今日は「ついたち」。
1カ月の始まりの日。
それなのに――
こんなにも悲しい――
サヨナラ、をしなくちゃ
いけないなんて――
いきなり緊迫感のある話題――しかしながら、書き手が麗という時点で、どういうジャンルの話なのかが即座に連想でき、そういう意味ではちょっと安心したり……するのは麗に対して気配りが足りませんね。反省。
とはいえ、麗のこの日記の話題が鉄道関係であることは、3〜4行目まで読んだ時点でおおむね察せられるわけで。これはまあ、もう慣れた雰囲気ですらあるのですが、今回は一体何に対してサヨナラを……?
私は、もともとそんなに執着が
ある方じゃないんだし。
だいたいこれで
私が失くす物なんて
ほんの少しなんだもの。
泣いてる場合じゃないんだわ!
……っていうか、麗自身に関わることみたいじゃないですか。さすがにどういう状況なのか、ちょっと分かりにくくなりましたが、真相はというと――
サヨナラ――
もう二度と会えないけど、
元気でがんばってね。
応援してるわ、
私の大切な――
おこづかい――
……あれ? おこづかい……?
震災関係で募金するのだろうか――とはすぐに分かったんですけれど、一体なぜこのタイミングで……という疑問は、
先週、石勝線の事故であの悲しい
スーパーおおぞらの姿を見て――
いたたまれなくなって。
なるほど理解。いや、道民であるリアル俺にとってはそれなり以上にインパクトのある事件でしたが、それが麗の鉄道への愛情を刺激することになったというわけで。
もちろん、募金先は北海道ではなく、被災地である三陸鉄道に対してなのですが、麗の心境としては、そっちはもちろん、スーパーおおぞらの方にも何かしてあげたくて仕方が無いのでしょうね。
それにしたって、小学生である麗にとって、お小遣いは少額であり、非常に貴重。まして麗には、鉄道という、明確な使い道があるわけですからして。
私のおこづかいは
月1000円。
ほんの少しだけど、でも
やっぱり私には大事なお金。
でも、今月は、そんな風に
自分でズルズル使ってしまう前に――
えいって。
全部――
募金することに決めたの。
この、条の強さと激しさ――麗って子は本当、激情という表現が似つかわしいぐらい、情が深い子で――
なんというか、大人の立場であるリアル俺たちだって、色々募金したりはしていますけれど。この麗が投じたお小遣い全額の重さ、そこにどれだけの思いが込められているか――この子のことをこの数年間ずっと見てきた身としては、痛いほどに伝わります。
考えた――今の私にできること。
ああ、早く大人になって――
もっともっと力になれたらいいのに。
……多分、姉妹の中で、一番大人になりたいって思いが強いのが、麗なんでしょう。この無力さに震える肩が、いとおしくてたまりませんが、まだまだ子供のままでいて欲しいという思いも。エゴではありますけれど。
明日は学校で――
生活科見学があります。
去年は動物園に行って
しまうまの絵を描き、
ひどい目にあいましたが――
今年は――
どこにいくのかというと、
図書館です。
なんと――
図書館♥
吹雪がいきなりハートマークを用いるほどにハイテンション! その嬉しさを引き出している単語が「図書館」という一文字であることには大いに納得。そりゃあもう、本があって静かで涼しくて。吹雪にとってはどんなアトラクション施設よりも魅力的な空間ですよね。
個人的には、吹雪が動物園でしまうまの絵を描いてる姿というのも大変素晴らしいような気がするわけですが、まあ炎天下とかだと吹雪には過酷ですものね。
日頃から学校行事には
あまり期待することは
ないのですが――
これは――
嬉しいことです♪
おかげで、こんな発言が飛び出してきてしまっていたりもしますが、まあともあれ、吹雪が喜んでくれていることが何よりです。
意外なことに、吹雪が大きな中央図書館に行くのはこれが初めてとのこと。普段の印象からだと意外ですが、考えてみればまだ小学二年生ですものね。一人でそういうところに行くのは難しい――というか、行かせないでしょう。他の子みたいに、つれてって欲しいと積極的におねだりするような子でもないわけで――ああ、これはちょっと盲点だった。麗を鉄道乗りに連れて行くみたいに、吹雪のこともこうやって中央図書館に誘ってあげるというタスクをトゥルー生活の中に組み込まねば。
まあ今は、学校行事で赴くわけで、それに思いを馳せている吹雪があまりにも幸せそうなのを注視し、こちらも幸福度を高める作業に従事することにいたしましょう。
考えるとあまりに楽しみで――
ワクワクして――
少し興奮してきました♥
小学生の子にとってはごく当たり前な感情――しかしながら、吹雪にとっては、本当に珍しいレベルのものでしょうね。ああ、こんなにも興奮してくれるのなら、本当にしばしば連れていってあげなければ。
さて、そんな中央図書館の様子は、先輩でもある夕凪さんが詳しく教えてくれたようですが――
夕凪姉によると、本の中から
怪獣が飛び出してきたり、
マホウの秘密が書かれた本や、
それから――
眠りの妖精が住みついてる本も
あるそうです。
なんでも、その本を開くと
眠りの妖精の力で誰でも
すぐに眠ってしまうとか――
フフフ。
やはり、どうも大変素晴らしい
ところのようですね――
図書館は。
嗚呼、もうなんか、楽しみすぎて夕凪さんのマホウワールドすら受容しておられる。いや、正確には、楽しみすぎて華麗に受け止められているといったところなのでしょうけれど。
もし、私が図書館から
帰ってこなくても――
きっと夕凪姉のように
眠りの妖精につかまったと思って
心配しないで下さい。
私はその夢の中で――大急ぎで
全ての本を読んでしまいましょう。
フフフ――♥
……なんというか、この分だと、本当に吹雪が図書館から帰ってこない状況すらありえてしまいそうですどうしましょう。吹雪の好奇心がイコール図書館の妖精の魔力といった感じで。
ちゅう♥
ちゅうちゅうちゅう♪
えへへへ――
ちゅうちゅう、
ねじゅみさんだよ!
