BCとのトランシーバー交信。吹雪いていると
 電波の状態が悪く、途切れ途切れとなる。



  1/2
雪も小降りだったので、トレイルを辿って双子尾根を登っていくと、一面真っ白な雪面に大きな岳樺が一本たっている樺平に到着。その雪面から赤い塊が出てきたと思ったら人間で、それが数人になり、そして、天幕が掘り出された。(上)
樺平からしばらく深雪をラッセルして進んだが(下左)、降雪が激しくなり、BCから登ってきた3名と合流して引き返した(下右)。
2日午後から4日昼過ぎまで、降雪が激しく停滞を余儀なくされた(左写真)。
しんしんと冷え込む寒さに耐えかね、ラジウス(ガソリンコンロ)で暖を取る。その中息苦しくなり、頭痛もしてくる。急いで空気を入れ替え、完全に埋没しているテントの雪を取り除く。寒さと酸欠のバランスを考えながら時々ラジウスを焚き、雪かきをし、食い物の話をしながら過ごした。
雪が小降りになった4日、前進キャンプを撤収してBCに下ることとした。テントの周りの雪の壁は頭上はるか。井戸の底にテントを張ったような状態だった。(下右)