注. |
この「モニタリング・評価計画書」は、2002年4月の運営指導調査の時点に作成されたものであり、モニタリング・評価スケジュールの細部についてはその後に部分的な変更(開催時期の変更等)があることに留意されたい。
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附表W モニタリング・評価計画書
1. モニタリング及び評価活動
- (1)専門家及びカウンターパートによるモニタリング手法
活動の進捗状況をモニタリングするため、モニタリング・評価スケジュールに基づき、6か月ごとに実施責任者を委員長とするモニタリング委員会を開催する。
モニタリングはプロジェクトデザインマトリクス(PDM)及び活動計画(PO)に基づき実施し、各活動分野の担当者はモニタリングに必要なデータや情報を提供する。モニタリング結果は、附表Xに示すモニタリング報告書にしたがって取りまとめ、黒竜江省科学技術庁及びJICA中国事務所に提出する。
- (2)中間評価及び終了時評価における評価手法
モニタリング・評価スケジュールに基づき、JICAから派遣される評価調査団と中国側のプロジェクト関係者以外が合同評価委員会を結成し、「評価5項目による分析」に定められている項目にしたがって当該計画の評価を実施する。評価の際には、合同評価委員会は評価報告書を作成し、双方の関係者がこれに署名する。
2. モニタリング・評価スケジュール
時期 | 項目 | 実施者 | 備考 |
2001年7月 | 当該計画開始 | | |
2002年4月 | モニタリング・評価計画書作成 | 運営指導調査団 | 覚書 |
第1回合同調整委員会 | 討議議事録による関係者 | 覚書 |
2002年6月 | 第1回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
2002年12月 | 第2回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
第2回合同調整委員会 | 討議議事録による関係者 | 覚書 |
2003年6月 | 第3回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
2004年1月 | 中間評価 | 合同評価委員会 | 合同評価報告書 |
第3回合同調整委員会 | 討議議事録による関係者 | 覚書 |
2004年6月 | 第4回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
2004年12月 | 第5回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
第4回合同調整委員会 | 討議議事録による関係者 | 覚書 |
2005年6月 | 第6回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
2006年1月 | 終了時評価 | 合同評価委員会 | 合同評価報告書 |
第5回合同調整委員会 | 討議議事録による関係者 | 覚書 |
2006年6月 | 第7回モニタリング委員会 | 専門家、カウンターパート | モニタリング報告書 |
当該計画終了 | | |
3. 評価5項目による分析
評価時において、以下の5項目の観点から評価を行う。
- (1)妥当性(relevance)
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1) | 設定された目標(成果、プロジェクト目標、上位目標)は評価時点でも被援助国の開発政策に合致しているか。 |
2) | 上位目標、プロジェクト目標は評価時において受益者(ターゲットグループ)のニーズに合致しているか。 |
3) | プロジェクトそのものの組み立ては適切であるか。 |
- (2)有効性(effectiveness)
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1) | プロジェクト目標はどの程度達成されたか。 |
2) | 成果の達成がプロジェクト目標の達成につながっているか。 |
3) | プロジェクト目標が達成されていないとすれば、いつ頃達成される見込みであるか。 |
- (3)効率性(efficiency)
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1) | 成果はどの程度達成されているか。 |
2) | 達成された成果は、投入の規模を正当化するに足りるものであるか。 |
3) | 投入の時期、質、量は計画どおりであったか。 |
4) | 他のよりよい手段でより効率的に達成できないか。 |
- (4)インパクト(impact)
- プロジェクトが実施されたことにより生じた、評価時における直接・間接的な正・負の影響(計画当初、予想されていなかった効果も含む)について、経済・財政面、組織・行政面、社会・文化面等の観点から評価する。
- (5)自立発展性(sustainability)
- プロジェクトにより開始された活動は、協力終了後も継続して実施される見込みであるか、投入された施設、機材、技術移転を受けた人材等は有効に活用されているのかについて、組織的、財政的、技術的側面からそれぞれ評価する。