これまたのっけからトゥルー俺を萌死させてくれる青空の可愛らしさ。「ねじゅみさんだよ」とか言われた日にはその場で鼻血吹き出しつつ喜びまくれる自信ありまくりですが――青空の場合、ねずみのまねを始めたということは、家や庭で、リアルねずみを捕獲したとかそういう事態もありえそうなので、手放しに萌え萌えしているわけにはいきません。トゥルー俺、保護者モードを常に忘れず。
とはいえ、今回はどうやらそういう状況ではなく、単にねずみになりきっているだけのようで――
ねじゅみのだいすき、
ちーず!
ちゅうちゅう♥
かじっちゃう♪
そらのだいすき、
ちょこ!
ちゅうちゅう♥
かじっちゃう♪
……なんかこれは、もしかすると、みんなのおやつをつまみ食いしまくっているという状況だったりするのでしょうか。だとしたら、まさにねずみさんそのものの驚異(不衛生とかではないけど)が今まさに発生しているのと同意であり、ここは至急やめさせねばと――
ちゅうちゅう――
とまらな〜いい!
えへへ――♥
ねじゅみさん、
たーのしいね〜?
おにいちゃんも
ねじゅみさん、なる?
でっかでっかねじゅみ。
可愛すぎて、止められませんどうしましょう。
みんなのたからもの――
かじっちゃう!
みんなみんなおおこまり――
おもしろいねぇ?
くしゅくしゅくしゅくしゅ――♥
……いや、さすがにこれはちょっとまずいようにも思えるのですが……ああもう、そんな、立夏の買いたてのブラとかそんなのかじっちゃ!!!(←願望が思わずこぼれました)
今日、6月6日は――
ロールケーキの日、
らしい。
おやつネタと来れば霙姉さん! ……と断定してしまうにはやや早い、という気もいたしますが、あくまでこうやって冷静に語り出したのでればまず100%確定といってもよさそうな気さえしますね。ハイテンションだと立夏か夕凪さんでしょうけれど。
立夏が――
「だから今日のおやつは
絶対ゼッタイ、
春風お姉ちゃんの作る
スーパーゴージャス
パイナップル・ロールケーキ〜ッ!!」
と叫びながら
帰ってきたので――
初めてそのことを知った。
とまあ、ちょうどこのような感じで。春風さんお手製のロールケーキ……ケーキについては買うことも多いのでしょうけれど、自作することもやはり頻繁なわけで。立夏のこのテンションからしてきっと味も外のものと同等かそれ以上が保障されているのでしょうね。改めてすごいなあ、と思いつつ――なにやらこのこじつけに関して興味を抱かれた霙姉さん。単に6の形が、という部分についてはお気に召さなかったようですが――
やはり加えて吹雪が言った。
「ちなみに9月9日は
秋のロールケーキの日だそうです。
理由はやはり――」
……
そういうのって――
アリなのか?
でも、まあ――
いいか。
改めて抱いた疑問に対しても、さすがは吹雪、即座に解答を。こじつけもここまでくるとちょっと感心してしまうな――とリアル俺も思ってしまったのですが、霙姉さんもなんかそんな感じのようで。
まあ、どうあれ美味しいおやつが食べられればそれでいいというシンプルかつ宇宙の真理っぽい結論に達した霙姉さん、春風さんお手製のロールケーキの魅力について、実に雄弁に語り始めました。……餡子が入っていないというのに、この多弁かつ的確な表現っぷり。さすがおやつといえば霙姉さんのイメージがついてしまってきたのも伊達ではありませんね。
……そんなトゥルー俺の尊敬(?)のまなざしに気付いたのか、それとも自分で思うところがあったのか、
――う。
だめだ、こんなこと言っていては
ママからグルメリポーターに
スカウトされてしまう――
早く残りを食べ尽くして――
とっとと逃げよう。
人生、何事も逃げるが勝ちだぞ?
