翌日の朝はホテルの朝食。
外から観光で利用する客が多いホテルですが、朝食の時間はまだホテル宿泊の人たちだけです。
ジュースは?卵は?ベーコン?ソーセージ?コーヒーetc 優雅に注文をとって、立ち去り、組み合わせを間違えることなく持ってきてくれます。
部屋から新聞を持ってくるとよかったね。と夫。
おいしい香港2006/11 その2
[日中のビクトリアピークへ]
部屋は本館の5階。窓から正面玄関が見下ろせる場所です。部屋には居室の他に「玄関」があって、横のクローゼットの中に新聞兼靴磨きボックスがあります。その中に靴を入れて、スイッチを押しておくと靴磨きをして戻され、新聞もドアの下からではなく、そのボックスに「配達」されます。深夜に押した靴磨きスイッチですが、朝には、新聞とともに靴も磨かれて戻されていました。
外を見るとビクトリアピークが見えたので、今日はそちらに出かけてみることにしました。夫は昼間のビクトリアピークは初めてで、私も自力で行ったことはなかったのです。
スターフェリーで香港島側に向かいます。香港島側の埠頭は1週間ほど前に移動したばかりです。以前よりずっと前方に伸びていました。
新しいフェリー乗り場の前にはバスターミナル。観光客風の人が多く待っているのがピークトラム駅に向かうバスなのでしょう。他のバスがどんどん来るのですが、ここへはなかなか来ません。だんだん人も多くなったので、しびれを切らして、隣のバス停から直接山頂に向かうバスに乗ってしまいました。こちらはガラガラだったので2階の一番前という席に座ることができました。
バスは街中を通り、途中から山に向かっての道を進みます。道幅は狭く道路の両側から木の枝がせり出しています。 2階建ての大きなバスですから、はっきりいって何度も枝の端にぶつかっていました。よくみると葉っぱの端がちぎれています。そんな状態でも枝払いはしないのですね。
時折、バスは山の斜面に立っている高層マンション前のバス停で止まります。とても高級そうなマンションなのですが、日本人からみると斜面ギリギリで、半分せり出しているような場所に建っている、どうも恐ろしい立地条件です。
山頂に到着して展望台に向かいます。景色は思ったよりかすんでいます。やはり夜景のほうが断然きれい!
展望台などをしばらく散策していたのですが、そろそろお昼の時間。ピークタワー内の中国料理店にいってみました。ピークタワーは印象が違っていると思ったら、しばらく休業して改装していたようで、この秋にオープンしたようです。レストランも増えていましたが、ババ・ガンプまでできていたのにはびっくりしました。
ランチに入った天一酒家はとてもモダンなつくりの高級レストランです。といってもお昼は飲茶中心。お値段は、場所柄観光客相手で少々高めではありますが、味は水準。サービスはよかったです。眺めがいいレストランなのですが、窓から少し遠かったのが残念です。
帰りはピークトラムで。
ものすごい傾斜のあるところを引っ張ってあげている列車です。座席は下りのときにも上を向いたままです。動き出すと列車の窓枠と外のビルの角度が明らかに違い、背中に重力がかかっています。もし下を向いて座っていたらそのまま前に投げ出されることでしょう。
ほどなく下のターミナルに到着。バスを待ってみようとしたのですが、帰りも来る気配がないのでセントラルまで歩くことにしました。実際歩いても中環までは10分ほどです。

▲上:九龍と香港島を結ぶスターフェリー
▼下:優雅なペニンシュラホテルの正面玄関
▲上:観光客で賑わうビクトリアピーク
▼下:お昼は山頂の天一酒家(Tien Yi)で飲茶
皮が香ばしい豚肉と蝦入りの米のクレープそして、皮なしシューマイ
▼下:山頂とふもとを結ぶピークトラムです。
ものすごい角度で上下します。