第四章・・・男の心理の変遷(函館編)

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さて、三年の会社勤めを辞めて、函館に帰って来たんだけど
それから、しばらくのブランクをおいての出会いがありました。

アッシー期、、、(なんか“ジュラ紀”みたいなネーム。)
その子との出会いは、昔から行きつけにしてた喫茶店でした。
以前は女性従業員しか使っていなかったマスターが、始めて使った
大学生の友人の女の子で、その頃ブティックの店員をしてましたね。
彼女も郊外に住んでて、たまたま帰る方向が一緒だった物だから
良く送って行ったのがそもそもの縁だったんだけど、
彼女に関しては、一方的な片思いと言う色合いが強かったねえ。
女性としての魅力と言う意味では、かなり美形の方になる女性だけど
一言で言うと
典型的猫型でしたねえ。
♀_(`O’) きまぐ〜れだけれど、そっけ〜無いけれど〜♪
まさにその通り。で、今から思えば“馬鹿馬鹿しい”と思うのが
途中からは、彼女の“思考パターン”って見抜けてるんですよ。
でも、その時は「俺がいないと、、、」って感情が
湧いて来てしまうんだよねえ。
恋愛と言うよりは“母(父?)性本能”に近い物なんだろうなあ。
(・・ん?未だに“騙されてる”んだろうか??
ちなみに、彼女には告白して見事に振られ、その後の彼女の恋の
変遷の一部にも付き合った事はあり、結婚した今でも
妙な付き合い方をしてますねえ。
今になって彼女いわく「あんたがあの時、もっと強引に口説いて
くれてたら、私の人生、変わってたかもねえ。」だって。
笑って答えてはいるけど、、、以外と的を突いてるのかもね。

ヤバい約束、、、(意味深だ〜〜〜!)
良く気の合う男女の友達同士でしてしまう約束、、
もし、お互い30過ぎて恋人もいなかったら、結婚しようね
これって、一見失礼な話だけど、割と簡単に出て来る話なんだよね。
お互い、相手の良い部分は認めてる。でも、いざその人と
異性の関係になるには、どこかで自分に諦めなきゃあならない部分が
あるって状態の中で、交わされる会話じゃあないかと思うんだけど
これって、実はとっても
ヤバい約束なんですよ。
って言うのは、おいらが特定の人のいない時期に、二人程
こんな話をしてた女友達がいたんだけど、その二人とも

(俺も含めて3人共)30の時点で特定の人いませんでした

全く、笑っちゃうよね。
誕生日の時点で、顔見合わせて「あの約束、延ばそうね」って
お互いに言ったんだけど、まさか本当にそうなるなんて思わないし。
どっちか言うと、その女の子達の方がもててたし、
途切れなく相手がいたのになあ。
やっぱり、変なジンクスって有るのかも知れないよ。(^▽^ハハハ!

酒場の恋の物語り!(バイト時代)
前出の喫茶店のマスターが、一時期“メンズ・バー”を
開く事に凝っちゃって、その店を任せようと
“白刃の矢”が立ったのがおいらでした。
そんな意味もあって、あるメンズバーで修行してたのがこの頃。
さすがに女性の集まる飲み屋って事もあって、なかなかに
面白い話がいっぱいあるんだけど、まあ今回は、おいらがはまった
女の子の話をするって事なんで、、、
その子はたま〜にだけ飲みにくる“中井美穂”似の女の子で
“土建関係”の会社にいるだけあって、男と話す事に物おじしない
さっぱりした性格の、女の子でした。
彼女とは知り合ってから一年程で、ちゃんとした交際が始まり、
あらゆる面でスタンスの合う女の子だったんだけど、
唯一、どうしても受け入れられなかった部分。
それは彼女の話す会社の愚痴なんですよ。
と言うのも、彼女の会社は女性社員の年令幅が広くて
お局さんの愚痴から、新入社員の態度の話ときて、
終いに、自分がやった“新人虐め”の自慢話。
まあ、おいらは普通の会社勤めって縁のない奴だから、
最初の内は聞き役に廻ってあいづち打ってたんだけど、それが
週3〜4回、会う度に毎回ともなると、さすがに辟易してきて
返事をするのも辛くなって来ちゃった。
しかも、あまり否定的な事を言わないおいらが、そう言う事に
肯定的だと思われたのか、彼女の虐め話はエスカレートして行く。
まあ、その新人もかなり“会社向き”では無いタイプ
だった
(らしい)けど、それにしても、自分の恋人の口から
そんな話はあまり聞きたい物では無いよね。
彼女の中での大きな勘違いは、飲み屋の店員も“その手の話”は
聞きたくて聞いてる訳では無いって事、なんだよね。

出来る事なら、やり直したい!
喫茶店のマスターが“メンズ・バー”計画を断念。
おいらも、東京での仕事との掛け持ちで忙しくなって
夜の仕事を辞めて、しばらく経ったある日。
喫茶店の臨時のウェイターとして、手伝いを頼まれた時に
お客として来た彼女と、始めて出逢いました。
おいらは、喫茶店でも“飲み屋乗り”でなるべく気を効かせたり
笑いを取る様に(必要なのか?)心掛けてるんだけど
その子も乗りの良いだけのお客さんだったのね。
ところが、マスターが知り合いらしくて、冗談で「あいつと
付き合ってやってくれよ」なんて話から始まって、
あっという間に、彼女はおいらの家にまで
遊びに来る様になりましたねえ。
今にして思うと、それが彼女の“恋愛のパターン”なんだろうね。
その直後に、おいらの仕事で一番忙しい時期が来てしまって
日のある時間帯に、ちゃんとデートした事などほとんど
無かったんじゃあ無いかと思う。それが今にして思うと、
最大の心残りなんだよね。
その年に限って、忙しい時期が終るとすぐに東京からの
仕事のオファーが来て、ゆっくりする間もなく上京。
彼女とはいきなり“遠恋”状態、、、。
そもそも、電話嫌いの彼女と、好きな仕事になると熱中して
深夜まで平気でやってしまうおいらの事、
週2度はしていた電話が、週一になり、二週間に一度になり、、
3ヶ月後に帰って来た時には、彼女の様子が今までと違う事が
手に取る様に解りました。
彼女いわく「一人でいる事になれてしまった。」とは言う物の
きっと、おいらが“放っておき過ぎた事”が
彼女の気持ちが離れた原因なんだよね。
言い訳が、出来る物ならしたい。
やり直せる可能性があるなら、取り戻したい物は色々ある。
市内に遊びに出た帰り道、彼女の家の前に
彼女の車は、今夜もありません。

と言う所で、今回はここまで。
本当はもう少し小さい恋も色々有ったけど、
あえて割愛させていただきました。

さて、次回はここまでの事を踏まえて、
男の心理の成長とでも言うか、心の動きを統計立てて
考えてみたいと思いま〜〜す!