フフ。
霙姉さん、ママンの勧誘を恐れるの図。……うーむ、やはりここんちのママは、ことあるごとに娘達を自分の事務所のおかかえタレントとして起用したがっているんでしょうね。海晴姉さんみたいな昔からの夢だったり、立夏みたいに単純にそういうのが好きそうな子なら歓迎なのでしょうけれど、霙姉さんにとってはやはり厭わしいことのようで。
個人的には、なにやら高校卒業後の霙姉さんに、天職ができるということなので、むしろ積極的に勧めたいところなのですが――いやほら、学校とか勉強とか、なんというか霙姉さん大丈夫なんですか的な。逃げるとむしろ負け、みたいな。
マリーはお城がお好き♥
おっきなおっきな
ゴージャスなお城♥♥
そりゃあマリーですもの、お城はある意味設定レベルで好んでいるだろうと直感できますが、そういうのを抜きにしても、この年頃の子がお城とか好まないわけがありませんよね。
しかしそこはマリー、そのお城の具体的な様子の想像っぷりが、さすがに本格的で胴に入っております。
――うふっ♥
マリーはそんな中で
両手を腰に当てて
立っているのが
1番似合う女なの♪
想像するとあまりにも可愛すぎて、マリーとは別の意味で喜び悶えそうなわけですが――そんなマリーが、なにやら自らお城を建設中とな?
……
けっこう難しいのね、
レゴって。
LEGO! おもちゃと見せかけた汎用ミニチュア建築素材! ええ、ネットで見た数々の作品を思い出すだけでも、マリーが思い描くようなゴージャスなお城を作るのにも十分なポテンシャルを秘めておられるわけですが――それはやはり職人芸のレベルであり。さすがのマリーも匙投げ雰囲気。
そうだ!
こうなったら
フェルゼンを――
建設大臣に任命するわ♪
女王マリーのためにブロックで
すてきなお城を建てること!
これが今日のあなたの任務よ♥
そんなわけで、トゥルー俺にその役割が回ってまいりました。従属遺伝子をほどよく刺激させられるような形で。なんというご褒美と内心で喜びつつも、マリーが満足できるクオリティに達せられるかはさすがに難しいところであり。まあ、その是非はさておき――
マリーのために働けるなんて
本当に幸せ者ね、
フェルゼンったら――☆
本当に、なんという幸福……ってか、こんなセリフをナチュラルに放てて、しかも生意気にすら思えないというあたり、マリーの器を改めて確認。そりゃあお城が似合うわけですよ。
あ♥
いた!
オニーチャンッ♪
ね、ねねねねね♥
おネガイ!
立夏にオニーチャンの
写真を1枚チョーオ、ダイッ♥
チャーオ、じゃなくってチョーオ、ダイッ! ……いや、そういや最近チャオとかあんまり聞いてないなとふと思いつつ、いきなりの立夏テンションでやかましげに頼まれたのは……トゥルー俺の写真、とな。
あれだけあちこちに旅行に行ってるトゥルー家ですから、写真もその分たっぷりとあると思うのですが、基本的に家族写真ということで、誰か個人の写真っていう感じのものはなかなかないのかも知れませんね。ましてトゥルー俺の写真など、必ず誰かがそばにいるような環境であり、かなりのレアモノなのかも。
そんなわけで、それこそ立夏の言う様にそれで儲けたりできるんじゃ……とふと思ったりしつつ、立夏がなぜ写真が必要なのかを聞いていたり。パスケースに好きな人の写真っていうのは、それだけでときめき度最高レベルのシチュではありますが……
真っ先にオニーチャンの
シャシンを入れなくちゃ
って――そう思っテ♥
……あうう。今更ながらに、面映いというか、身悶えするというか。これで立夏は姉妹でも恋する乙女度がガチレベルで高いほうなわけですし、これであと数年成長したら、トゥルー俺などあっさり陥落してしまいそうです。肉体的に貞操を保てたとしても、精神的な面で。
などと思っていたら――
あれ?
あれれれレ?
立夏が目をつけておいた
1番カッコイイ、
オニーチャンのアップの
シャシンがなぁ〜いっ!!
なんと、お目当てだった写真が喪失していたり。こんなところでも「カッコイイ」と言われてトゥルー俺視点ではちょっと幸せ感に満ち満ちているわけですが、ともあれこれは事件発生。
さては、誰かに盗まれタ!?
ウワーン、リカのタカラモノ
盗むなんてゼッタイゼッタイ
許さないヨ〜!!!!
世紀のワルモノ!
ゼッタイ見つけて
リカがコラシメてやるッ☆
というわけで、トゥルー日記はこれより立夏の探偵モードに大突入! ……まあ、冷静に考えれば、アルバムに入っていたのだから、盗まれたってわけではないような気がしたり、もう一枚プリントすればいいとか色々思うこともあるわけですが、このテンションに水を差すほど無粋というわけでもなく。立夏はやる気だ!
……さて、この探偵ごっこのノリを見て、きっと反応しそうだなという顔が一つ二つと思い出されるわけですが……ええ、ホームズごっこ大好きなあの子とか。あともちろん夕凪さんも。
じゃない、
じゃない!
夕凪じゃ――
ないよぅ!!
お兄ちゃんのお写真を
盗ったのはぁ〜!
とりたてて理由も無く真っ先に疑われる夕凪さんクオリティ!
……いやまあ、今までの出来事を思い返すと、確かに色々と前科もあるわけで、仕方ないといえば仕方ないのですが……さすがにこの反応を見ると、ちょっとかわいそうかなという気も。
ただし、それとは別に、この必死で否定する夕凪さんの姿があまりにも可愛すぎるので、もう少し疑いをかけてその可愛さを堪能したい……という悪魔的欲求も抱いてしまうわけですが、兄失格なので鉄の意志で抑えます。
まあ、さすがに「うわあ〜〜ん!!! ひどいよぅ!!」とまで泣かれては、これ以上疑うわけにもいきませんが――
いくら夕凪がすごい力の
マホウツカイだからって
そんなこというなんて――
ヒドイよぅ!
