International
Solidarity
Movement
(ISM=国際連帯運動)
とは?


パレスティナ現地における運動、「人間の楯」として広く知られることになったInternational Solidarity Movement(ISM=国際連帯運動)。「黒」刊行同人(中島雅一・水田ふう・向井 孝)は、ISMの行動を積極的に支持します。

以下、ISMの短い自己紹介文「Who we areの抄訳です。2002年3月のキャンペーンを経て、さらにその行動は継続するとのこと。詳細については、彼らのウェブサイトへ直接アクセスしてください。(2002-05-30)


International Solidarity Movement(ISM=国際連帯運動)は、パレスティナの解放とイスラエルの占領終結を求める、パレスティナ人と国境を越えた活動家たちによる現在進展中の運動です。私たちは、不法なイスラエル軍と警察に対し、非暴力、直接行動という抵抗手段をもって、立ち向かい、それに挑んでいます。

イスラエルの暴力と占領に対し、パレスティナの人たちには武装して抵抗する権利があるでしょう。それでも、私たちはこう思うのです――非暴力は、抑圧と闘う強力な武器となり得る、と。私たちは、非暴力抵抗の原則において結束しています。

私たちは――

  • 占領に抵抗するパレスティナの人びとの権利を支援します。
  • 即時の占領終結と要求の承諾、そしてパレスティナ難者とパレスティナの首都をエルサレムに帰還させるという内容を含む国連決議の実行を求めます。
  • パレスティナの人びとを危険から守り、イスラエルの国際法承諾を確実なものとする即時の国際的な仲介を求めます。

イスラエル政府とその軍事力によって、パレスティナ人の権利と生命の尊厳がないがしろにされないようにするためには、世界中から、パレスティナの非暴力抵抗を支援する必要があります。パレスティナ人活動家たちは、イスラエルの重刑に直面しながら、単独で苦心し、あるいは抗議行動を決行しているのです。重刑とは、鞭うち、長期投獄、重傷を負わされること、そして時には死さえ含みます。

占領下にあるパレスティナで現在も進行中の行動に加えて、私たちは、世界各地から集まった人びとによる非暴力直接行動の2週間キャンペーンを、2度実施しています。1回目は、2001年8月でした。2001年8月8〜19日、私たちの行動要請にこたえて、主としてイギリスとアメリカからやって来た50人は、パレスティナで起きている出来事の直接の目撃者となり、占領の野蛮さとパレスティナの人びとになされている不正に対する抗議に参加した。

そして、彼・彼女らは、自分たちの暮すところへ戻っていった――その話を、さらに広めていくために。

第2のキャンペーンは、2001年12月16〜31日だった。今度は、70人以上が「占領に反対するキャンペーン」に加わることになりました。このキャンペーンは、非暴力抵抗が活発な主要都市と村々に焦点をあてたもので、イスラエル軍によってその間すさまじい攻撃を受けた地域への連帯としての訪問数回を含むものでした。

私たちのキャンペーンの最初の数日は、オリエンテーションと非暴力トレーニングのにあてられます。参加者は、実践的で、兵站学的な知恵と法律知識を身に付けます。行動の立案、親和グループの形成、そしてそれぞれに責任が割り当てられ、戦略と戦術が議論されるのです。パレスティナの占領地域は、大変過敏で不安定なものです。すでに見通しをたてた目標をより効果的に獲得するため、そして非暴力の方法と戦術を通してイスラエルによる占領に終止符をもたらすというその総合的な任務を扶けるため、活動家には知識と精神的な準備が不可欠です。

さらに知りたいことがあれば、あるいは私たちの将来のキャンペーンに参加するために、連絡を!


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清末愛砂さんインタヴューISMに参加した日比野真さん