フローズンカクテル(1)
【収録カクテル】 フローズン・ダイキリ フローズン・ブルー・マルガリータ テキーラ・サンセット
今回は予告していましたフローズンカクテルの第1回目をご紹介させていただきます。
1回目ということで、フローズンカクテルの基本ともいうべき3種類です。
こちらでフローズンカクテルをマスターしていただけると、次回以降の
応用編もスムーズに作れると思います(^o^)
なお、フローズンカクテルを作る際に準備するものにつきましては、
こちらを参照してください。
※文中にある「キューブアイス」は冷蔵庫の一般的な製氷器の氷の事です
また、tspはティースプーンのことです
【 フローズンカクテルを作る際のコツについて 】
フローズンカクテルを作る時に最も重要なポイントになるのが氷です。一般にBarでフローズンカクテルを作る
場合には氷を細かく砕いたクラッシュド・アイスと呼ばれる氷を使います。このクラッシュド・アイス、
アイス・クラッシャーという機械を使うか、アイスピックの柄などを使って作るのですが、
一般家庭で大量に作るには少々手間がかかってしまいます。
そこで、ご家庭でも簡単に作れるように、ここでは一般的な製氷器で作ったキューブアイスを
使ったレシピでご紹介したいと思います。ただし、キューブアイスで作る場合ですと、
入れすぎると氷の塊が砕けきらずに残ってしまう場合がありますので、ご注意下さい。
また、一度作ってみたもののちょっとゆるすぎる。。。という場合にはクラッシュド・アイス
(製氷皿に残った氷のかけらでOK)を少量ずつ加えながらミキサーをまわしていきますと、好みの固さに
調整できると思います。(一度ミキサーをまわした後にキューブアイスを入れましても
うまく氷が砕けない場合が多いのでこの場合には、細かい氷を加えるのがポイントになります。)
いずれにしましても、使用するミキサーによって氷の適量が変わってきますので、それを見極める事が重要に
なってくると思います。とりあえずは、こちらのレシピ通りにお作りいただければ、
写真に近いフローズン・カクテルが出来あがるはずです。その出来具合をみて、
2回目から氷を少し調節し、ご自分のお好みの固さを見つけてください。
― 材料 ―
ホワイト・ラム | 45ml |
ライムジュース | 15ml |
マラスキーノ | 1tsp |
シュガーシロップ | 1tsp |
キューブアイス | 10〜12個 (120〜150g) |
・ ライムジュースはフレッシュ、ない場合はSAKOライムジュースを使用します。
― 作り方 ―
1.ミキサーにホワイト・ラムとライムジュースを入れます。
2.シュガーシロップとマラスキーノ(無ければ省略可です)を入れます。
3.キューブアイスを入れ、ミキサーのスイッチを入れます。
4.氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
5.大型のグラスに注ぎ、ストロー2本を添えて出来あがり。
※ かの文豪ヘミングウェイがキューバの首都ハバナのバー「フロリディータ」で
好んで飲んでいたことでも知られる、フローズンカクテルとしてはおそらく最も
有名なカクテルです。このカクテルにまつわる逸話も数多く残されています。
※ このカクテルのレシピに各種のフルーツリキュールやフレッシュフルーツを
を加えたバリエーション(例えば、フローズンバナナダイキリ等)も有名で、
人気を集めています。
※ マラスキーノはさくらんぼのリキュールです。ない場合は省略してもかまいません。
これを入れすぎますと必要以上に甘くなってしまいますので、隠し味程度に
入れるとよいかと思います。
※ ヘミングウェイの好んだフローズンダイキリはラムの量をダブルにし、砂糖を
抜いたもので、それをフローズンではなくクラッシュド・アイスで楽しんでいた
という説もあります。俗に「ダイキリ・ア・ラ・パパ」や「パパ・ドヴレ」などとも
呼ばれるこのカクテルを一度に1ダースも飲んでいたということです。
― 材料 ―
テキーラ | 30ml |
ブルーキュラソー | 15ml |
ライムジュース | 15ml |
シュガーシロップ | 1tsp |
キューブアイス | 10〜12個 (120〜150g) |
・ ライムジュースはフレッシュ、ない場合はSAKOライムジュースを使用します。
― 作り方 ―
1.大型のグラスを用意し、スノースタイルを施しておきます。
2.ミキサーにテキーラとブルーキュラソーを入れます。
3.ライムジュースとシュガーシロップを入れます。
4.キューブアイスを入れ、ミキサーのスイッチを入れます。
5.氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
6.グラスに注ぎ、ストロー2本を添えて出来あがり。
※ こちらもフローズンカクテルとして非常に有名なテキーラベースのカクテルです。
グラスに施すスノースタイルの作り方についてはソルティドッグの所で詳しくご紹介
しておりますので、そちらをご参照下さい。
※ ここではブルーキュラソーを使用し、ブルーに仕上げていますが、本来はコアントロー
を使用します(カクテル名はフローズン・マルガリータになります)。
※ このカクテルの基本レシピのキュラソー(コアントロー)を各種のフルーツリキュールに
代え、果実を加えたバリエーション(例えば、フローズンストロベリーマルガリータ等)
も有名で、人気を集めています。
※ フローズンカクテルの氷の固さの加減はお好みで良いのですが、フローズンマルガリータ
に関してはグラスの縁の塩とあわせて飲めるよう、ゆるめに作ってストローは添えず
に直接飲むという楽しみ方もあります。
― 材料 ―
テキーラ | 30ml |
レモンジュース | 30ml |
グレナデンシロップ | 1tsp |
キューブアイス | 10〜12個 (120〜150g) |
・ レモンジュースはフレッシュ、ない場合はSAKOレモンジュースを使用します。
― 作り方 ―
1.ミキサーにテキーラとレモンジュースを入れます。
2.グレナデンシロップとキューブアイスを入れます。
3.ミキサーのスイッチを入れます。
4.氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
5.大型のグラスに注ぎ、ストロー2本とレモンスライスを添えて出来あがり。
※ テキーラサンライズが朝焼けのイメージなら、こちらは夕焼けをイメージして
作られたカクテルです。
※ テキーラサンライズのレシピと比べてもおわかりになるように、レモンジュースが
使われていますので、ほのかに酸味のある甘さ控えめな大人の味になります。
いかがでしたでしょうか?Barなどで注文するとかなり値のはる
フローズンカクテルですが、家庭でも氷の扱いにさえ馴れていただければ、
簡単に作る事ができますので、暑い夏には本当にオススメです。
今回は有名かつ多くの材料を必要としないスタンダードのレシピを
ご紹介しましたが、次回は各種のフルーツを使った
フローズンカクテルを取り上げてみたいと思います。