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コラム
No.008 別れを告げに
2006年の春、自分が気に入って已まないいろいろなものが消えてゆく。それらのいくつかに別れを告げに東京に行ってきた。
交通博物館
今年5月で閉館する交通博物館、小さい時は「東京で一番好きな場所」とまで言い切ってきた場所がなくなってしまう。そこで、上京するのを機会にいとまごいを告げに行ってきました。
東京に電車で行く時は、酒を呑んでいくのが一つの愉しみ。
今年5月に閉館する交通博物館の本体。
閉館が近いのか、入場者もいつもに比べて多く、列をなして待っている。
で、館内に入る。見たことのある懐かしいものがたくさん。
模型鉄道パノラマ。小学生の時にはこれに釘付けだった。
模型鉄道の運転台。小学生時代、ここに立つのが夢だった。
今は亡きメグロのオートバイ。交通博物館には鉄道だけでは無く、交通の様々なものに関する展示がなされていた。
103系電車
午前中一杯交通博物館を堪能して、午後に向かったのは北千住駅。永らく東京圏の通勤輸送を支えてきた103系電車がこの3月に引退し、今日団体貸切列車で記念運転を行うのである。
団体列車の集合時間前に1枚パシリ。
北千住駅13時過ぎ、団体列車の待ち客が列をなして待っている。自分も待ち合わせていた人と一緒に列に並んだ。そして団体の列は、103系電車の待つホームに向かってゆく。
団体列車の発車表示
団体列車出発。電車自体はついこの間まで通勤輸送で使用していた車両そのものであったが、最近新造された車両とは微妙なところで乗り心地と言うべきかノリ味が異なっており、漫然と乗っていては分からない、その「違い」を楽しんだ。
車内では、常磐線で永らく運行された103系電車の写真も展示されていた。
今回のさよなら列車に関連して、記念駅弁も販売された。購入された方の御好意に甘んじて1枚写真を撮った。
約2時間のファントリップは終わった。東京圏で永年親しんだ「乗り味」とももうお別れである。団体列車ホーム到着後は、最後この姿を写真に納めようとするひとでごったがえしていた。
「さよなら103系」と、その最後の勇姿を写真に納めようとする人々。
ちょっと引いたところで撮った「さよなら103系」。




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更新日 2006.4.8
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