桜の木の下で・・・
忙しくて春が来た事に気がついていないなんていう方はいらっしゃいませんか?
かくいう私共も色々バタバタしておりまして約1ヶ月ぶりの更新となってしまいました(^^ゞ
申し訳ございませんm(__)m(←高嶋弟の真似をする関根勤さん風に読んでください?!)
まぁ大人は色々大変ですけれど・・・
2000年の桜の木の下、ほんの一時日常を忘れてみませんか。
材料
ドライ・ヴェルモット(おすすめはノイリー・プラット)、バルサミコ
硬めに炊いたご飯、お刺身(旬の鯛や貝など)、筍
木の芽、美味しいお醤油、
作り方
下ごしらえした筍は小さめのサイコロにカットしEXV.オリーブオイルで
さっとソテーして仕上げに醤油とバルサミコをたらし、からめておく。
(しっかりめに味を付けたほうが美味しいです。)
硬めに炊いたご飯にしっとりするくらいヴェルモットをふりかけさっくり混ぜる。
刻んだ木の芽、ソテーした筍を加えて再度軽く混ぜる。
お刺身は、ヴェルモットをたらしたお醤油に1分ほどさっと漬ける。
ご飯を形よく盛り、その上にお刺身をトッピングして出来上がり♪
これは獅子文六氏の「食味歳時記」で紹介されている鹿児島の郷土料理・酒鮨を
ヒントに作ったレシピです。昭和40年代前半に書かれた本で、すでに当時この酒鮨が
地元でも作られなくなってしまったとあり非常に残念に思いながら読みました。
「食べてみると、木の芽と地酒の香りで、噎(む)せそうになり、(中略)
まるで、陽春そのものを、口の中へ入れた感じだった。」
本来は地酒で作るそうですが、その地酒がヴェルモットに似ていると文六先生が書いて
くださったおかげで思いつくことが出来ました。フランス通でいらっしゃる先生に感謝m(__)m
筍は丸ごとを買ってきて、ぬかと鷹の爪を入れて茹でて
皮をむくのが一番ですが・・・水煮してあるものでももちろんOKです。
その場合は、さっと熱湯にくぐらせてからお使いください。
材料
アスパラ、ふき、牛舌スモーク(又はハムetc)、板ゼラチン
添え物用プティトマト、EXV.バルサミコ、塩、胡椒、コンソメスープ
作り方
アスパラは硬い所を切り落とし、真ん中より下だけ薄く皮をむき塩茹でします。
ふきは葉を落とし、お鍋に入る長さに切り、塩を多めにふってまな板の上で
ごろごろしてから熱湯に入れて茹で、冷水に取ります。(最近は下ごしらえ済み
のものも市販されておりますので、そちらでももちろんOKです。)
ふやかしておいた板ゼラチンをやや濃い目に味を整えたコンソメスープで
溶かします。(缶詰のものでも市販の顆粒などを溶かしたものでもOKですが
一度キッチンペーパーなどで漉してから温めゼラチンを溶かしてください。)
プティトマトは皮を湯剥きして、EXV.オリーブオイル、バルサミコ、をふっておきます。
型に薄くEXV.オリーブオイルを塗り、まずは少量のジェリー液を入れ
TOPにあたる部分に薄く膜を貼るような感じにして、冷蔵庫で固めます。
固まりましたら、アスパラ、ふき、牛舌をバランスよく入れ
上からジェリー液を流し込み冷蔵庫で固めます。
ジェリーをお皿に盛って、プティトマトを飾れば出来上がり♪
コンソメスープとゼラチンの分量は
購入されたゼラチンに明記されている分量を参照ください。
(写真ではスープの隠し味に、ドライ・シェリーをたらしてみました。)
私は板ゼラチンが好きですが、粉でももちろんOKです。
「あっキッチンペーパーがない!」という時にはスープを漉すのを省略しても仕方が
ありませんが、これをしていただいたほうがジェリーが固まった時に油分が
舌に当たらずまた見た目も美味しいと思います。
材料
菜の花、お刺身用「生」ほたるいか、桜の花の塩漬け
レモン、薄力粉、水、EXV.オリーブオイル
作り方
菜の花はさっと洗って適当な大きさに切り水気をとります。ほたるいかは
目とくちばしをとっておきます。桜の花の塩漬けは水にさらして塩を抜き
キッチンペーパーなどで水気を押さえておきます。それぞれに、
同量の薄力粉と水を混ぜた衣を付けてEXV.オリーブオイルでからりと揚げます。
揚げたて熱々にレモンと塩をふってどうぞ♪
揚げるものはお好みでどうぞ。アスパラ、天豆、最近手に入りやすくなった
エリンギなんていかがでしょうか?
写真では素材が見えるように衣を全体に付けませんでしたが、
お試しいただきます時には、全体にまんべんなくつけて(素材の水分が出ないように)
からりと揚げていただきたいと思います。
ほたるいかの目とくちばしは優しくそっと取り外してください。
力を入れすぎてわたがやぶれると、油はねの原因になり危険です。
しっかり衣を付けて頂ければ、まずは防げるかと思いますが(^^ゞ
どうぞ油にはご注意くださいませ。
(更にEXV.オリーブオイルを普通の天麩羅などよりも少なめの量にして
揚げても、やや油はねが減るような気がいたします。)
「 あしひきの山桜花、日並べて、かく咲きたらばいと恋ひめやも 」
なんてすてきな歌は読めませんが・・・
ひんやり冷えた白ワイン(桜には断然白ワインだぁっ!・・・と私は!思います。)
に桜の花びらでも浮かべて桜に酔ってしまいませんか?