第三章・・・男の心理の変遷(社会人編)

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さあ、いよいよ社会人編なんだけど、北海道を離れて、最初の
二年間は“新聞奨学生”と言う制度を利用して、専門学校に
行ってたのね。だから、正確には学生なんだけど
恋愛に関しては、余りにも多感な時期(爆)だったので、
あえて、こう言う分類にしてみました。

田舎者の勘違い・期・・(専門学校)
泣く泣く彼女を振り切って、横浜の学校に進学した物の、
やっぱり、おいらの遠距離恋愛は、程なく終わりを告げました。
その子からの最後の手紙には“あなたが遠く感じてしまうの”とね。
その通り、その頃のおいらは勉強もさる事ながら、
変な事を知ってしまった猿”状態!!
もう、毎週末は“ディスコ”でナンパ!その内、何と無しに
“イケテル時の感”なんて物も冴えて来てしまって、、
「言うだけタダ!」とばかりに好きな事しまくってました。
その時に考えてたのは「馬鹿な事が、面白くて仕方が無い!」
と言う事ばかりでしたねえ。
例え、それがダメな日ならダメな日で、面白いんですよ。
ある日などは、新聞屋の同期の連中と行った“堀之内”で、
客引きにだまされて、とんでもないおばちゃんの相手を
する様な羽目になっても、友達と一緒なら面白かった!!
(厳に、帰り道は大笑いしながら帰ったもんな、、、)
こう言う時期の男の子って、正直、何を言ってもダメですね。
おいらもたまにする人生相談に、若い子でこう言う話が出るけど
とにかく、十中八九は、待つしか無いです。
その時期においらが、忘れなかったのは“映像への情熱”
だけなんじゃ無いかなあ。
(新聞配達は不真面目だったし、、、)

おいらが溺れた女性・・(専門学校)
そんなこんなで、女性って物をなめ切ってた時期、、
とある女性と知り合いました。
彼女は、駅前の商店街の裏にチョボットだけたまってるスナック
に勤めていたホステスさんで、おいらの3つ上でした。
その時も「しめしめ!!」位の感覚しか無かったんだけど
彼女の場合、新聞屋のおいらの部屋にまで来て、
ほとんど同棲状態でしたねえ。
で、その女性と一緒にいる時間が多くなって、次第に夜遊びが
減って行きまして、さらに“一緒に過ごす時間の心地よさ”
みたいな物を感じられる様になって来ました。
そんな頃、彼女もお店を変わる、と言う事で最初の内は送り迎え
とかする様になったんだけど、その内、どうも部屋に
寄り付かなくなって来ました。
彼女の自宅も近所だと言う事だけは知ってたんだけど、それ以上は
“大人の恋”とばかりに、あまり詳しくは聞いて無かったんです。
いざ会えないとなると寂しい物で、つい店にTELしてしまう様に
なり、やがて店を辞めたと聞かされました、
w(☆o◎)wガーン、なんと〜〜!
どうも、後で考えてみると、おいらは良いお客さんにされたみたい。
確かに、来年の卒業時にと貯めてた部屋の資金は、彼女の店の
飲み代として、綺麗さっぱり無くなってました。
(→o←)ゞあちゃー、都会のとんだ落とし穴、、、、
とは思った物の、その後、たまたま駅の近所の商店街で
自転車の後ろに、子供を乗せて走る彼女を見かけた時には
怒るとかそんな気持ちは、すっかり消えていました。
たかだかそんなちっぽけな金額の為に、おいらなんかに
投げ出した彼女の細い身体には、この子の事があったんだなあ。
そんな事で“女性の弱さの一面”を思い知らされた出来事でした。

好きの意味を考える・・(社会人!)
その後、卒業制作と部屋を借りる為のバイトに、明け暮れた冬を過ぎ
一見ヤッチャンにしか見えない社長の面接も無事通過。
同期の中では、一番早く就職を決めた(要は我がまま言えなかっただけ)
おいらは、就職後一週間目で早くも心ときめく
出会いに遭遇してしまうのです。(単なる女好き!)
彼女は、おいらの“師匠”に当たる人と交際のあった
劇団に所属するダンサーでした。
ボーイッシュな見た目も、芝居に対するプロフェッショナルな姿勢も
新入りのおいらにさえ“さん付け”で話してくれる謙虚さも
何もかも“好きなタイプ”なんて生易しい物じゃ無い!!
と言う程、おいらにとって理想の女性でしたねえ。
それから、新入りのおいらは超多忙で貧乏な生活の中でも、彼女の
いる所(練習場所とか)になら、師匠と連れ立って必ず行ってました。
横浜での学生時代との、この変わり様、、、、
彼女がこの世界のキャリアでは上って事もあるし、師匠の仲立ち無しには
勝手に誘ったりするのも、失礼に当たるって事も考えたりして
なかなかに遅々として、進展のない恋心ではありましたねえ。、
今、こう思い直してみると、横浜の彼女と、劇団の彼女とで
おいらの中で、それぞれに何が違ったんだろうと思うよね。
まあ、それは後述するとして、彼女との仲は彼女が劇団を辞める時に
おいらに次の劇団での公演の連絡をくれた事で、途切れる事無く
続いていました。、、、と言っても、その頃になるとおいらの会社でも
二人いた先輩が“フリーのスタッフ”となって会社から離れ、
事実上、一番“忙しい立場”になってしまった為、せいぜい月一回
(時には、それさえもお互いの予定が合わずに、潰れてたけど)
観劇と夕食を一緒に取る程度のデートをする付き合い方、、、
何ともまあ、プラトニックな事で、、、とは言うもののその頃は
会える日ともなると、朝からめちゃ一生懸命、仕事してたなあ。、
女性への思いは“男を動かす”と本当に実感出来たよ。
ちなみに、仕事上“綺麗なモデルさん達”を見慣れたおいらにとって
彼女のルックスは“十人並み”でした。
女性の皆さん!!女性の魅力は“ルックス”じゃあ無いよ。

と言う所で、今回はここまで。
次回は、Part.3(再び函館編)です。
出来れば次回は、これまでの心理を色々と検証指定来たいと思ってます。