秋の偵察・荷揚げ山行
雲に隠された白馬山頂方面、間もなく雨が降りだした。 岩小屋の中で焚き火をしながら雨宿り


冬 山
12/31

前進キャンプ予定地、小日向のコルに向かう。
キャンプ設営適地を選び、担ぎ上げた荷物を
目印の岳樺の根元にデポする。
帰りは空身で猿倉山荘まで45分で駆け降りた。








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猿倉山荘から今朝歩いたらしい新しいトレイルを辿る。
30分程でそのトレイルが消えて真っ白な雪面に変わる。それからは腰までのラッセルが続く。傾斜が強まるとそれが胸までとなり、更に顔の前に雪の壁が立ちはだかってきた。(上左)
トップは荷物を放り出し、目の前の雪を足元に掻き落としわかんを履いた足で踏み固めて一歩前進する。(上中)
10分ももがくと汗が滴り息が切れてくる。セカンドが荷物を投げ出し、ラッセルを交替する。トップは戻って荷物を背負いラストに付く。たちまち汗がひえて寒さが襲ってくる。足踏みしながら我慢する。(上右)

休憩も昼食も交替で(左)、トップはひたすら目の前の雪の壁と格闘を続ける。やがて追いついてきた他所のパーティー3人も加わって、文字通り一歩ずつの前進を続け夕闇が漂い始めた頃、ようやくデポ地にたどり着いた。
この1日でラッセル技術はずいぶん上達したようだ。