左上葉っぱ メニューページへ

IVYカルチャー 開催報告

『道中膝栗毛』 と 江戸の旅

5期 武藤元昭 青山学院大学名誉教授
 
2017年7月15日(土) 14:00〜15:45
高等部 大会議室
参加 85名


猛暑の中、2期から32期の同窓生と大学日本文学科同窓会からの85名の参加者で高等部大会議室は満席となりました。

皆、先生の軽妙なお話に魅了されました。
  

                   

  弥次さん喜多さんは、男色の関係だった!   報告 21期 河崎早春

まあ、開口一番から知らなかったことがテンコ盛りの、「道中膝栗毛」の楽しい講義でした。
お馴染み弥次喜多道中のお話ですが…

喜多八が奉公先の女中を身篭らせ、その後始末を弥次郎兵衛に押し付けたところ、女房は去ってしまい、件の女中は死ぬ…いやいや、発端からすごい話です。このお二人、とにかく旅の間中、いい女はいないか、ばかり考えている。開けっぴろげな下品さ。(とても子供には読ませられない内容)これが、庶民に大いに受けたのです。

当時の旅ブームも後押しし、地元が紹介されるのが嬉しくて、地方でも人気の火がついたとか。とは言っても、江戸時代の庶民の知性と性の大らかさに支えられてのベストセラーですね。


 
     

               
武藤元昭先生には、高等部でも、大学に行ってから日文の授業でも教えていただきました。日文でも、先生の授業は大人気。武藤先生ならではの、ユーモアいっぱいで、笑いに包まれた名講義で、時間いっぱい会場からの質問も止まりませんでした。 


   
     

  余談 
  当時の貨幣のお話で、
武藤先生、一両を取り出し 
「これ、骨董屋から18万出して買ったんですよ。
授業で皆んなに見せてあげようとおもってね。いやあ、先生の鏡ですねぇ。」
 


                          
  懐かしい先生方もご参加くださいました。
 
     


メニュー同窓会プロフィール事務局からのお知らせ住所変更
同期会・クラス会覚えていますか?礼拝堂お楽しみリンク集