さては、夕凪のマホウの力が
うらやましいんだっ!
……うん。まあ、その。マホウ使いはいつの世も迫害されるってことで。
ともあれ、とりあえず少し落ち着いて、必死に弁明し始める夕凪さん。確かに本人自身が言う様に、悪い子じゃないってことだけは全力で誓える事実ではありますが――ええ、その、前科が。
本人も自覚しているのか、さっそく例の制服無断借り出しの件については言及してますが――
でも、あれは借りただけだもん!
あとでちゃあんと返したし――
氷柱お姉ちゃんにバレちゃったから、
結局はちゃあんと言ったことになるし、
おまけにあとで最後に――
ゲンコツでごっちんされたし。
……
だから夕凪は十分、
ツミはツグナッタんだよ。
だからもう――
こっそりとかは絶対しない――んだもん☆
……まあ、理屈はさておき、服の借り貸しとかは、姉妹の間ではよくあることですしね。最後の「絶対」がどれだけ信頼できるかは……まあ、そこはそれ、信頼しますとも。トゥルー俺は夕凪さんの兄ですからして。
さて、そうなってくると、この状況下で夕凪さんが取る行動といえば――
よぅし、こうなったら夕凪も
立夏お姉ちゃんにキョウリョクして
写真の行方をさがすよ!
名付けて――RYマホウ探偵団☆
うひゃー、カッコイイ♪♥☆
お兄ちゃん、安心して!
こうして夕凪が参加したからには――
マホウのパワーですぐにお写真
見つかっちゃうからね――♥♥
うん、やはりこのノリに。Rikka&Yunaでコンビ探偵……うん、まさにゴールデンコンビ。「探偵」ってことであれば、どこぞのホームズさんも加えてあげたいところですが、マホウが付いてる事から拒否するであろうと予想されるので無理には勧めず。
とりあえず安心できるかは置いといて――ええ、真犯人というか、写真を持ち出しちゃった子が、えらい恐縮しちゃいそうな事態になることは確信できたり。
は?
なに?
いったいなんなのよ!?
言いたいことがあるなら――
言えば?
……え、えええええええええいや何も!
なんというか……何も言い出さないうちからここまでの反応を示されてしまうと、さすがにこちらとしても対応が難しいわけですが……ともあれこの写真泥棒疑惑が飛び交うトゥルー家の中、氷柱のこの反応はいかにもアレで、なんというかその。
……
ふん。
何も言えないのね!
この――
意気地無し。
あーあ、相変わらず
冴えない顔!
雨で気圧が下がって、
顔がむくんでるんじゃないの?
とまあ、氷柱のこのノリものっけからフルスロットルでありますよ。氷柱がいきなりここまでの裏返しな態度を取りまくるって状態は、動揺しているっていうのはもちろんアリなんですが、場合によっては嬉しがっていたりするときでもこんな感じになるので、これだけを見ていきなり「氷柱さんモロ真犯人……」とあたりをつけてしまうのは性急かなと。
きっと気持ちいいんだろうな、
こう、グイッとやってみたら――
あら♥
痛かった?
大丈夫よ、それくらい。
かえって目が覚めて
いいんじゃない?
ついにはご褒美的な暴挙も堪能させてくれた氷柱でありますが……うーむ、この氷柱の態度は、昂ぶっているということは十分分かるんですが、そこから先が微妙に読み難いというか……「あのRY探偵団とかいう――クサレ組織に」なんて暴言が飛び出すあたり、イラついている状態なのは間違いなく、この流れでそれということは……むしろ犯人じゃないけど、犯人として疑われかねないこの状態をいらだっている、みたいな?
などというプロファイリングをしている間にも、氷柱は我らがRY探偵団に加わることを拒絶。……あー、これは以前自分が「ホームズごっこ」とかトゥルー俺の前でやっちゃったことをきっちり覚えてますね。で、そのことを言及しつつ誘ってくるということを想像して、そしてこの反応、と。……なんか、氷柱の精神状態とか想像するのがすごい楽しいです。かわいいんだよなあ本当。
――は?
何言っちゃってるわけ?
私が――
こ、この私が――
あ、あああああなたの写真なんか――
盗るわけナイでしょ!?
そんなもの全く全然一生永遠に――
必要ないんだから!!
論外!!!!!!!
最後に、他の人に聞かれたら、これだけで犯人扱いされかねないほどのコッテコテな反応を見せてくれて、実に大満足な氷柱回でありました。いやあ、実際に犯人であるかどうかはさて置き、こう思われるに違いないって自覚してしまっていることこそが、今日のこの氷柱の発言全般に影響しまくってますよねウヒヒ。
し――
し――
し――
しっ、
しらないよ――
そ、そそそそそんな
写真のことなんか――
のっけから露骨すぎる反応その2が!!
いや、この反応は明らかに先日の氷柱以上に露骨っていうか、あからさまというか、発言主がヒカルでなければむしろワザとって裏読みしてしまえるレベルなんですが……ええ、ヒカルですからね。他ならぬ、誰よりもまっすぐな。
まあそれでも、この今の時点で(たとえ心の中でも)結論づけてしまうのは早計って気がするので控えておきますが――
……
あ――
ごめん。
なんか――
具合悪くなってきた、
今日の日記は――
ちょっとこの辺で――
……
パス。
1――
――させてもらうことにする。
逃げた――――ッ!?
