世界のイスラーム建築(神谷武夫): 現代世界の一つの焦点として、イスラーム圏が政治や経済で重要な位置を占めています。イスラーム文化を 視覚的に代表するのは 建築なので、このサイトではイスラーム世界各地の建築を探求し、紹介していきます。下の目次の 右側の小写真をクリックすると そのページにとび、それぞれのページの "HOME" という字をクリックすると、この目次に戻ります。 |
現在、21世紀の世界の動向を決定する上で 最重要な要素の一つとなっているのが「イスラーム」であるということは、誰もが認めるところでしょう。ところが日本では、そのイスラームが 政治や経済やテロの側面からばかり捉えられていて、文化への理解 が おろそかになっているのは、日本人にとってもイスラーム諸国にとっても、大きな不幸です。世界の平和をつくるのは、政治や経済面からの敵対意識ではなく、文化を通じての相互理解や共感からであるはずです。そして、偶像崇拝を否定するために 絵画や彫刻や舞台芸術を十分に発達させてこなかったイスラームの文化を代表するのは、建築と庭園 にほかなりません。
こうした闇(やみ)の構図が何十年も続いているのに、学者も 評論家も 出版人も ジャーナリストも、マフィアを恐れて それに目をつむっているこの国では、「建築家のプロフェッションの確立」など できるわけもありません。建築家(アーキテクト)を志している若い学生諸君は、こうした日本の腐った 建築界の現実 を認識して、できれば 外国へ出て行ったほうが良いでしょう。私の若い頃に比べれば、それはまったく自由で容易になりましたから。 ( 2012 /01/ 02 )
● こうした状況について 詳しくお知りになりたい方、何とかしたい と思っている方、また 建築家のプロフェッションの確立について考えている方、どうぞ 私の事務所をお訪ねください。じっくりと お話をしましょう。ジャーナリストの方は 特に歓迎ですが、学生さんでも 遠慮なく どうぞ。 Tel:03- 3949- 9409 Email:kamiya@t.email.ne.jp |
● 2006年に執筆し、2007年の1月に出るはずだった『イスラーム建築 その魅力と特質』は、彰国社を始め どこの出版社も 足並み揃えて出版拒否をして この世から抹殺しようとし、「幻の書」となってしまったので、たった1部だけ残ったゲラ刷りをスキャンして、その本来の全容を「古書の愉しみ」のページで公開しました。 詳しくは、こちら をご覧ください。 ( 2014 /02/ 01 )
● 2014年の8月に その ゲラ刷りを 両面コピー印刷して 布製本し、 私家版『イスラーム建築』を 100部 つくりました。 保存用として6冊だけ残した 94冊を、御希望の方に 実費(1万円)で お頒けしました。 詳しい内容と経過は、こちら をご覧ください。 ( 2019 /05/ 01 )
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