルが飲みたいという方には、特にお薦めできると
思います。
― 材料 ―
シャンパン | 適量(グラスの4/5) |
クレーム・ド・カシス | 適量(グラスの1/5) |
― 作り方 ―
1.フルート型シャンパングラスにクレーム・ド・カシスを入れます。
2.上からシャンパンを入れます。
3.軽くステアして出来あがり。
※ おそらくシャンパンベースのカクテルの中でも一番有名だと思われます。
皆さんも一度はこの名を聞いた事があるのではないでしょうか?
※ 白ワインとクレーム・ド・カシスで作るカクテル、「キール」の白ワインを
シャンパンに代えたものがこのキール・ロワイヤルです。
※ 味は甘口、ですがジュースと混ぜるミモザやベリーニなどと比べますと
カシスリキュールが入る分、アルコール度数が若干高めになります。
※ クレーム・ド・カシスのかわりにクレーム・ド・フランボワーズ(木苺)を
使うと「キール・アンペリアル」というカクテルになります。
― 材料 ―
シャンパン | 適量(グラスの1/2) |
黒ビール | 適量(グラスの1/2) |
― 作り方 ―
1.フルート型シャンパングラスにシャンパンを入れます。
2.上から黒ビールを入れます。
3.出来あがり。
※ シャンパンと黒ビールの味が合わさって、特徴ある味をかもし出すカクテルです。
※ ベルベットはビロードのことです。このカクテルの名前は飲んだときの感触、
喉ごしのなめらかさを表現したものと思われます。
※ ちなみに私(=店主)の一番好きなシャンパンカクテルはこのブラックベル
ベットです。
※ カクテルのレシピによってはシャンパンと黒ビールを同時に注ぐと書いてある
ものもありますが、ここでは別々に注ぐことにしています。どちらか一方を
先に注ぎ、泡が落ち着いてからもう一方を注いでください。
もちろんそのまま飲んで美味しいシャンパンですが、
パーティーなどの時には、カクテルにして楽しむのもよろしいのでは
ないでしょうか?