地震の次は、台風。小学校5年のときでした。大型の台風が上陸して、家が吹っ飛びそうになったことがあります。玄関の引き戸とその反対側の部屋の窓も飛んでしまい、このまま家の中を台風の風が吹き抜けると危ないというので、となりの日曜大工の上手なおじさんに、部屋のドアが開かないように、板を打ち付けてもらいました。「ぼく、しっかり押さえてろよ!」と言われ、向こうから見えない力に押されて開こうとする、そのドアを必死になって押さえました。怖くて、膝ががくがく震えていたのを覚えています。自然の怖さを思い知った夏の思い出です。
(写真は、家内とイタメシ屋に行ったとき撮ったものです。中庭に面した窓に、テーブルクロスが映っています)
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