ヒカルはこれで、内面の乙女部分に直結するようなことに関しては、本当にかよわい乙女丸出しな女の子ではあるのですが……ええ、モロですね今回は。こういうときのヒカルを追い込めるようなメンタリティでは、とてもトゥルー俺は務まらないという気もするのですが、今回はちょっと騒動になってしまっているだけに、どう事態を収めるべきかは考えどころ。
あ、べつにそんな
し――
し――しししし、
心配しなくても
いいから!
別に本当は具合が
悪いわけじゃ――
――あ、
うぅん、なんでもない。
さよならっ!
――そこまでダメ押ししてきますかヒカルさん。
まだ何も言ってない! まだ何も言ってないのに!!! どこまで律儀で素直でヘタレで可愛いことを!!!!
にこにこ――
えへへ♥
さくら、いまね、
とーってもいいもの、
つくってるの♪
なんだか最近さくらがにこにこしてくれていることが多くて非常に嬉しい!
いや、なんかここ最近、多くないですか? さくらの日記といえば、たいていどこかで泣き出してしまうパターンが多くて、それが可愛いと思いつつも、どこか気が気ではないという印象もあったのですが、最近はそういうのが少なくなってきているというか、一切屈託なくさくらがひたすら幸せそうにしてくれている日記が多いように思えます。いや、素晴らしい。実に素晴らしい。
それはね――
折り紙でつくる――
しゃしんたて!
くすくすくす――♥♥
ほら、この笑顔! ううむ、さくらのくすくす笑いは、虹子にも負けない魔性を放っているような――などと思ったりもするわけですが、それはなにやら、さくらがお庭で見つけた「宝もの」が影響しているようで。
さくら、チューリップの折り紙、
がんばってしたら――
先生にほめられたの♥
とってもとーっても
うれしかったから、
おうちでも、もう1回
つーくろって思って――
それに加えて、先生にほめられたっていうのも大きいみたいですね。さくらは泣きやすいってだけじゃなく、笑顔になるのもあっという間というか、哀楽の感情が激しい子っていうのがあるんでしょうね。怒だけはあんまり想像できませんが。
さて、それを受けて、庭のチューリップを参考にしようというマメさも、さくらの長所というか、褒めた分だけ伸びる子ってイメージを強くしてくれます。あいにく庭にはもうチューリップがなくて、泣き出しそうになってしまったようなのですが――そこに。
そのとき、おにわの木のかげから――
お兄ちゃんがニコニコって
してるのが見えたの――
えへへ♥
お兄ちゃんのぴかぴかえがおの
おしゃしん、見つけちゃった!
これ、さくらの――ひみつの宝もの♥
って、こう繋がるとは!
ええ、その「宝もの」、恐らくは渦中のトゥルー俺写真だと思われるのですが――これはまた一体どういうわけでこのようなところに。自然に庭に飛んでいくとは思えないので……「誰か」が、証拠隠滅を計ったのでしょうか。
まあ、その真相については、今はあえて考えないでおきましょう。さくらが見つけて宝ものにしちゃいましたからね。立夏が目をつけたとは言え、もとは家族みんなのアルバムに収めていたものですからね。
きっと神さまがくれたの♪
お兄ちゃんも、だれにもいったら、
めーですよ?
えへへへ――♥
……こんなさくらの言葉を聞いちゃったら、たとえ誰であっても奪うことなどできようはずもなく。
まあ――仕方ナイ、
よネ?
相手が――
さくらちゃんじゃあ、
やっぱ――
リカがアキラメるしか
ナイよネ――
うん。
というわけで、立夏もトゥルー俺と同じ結論に至ったのでした。うむ、さすがはトゥルー家のお姉ちゃん。
まあ、あっさり諦めたかというと、「ちぃ――ガッデム!」なんて素敵な反応もしていたりするのですが。立夏さんマジYASEIを通り越してワイルド。
このリッカさまが
デオクレたなんて!
ヤルじゃん、
さくらちゃん――
ザンネンムネン……
ヤバイね、さくらちゃん
ああ見えて大きくなったら
きっとスゴイデキル女になるのカモ☆
リカもこれからますますがんばって
マケナイようにしなくっちゃア――
うむ、単にイイお姉ちゃんというだけでなく、さくらの将来性をもみこし、すでに潜在的なライバルとして意識しているあたりは、YASEIの血というか、それとも「女の子」ならではというか。たぶん両方。
確かにトゥルー家の小さい子組が成長したらどんな風になるかというのは、べびプリにおける永遠のテーマの一つですよね。観月やマリー、虹子あたりは、だいたい今の傾向のまま成長していくって気がしますけど、さくらや青空は、高校生ぐらいになったら超確変が起きそうな気も少々。たとえば、春風さんの小さいころって、今のさくらみたいな泣き虫な子だったという話ですし。あと、海晴姉さんが麗そっくりだったというのも。
個人的には、さくらはきっと高校生ぐらいになったら、母性と色香と幼さを全て高レベルで備えた最強美少女になるように思えますね。そして青空なんかも、アクティブさはそのままに、えらい女子っぽくなっちゃったりするのも大いに。あさひさんに関しては――それこそ、まだまだ想像すらつかなかったり。
などと、小さい子たちの将来を想像すると、それだけでもう一日過ぎてしまいそうなぐらい楽しいわけですが――まあ、とりあえずは今のお話を。
というワケで♥
カワイイちっちゃなイモウトのために、
ちゃあんと潔く写真をアキラメる――
Uの死ぬほどカワイイ
こっちの妹のためにっ♪☆
ひとつ、オニーチャンからも
ビッグなゴホウビをくれたりしないカナ――
なぁんて今リカは思ってるんだケド、
どっかナ?
