スパークリング日本酒 神亀・純米上澄
99年夏にご紹介をしました「日本で唯一、純米酒しか造らない蔵元」
埼玉県の神亀酒造のスパークリングSakeの第二弾です。
今回は前回の神亀にごり酒よりも発泡の柔らかい、
スパークリングSake神亀・純米上澄をご紹介いたします。
実は、2000年最初に飲んだお酒がこれになります(^^ゞ
第一弾の神亀にごり酒・純米吟醸と同じく今回の神亀・純米上澄も活性清酒ですが、
荒い(3mm方眼以下)網目でこしてもろみがはっきりと見えるにごり酒に対して、
純米上澄はもろみが見えないくらいまでろ過されます。そのため、
発泡の由来となる酵母も少なくなり、柔らかい発泡になって行きます。
新亀にごり酒のように、ガス抜きの注意をしなくても大丈夫です。
ちなみに酵母を生かした前回の神亀にごり酒や神亀・純米上澄は生酒になります。
生酒(本生とか生生などともいわれる)・・・一度も火入れをしていない酒
生詰め・・・貯蔵前に一度だけ火入れした酒
生貯蔵酒・・・瓶詰め前に一度だけ火入れした酒
(一般的な清酒は貯蔵前と瓶詰め前、両方とも火入れされます)
右:神亀・純米上澄360ml、1,300円
フルーティで品の良い、やや辛口のペティヤン(ヴァン・ムスーの一種)のようでした。
左後ろ:ひやおろし720ml、1,650円 旨味のある落ち着いたやや辛口。
ひやおろし・・・寒造りの酒(12月〜2月に造る酒)をひと夏ねかせ、涼しくなる秋まで熟成させたもの。
このひやおろし、瓶詰め前には火入れをしないので、生詰めになります。
飲み方としては、もちろんシャンパンのように冷やしてお楽しみください。
(私は、活性清酒以外でも美味しいお酒は冷やでしか飲みません( ̄ー ̄))
スパークリングSakeに限らず神亀さんの商品は、
全国各地の酒屋さんですぐに買えるかどうかわからないのが難点ですが、
見つけられましたら、酒好きなら一度は試される価値があると思います。
京都の月の桂のにごり酒も活性清酒で和製シャンパンとして知られていますね。
こちらの方が、若干手に入りやすいかと思います。
甘口のにごり酒しか飲まれていない方には是非ともお試しいただきたいです。
にごり酒のイメージががらりと変わること請け合いです。
宮崎名産の鮎の“子うるか”を肴に神亀・純米上澄をいただいたのですが
まるで、和製のキャビアとシャンパンといった感じでした。
一緒にUPしました、和風Valentine's Day?!メニューとの
相性も良いですので、よろしければ合わせてお楽しみ下さい。