焼酎ベースのカクテル
【収録カクテル】 風鈴 夕立雲 潮風 夕涼み
今回は焼酎をベースにしたカクテルを紹介していきたいと思います。
(今回は珍しく全てオリジナルです(^^ゞ)
ここではこだわりの酒紹介のコーナーで紹介しました、「百年の孤独」を
ベースとしていますが、他の焼酎(甲類、乙類)を使用すると
また違った味わいで楽しめると思います。
※文中にある「ステア」は混ぜるという意味です。
また、tspはティースプーンのことです
※ 焼酎の甲類と乙類について
焼酎には甲類と乙類があります。
甲類は糖蜜や穀類などを連続式蒸留機で蒸留し、出来たエチルアルコールを
水で薄めてアルコール度数36度未満にしたのものです。
無味無臭で一般にはホワイトリカーなどとも呼ばれ、居酒屋で出されるサワーに
使われたり、梅酒などの果実酒を作る際にも使われます。
一方、乙類は米、いも、麦、蕎麦、胡麻、栗、黒糖などの様々な原料を単式蒸留機で
蒸留したアルコール度数45度以下のもので、本格焼酎とも呼ばれています。
原料の風味によって個性が大きく異なり、近年では人気も高くなってきています。
今回ベースにした百年の孤独はもちろん乙類焼酎です。
なお、甲類・乙類は分類上の便宜で、両者の品質の優劣には関係ありません。
― 材料 ―
焼酎 | 45ml |
すだち果汁 | 15ml |
すだち | 1/2個 |
― 作り方 ―
1.氷を入れたロックグラスに焼酎を入れます。
2.すだち果汁と1/2にカットしたすだちを入れます。
3.軽くステアして出来上がり。
※ ギムレット(ジンライム)をイメージして、和の素材を使って作りました。
※ すだちの他、かぼすなどの和の柑橘系果汁を使ってもよいと思います。
※ 使用する焼酎は甲類・乙類とも大体使えると思いますが、黒糖焼酎など、
原材料の持ち味を生かした味の濃い焼酎では合いませんのでご注意下さい。
― 材料 ―
焼酎(乙類) | 50ml |
ダークラム | 10ml |
― 作り方 ―
1.氷を入れたグラスに焼酎(乙類)を入れます。
2.ダークラムを入れ、軽くステアします。
3.出来あがり。
※ 小にゃんさんの黒糖焼酎の情報をヒントにして作ってみました。
※ 2種類の蒸留酒の味が重なりあい、まろやかな飲み口になります。
※ このカクテルにおいて使用する焼酎は味のある麦焼酎がおすすめです。
― 材料 ―
焼酎 | 45ml |
グレープフルーツジュース | 適量 |
塩 | 適量 |
― 作り方 ―
1.氷を入れたロックグラスに、焼酎を入れます。
2.グレープフルーツジュースを入れ、軽くステアします。
3.小盛りにした塩を添えて、出来上がり。
※ ソルティドッグをイメージして作ったオリジナルカクテルです。使用する焼酎を
甲類にするとオリジナル(ウォッカベース)のソルティドッグに近くなり、乙類に
するとその原料によって味わいが微妙に異なってきます。
※ 焼酎とグレープフルーツが互いを引き立て合う穏やかな優しい味になっています。
※ ソルティドッグでは塩をグラスの縁につけてスノースタイルにしますが、
ここでは日本酒のあてをイメージした形で、塩は別盛りにしました。
― 材料 ―
焼酎 | 40ml |
フレッシュメロンジュース | 30ml |
― 作り方 ―
1.メロンは皮と種を除き、実の部分をミキサーにかけます。
2.ミキサーにかけたメロンジュースをキッチンペーパーなどでこします。
3.氷を入れた大きめのグラスに焼酎を入れます。
4.裏ごししたフレッシュメロンジュースを入れます。
5.軽くステアして、出来あがり。
※ 焼酎を飲む時にきゅうりのスライスを入れ、「メロン風味」にして楽しむ飲み方
がありますが、ここでは本物のフレッシュメロンジュースを使用してみました。
※ メロンジュースは、必ずフレッシュを使用し、茶漉しやキッチンペーパー
などでこしたものをご使用ください。
カクテルは一般的には洋酒がベースとなっていますが、
たまにはこういった和風カクテルを和風のおつまみ「其之壱」、「其之弐」
と一緒に試されてみてはいかがでしょうか?