なんというおねだりモード……! このノリ、この理論、なにやら立夏の本領発揮というか、こやつめハハハ的感情が湧いてきますが、
生写真よりイイものっていったら
やっぱり、チュウ♥?
それとも――
もぉっと、スゴイこと!?
ウシシシシ――♥♪☆
……日を経るごとに、どんどん立夏の発言が過激になってきて、トゥルー俺の理性もピンチが危ない状況が続いております。いやまあ、春風さんのおかげで慣れてるっちゃなれてるんですが、立夏みたいな二次性徴ボーダーを越え立てってぐらいの子にこういうことを言われるっていうのは、なんというか非常に身悶えしたくなっちゃいますよ。それ、ちゃんと意味を理解して言ってるのだろうか、それとも……いや、うわあああああああああああ、的な煩悶が。
それはさておき、その写真に関して気になる情報も。
あ、それにしても――
あの写真が入っていたパスケース、
チョー地味な茶色いメチャ普通のやつだったケド――
ケッキョク誰のだったんだろ?
……ふむ。すでにパスケース入りの状態だったとは。ちょうど立夏が写真を欲しがったのも、パスケースに入れるためでしたが、どうやら同じ目的だったみたいですね。
それにしても、「チョー地味な茶色いメチャ普通のやつ」……あくまで立夏のセンスでの表現とはいえ、この色のチョイスはやはり……
あのジミっぷりは、まさか――霙……
う――
――うぅん、ゼンゼンなんでもナイ!!!!!
気にしないで、オニーチャン――
ちょ、立夏的には、やはり霙姉さんも恐れの対象でありましたか。
まあ、海晴姉さんが恐れられるのとはまたちょっと違うノリも感じますが、たとえばおやつやあんこ関係で根にもたれたら、地味にかなり嫌そうな気もしますよね。他のことにはわりと鷹揚ってイメージもありますが、さすがに「=地味」ってレッテルを貼られたら、さすがに機嫌は損ねるかな?
……ともあれ。立夏の予想が、多分――本当の真相からは違う方向に向かっている感じで、なんとなく安心したというか。ええ、結局写真もさくらの手にわたって、大事になってしまいそうだったこの事件も、一番無難なところに落ち着きそうですからね。これでいいのだ。
――と、いうか。多分デジカメの写真なのだから、もう一枚というか、欲しい子の分だけプリントすればいいのでは――という思いもあるわけですが、そのうち誰か指摘してくれるかもですね。
さっ、ハヤク誰も来ないウチに、
リカにチュウ、プリーズ!
CHUUUUUUU〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥
……などと思ってたら、ものすごい勢いというか過去最多(?)レベルのハート乱舞で立夏さん自重なし! こういうノリだとまだ安心といえば安心なのですが、今の立夏って、何かの表紙で「マジ恋する女子」モードに入りそうで……わくわくもしてしまう自分を否定できない。
にゃーにゃ♥
にゃにゃにゃにゃ〜〜 ♥♥
うんぱっ?
あーばば、うっぱ!
うぶぶぶぶぶ――
ばばるっぷ――ぴか♪
あさひさんが何かを明確に語りかけてきておられる!!! いや、そりゃ今までもよく喋ってはいますしその内容を知って吹いたりもしょっちゅうではあるのですが、なにかこういう明確に情報を伝えようとしているというのは初めてって気がするというかなんというか。
ともあれご機嫌そうなのは間違いないので、安心しつつ翻訳させていただきますと――
おにいちゃん
あさひはひみつをしってるよ〜〜♥
しってた?
あさひはとってもはながきくのだ!
あのちゃいろいしゃしんのいれものの
においをかいでみよう――
わかった、これはしょっぱいにおい――
もちぬしはすっごいあせかきさんだっ♪
超特定されてしまってます! いやまあ、翻訳前の最後のあさひさん生声が「ぴか♪」ってあたりからもなんとなく察せられはしましたが、ともあれ「あせかきさん」……パスケースを使うような年齢の姉妹では、該当者はあまりのも特定できすぎて、どうしたものかと。
そりゃあまあ、あの前日の態度やパスケースの色の時点で、ほぼ特定できるっちゃあできたわけですが……ともあれ、具体的に名前を出す事はさけておきたいなと思う次第です。どうあれ、あれはもうさくらのものってことになっちゃいましたからね。追い込む意味は――いやまあ、トゥルー俺や、その当該者にとっては、いずれ正面から向き合って、乗り越えなくてはいけない事柄ではあるのですが。そのあたりは、小説版の方におまかせするといたしましょう。
今はそれよりも、においに敏感なあさひさんを見習って、そのしょっぱいにおいとやらを全力で堪能したく――味もみてみよう。
今日は金曜日。
今週も――
一週間、
本当におつかれさまでした――
お兄ちゃん♥
先週から騒動続きだったトゥルー家も、ホタの「おつかれさまでした」の一言で、ああ、なんと安息モードへと一気に転じるものか。本当、この子の癒しオーラはとてつもないですよね。
騒動のことのみならず、天候からもこちらの健康状態を案じてくれる、お母さんみたいな子ではあるのですが、こんな母性に満ちた子が、自分の前では、甘えたい妹としての顔も大いに見せてくれるって、改めて考えても究極レベルのロマンですよね。
そんなお姉さんであり妹でもあるホタが、いつも姉妹の騒動に巻き込まれて疲れているのでは、とねぎらってくれる。まさに至高の癒しというやつですよ。
でも――
疲れたときや
調子の悪いときは
どうかどうか――
1番に♥♥♥
蛍に言ってくださいね?
