中国黒竜江省酪農乳業発展計画
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1.チーズの試作

プロセスチーズの第1号試作品製造に成功(2001.11)

デンマークより入手の既存高速回転融化機を整備し、外国産ナチュラルチーズ(ゴー ダ及びチェダー)を購入してプロセスチーズを10kg規模で試作した。

最初の試作であったが満足にいく試作品ができた。

ゴーダチーズとチェダーチーズの第一号試作品製造に成功(2003.11)

デンマークより入手の既存半円形チーズバットを用い、中国産牛乳100kg規模で 試作した。ほぼ満足のいく試作品ができた。

2.市場調査

当該プロジェクトのチーズ製造分野の技術移転においては、活動の指標として、ナチュラルチーズ3品目及びプロセスチーズ5品目の商品化候補を選定し、その製造技術の移転が重要である。

従って、中国国内でのチーズの売れ筋や扱い製品の把握が必要であるため、市場調査を行った。

その結果は……→中国におけるチーズ市場状況



3.雑誌に投稿

雪印乳業滑ヨ西チーズ工場で研修してきた成果と、長期専門からこれまでに受けた技術移転の成果を2003年9月に専門雑誌の“中国乳品工业”再制干干酪的研究に投稿した(2003年第31巻第5期)。

タイトルは「プロセスチーズの製造」とした。その内容(項目)は以下の通りである。

  1. 原料チーズの影響
  2. 添加水分の影響
  3. 溶融塩の種類と添加量の影響
  4. 融化条件の影響
  5. pH条件の影響
  6. 冷却条件の影響

これによる成果は、

ブロック上プロセスの製造工程及び各工程の要点と加工条件を設定した。
試作品は目的の指標を満足し、良い風味と組織を有していた。
今後の大量生産に向けての基礎造りができた。


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