こだわりの本格焼酎 百年の孤独

 

 

今回は、宮崎県の黒木本店の名品であり、皇太子様のお気に入りという

ことでも良く知られているこだわりの本格焼酎、百年の孤独

取り上げたいと思います。

 

 

百年の孤独は、厳選された大麦と手造りの麹を原料とする、

本格派の麦焼酎です。名前の由来はコロンビア出身の

ノーベル賞作家、ガルシア=マルケスの小説からとられました。

その製法は、明治18年の創業以来受け継がれてきた

伝統の技術により、ポットスチルによる単式蒸留方式で蒸留され、

その後、ウイスキーのように樫の木の樽で3年から5年熟成されます。

熟成の終わった焼酎は色素や風味を損なわないように

最小限のろ過をほどこされ、瓶詰されます。

 

 

 

こうして瓶詰めされた百年の孤独のボトルのラベルの片隅に

以下のような言葉が記されています。

 

When you hear music , after it's over , it's gonein the air.

You can never capture it again.

『あなたが今、耳にした音楽は空中に消えて、再びそれを聞くことはできない。』

 

これは、ジャズ・ミュージシャンのエリック・ドルフィーの有名な言葉で、

彼の遺作であるライブ盤「ラストデイト」の中で聴くことが出来ます。

 

           エリック・ドルフィー・・・

           ロサンゼルス出身のジャズのサックス奏者で、60年代ジャズの最高峰の一人。

           実質デビューから4年あまりの1964年、36歳で病死。

           ニュー・ポート・ジャズ・フェスティバルの模様を収めた映画「真夏の夜のジャズ」

           でその存在を知られるようになりました。

 

百年の孤独とジャズのつながりですが、ジャズコンサートを主催するブレインとして、

「黒木本店」の社長さんが参加されているそうです。

丹精こめて作られた、この焼酎の中に、JAZZと同じ命を

見出されたのでしょうか?

 

ライトなウイスキーのような芳香と、熟成されたラムのような、

ほのかに蜂蜜の甘みを感じる、この焼酎には

BGMには確かに、JAZZが合うかもしれませんね。

洋酒をメインとしている Restaurant Bar STOLAS ですが、

たまにはこういった本格焼酎のロックと和風のつまみ(其之壱)・(其之弐)なんていう

組み合わせもよろしいのではないかと思います。

また、この「黒木本店」の他の代表銘柄として、米焼酎「野うさぎの走り」

があります。長期熟成させた米焼酎の古酒と、東南アジア・タイに伝わるもち米で

仕込んだ蒸留酒をブレンドして作った贅沢で風味豊かな焼酎です。

かめ仕込みによる木桶蒸留と独自のピュアウォーターシステムによる

水を使用している点が特徴のこの逸品は、香り・味ともに日本酒を昇華させた

ような上品な味わいです。百年の孤独が重厚な味とすれば、こちらは

スムーズな味わいといえるでしょう。百年の孤独と同じく、

おすすめしたい焼酎です。

 

どちらも、味のある焼酎ですので、原則的にはストレート、ロック、

濃い目の水割りがおすすめです。

ですが、焼酎ベースの美味しいカクテルもございますので、

別ページにてご紹介させて頂いております。

 

 

この百年の孤独の定価は2,571円なのですが、人気商品のため

酒屋さんなどで残念ながらプレミア価格で売られることが少なくないようです。

店によっては7,000円程度の値がついているようですが、それ以下で

売られているようでしたら、一度お試しになる価値はあると思います。

 

 

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