なんて言ったって――
ホタはお兄ちゃんの
お料理番♥なんですから♪
さりげにハートマークの多さが、ダイレクトな愛情の現われとしてもビンビンに伝わってくるわけで、単に世話をしてくれるだけという以上の嬉しさを与えてくれるわけですよ。
そんなわけで、さっそくお料理を色々提案してくれるわけですが――春風さんと違って、「すっぱいもの」とか「元気がでるもの」とか言われても、あらぬ方面の連想をしないですむのがホタの癒し度の一つ……っていうか、春風さんのスパルタンなところですねこれはむしろ。
うふふ――♥
これでRY探偵団のオツカレも
吹っ飛びますね♥
ホタはやっぱり――
いつもお兄ちゃんの
1番おそばに♥
いつも1番にお兄ちゃんの疲れを
癒してあげられる妹でいたいです♥♥♥
ああ、ちゃあんとその設定とかも覚えてくれている。そしてこの控えめなな、それでいてひたむきな宣言。いっしょにいて癒されるという意味では、やっぱりホタがナンバーワンですよね。
ふわぁ〜〜あ♥
あ、あ、あ♥
あ―――
ねむねむ♥
にじこ――
きょうは、
おねむさん♥
眠そうな子供っていうのは、そりゃあ誰でも大変可愛いものだとは思うのですが……なんですかこの地上に降り立った天使のような可愛らしさは。ただ可愛いってだけじゃなくって、愛さずにはいられないって魔力すら込められているかのような、おねむさん虹子の登場です。
ちょうど日記の更新がちょっと遅めだった事から、まさにリアルタイムでの日記という感じではありますが、日記モードではまだお日様も高い様子。
おくちをあけると――
ふわぁ〜〜あああ
あくびさんが
とびでてくるの。
あくびさん、
ふわふわ――
もうきっと、
おへやの中に
たくさんたくさん
あそんでいるの。
――スゥゥゥゥゥゥ!!!(←トゥルー俺が全肺活量をもって深呼吸しました)
それにしてもこの表現がまたメルヘンチックというか、感受性豊かなトゥルー姉妹らしいというか。ともあれ、今日はどういうわけか、ねむねむで仕方ないみたいですね。暑さのせいでしょうか。
おめめ、とろり。
アイスクリームみたいに
とけてきた――
ふわぁ〜〜ああああ♥
……!! 思わずそのままペロペロするという欲求を必死で堪えたトゥルー俺の理性を賞賛すべし! いつものことですが、どうしてこうも虹子の表現はどこか官能的なんでしょう。トゥルー姉妹全員にその傾向はありますが――ましてや眠りかけの女の子って最高のモチーフですから。
にじちゃん、
きっと――
これから――
ねむりひめさま♥
あとで――
おにいちゃん、
にじちゃんねむりひめに
チューしてくれたら――
おっきできるの♥
……はい。いつものように「おっき」とかそういう単語には露骨に反応しましたが……「これからねむりひめさま♥」、ですよ。いかに小さい女の子とはいえ、自分のことをそんな風に言えるっていうのは、日ごろどれだけ同じような愛情溢れた言葉を受け続けているかってことですよね。
もちろん、虹子が特別ひいきされてるなんてことはないわけですが、なんというか、この子には、そういうことを言わせたくなる、言わされてしまう雰囲気があるんですよ間違いなく。言動からして愛され上手っていうか。本当いとおしすぎです。
毎日毎日――
湿っぽい日が
続いています。
雨が降ったり――
やんだり。
雨の日の話題をすると小雨の出番になる法則! ……というほどでもないんですが、なんだかんだで小雨は気にしているためか、雨ふり話題の回が多くなりますよね。
そんな小雨が話すのは、雨の日のみんなについて。まずは同じ小学校組の夕凪さんたちですが……ああ、なんか予想通り、傘が無くて大変なことになるパターンが多そう。
しかし……
でも、まあ――
そんな時の夕凪ちゃんは
ずぶ濡れで帰るのも
なんだか楽しそうで――
後から傘を持ってる
星花ちゃんが必死に
追いかけても――
大きな声で雨の歌を歌いながら
ものすごい新幹線ダッシュで
走っていってしまうんですけど――
足、早くて羨ましいです、
夕凪ちゃん――
……夕凪さん、つおい。
さすが、もうマホウとかそういう次元の話ですらなく、性格レベルで雨なんか逆に楽しんじゃうノリがナチュラルに身についておられる!
そしてそんな夕凪さんのフォローに星花があくせくしているという様子も、実に心からほっこりできる光景ですよね。夕凪さん、ひごろどんだけ星花を振り回してるんだろう……。
さて、「羨ましい」と感じてしまっている小雨ではありますが、そういう思いとは裏腹に、こうして妹たちの様子をしっかりと見てあげているんですよね。小雨は本当、さりげなくお姉さんポイントを押さえてる子なんですよ。姉妹の中でも、総合的なお姉さん力は最高レベルなんじゃないかと思うほどです。
一方、お家の中ではというと、雨降りゆえの家の中でのお遊びに、手芸などがブームとか。
今のブームは手芸♪
ウフフ、小雨、実は――
手芸は結構得意なんですよ♥
……という、実にうれしげな口調から見ても、小雨の得意分野っていうのがよく伝わってきます。まだお料理とかは本格的にやってないみたいですけど、もう手芸とかなら、かなりガチなレベルの技術を身に付けてたりするんじゃないでしょうかこの子。
前から、小雨はあと数年のうちに、ホタ二世みたいな子になるって思ってるんですけれど、そうやって自分の実力がハッキリわかるぐらいになってきたら、小雨ももっと自分に自信がもてるようになって、気持ちのうえでも楽になるんじゃないかって気がします。そう、きっとあともうすぐってぐらい近くの話で。
これなら――
小雨にもできますね、
先生役♥
途中で絡まった毛糸をといてあげたり、
みんなに教えてあげるのは――
ちょっぴり嬉しい小雨です♥
いや、本当に嬉しそうで、充実してるのが伝わりまくりです。小雨がこうやって自分を誇れるようなイベントを、出来る限り増やしてあげたくて仕方ありません。
毛糸がなくなるまで全部編んだら
みんなの分をつなげて、
ロングロングマフラーにして、
お兄ちゃんにプレゼントする予定です♥
ちょっと季節外れだけど――
お兄ちゃん――喜んでくれる――
かな?
えへへへへ――♥
……ここで、「いやさすがにこの暑い時期にマフラーとか」なんて言おうものなら、せっかくの小雨の誇らしい気持ちが台無しになってしまうことぐらいは理解しているトゥルー俺、もちろんそんな無粋はせずに、冷房とかで冷えすぎそうなときのかけものなどに用いらせていただきたく。
今日は夏至らしい。
1年で1番――
昼の長い日。
暑い! そりゃあ夏至だからという勢いでトゥルー含め全国実に暑い日々が続いているわけですが――
そんな――お天気お姉さん的情報には、
私は本来、まったくもって興味はないが――
しかし――
ああ、まったく。
そのせいで――
こんなに暑いのか?
だとしたらなんだか
すこし腹が立つ。
あ……駄目、それ以上いけない。
いやまあ、霙姉さんの性格から言って、海晴姉さんへのあてつけであるようで、実はまったく完全に素で言ってる発言という気が凄くするんですけれど、それはそれでむしろタチが悪いというかまさに霙姉さん!というか。
ともあれ、霙姉さんはその服装のイメージからも暑さとは相性悪そうですよね。実際には単にますます活動する気が失せてしまうからっていう感じなんでしょうけれど。
とはいっても、単にキライなだけで、暑さが苦手って風でもなく、むしろ汗一つかかずに日陰であずきバーなどを貪り食べているというイメージがありますよね。しかしそんな霙姉さんをしてさえ額に汗が。「汗と涙は好きじゃない」とか、なんかカッコよさげなことをさらりと言っているあたりちょっとからかいたくもなりますが、
急激な今日の暑さに――
先刻見たら、吹雪などは
どうも真っ赤な顔を
していたようだ。
きっとアレはまだ――
体温の調節機能がうまく
働いていないのだろう。
これは久しぶりに――
倒れるかもしれないな。
そうです、今は何よりも吹雪のことがなにより心配。霙姉さんもそのあたりを心配して、トゥルー俺に吹雪に触れないように、と釘を刺して――
きっとそんなことをしたら
今ギリギリの臨界点にいる
吹雪の体に最後の負荷がかかって――
おそらく吹雪は瞬時に倒れる。
フフフ♥
試してみたいか?
さぞ試してみたいだろうな――♥
――私もだ♥
――はおらず、むしろ煽っておりました。だ……駄目だこの姉……早くなんとかしないと……と夜神月フェイスを浮かべずにはいられませんが、なんというかその……タチが悪いっちゃ悪いんですけれど、霙姉さんって、吹雪の体について非常に詳しく知っているという感じなんですよね。どこからどこまでが平気で、眩暈で倒れてしまうことも、少し落ち着かせればちゃんと問題なく治る……と知っているがゆえに、こんな発言を放っているんじゃないか、という気もするんですよね。まあ、だからといって、タチの悪さは変わりませんが。ほんとにこの人はもう。
まあさすがに、それは冗談と本人自身も認めつつ――
しかし、まあ、
そんなことを
大事な妹の体で試すわけにも
いかないからな。
今日は触る相手は――
まあ私で我慢しておけ。
どこでもいいぞ?
私は冷え性だから――
意外とどこも冷たいんだ♥
フフフ――
別ベクトルで困っちゃうようなことを言い出しましたよ。……この、霙姉さんの誘惑めいた発言って、春風さんみたいなガチ狙いというわけでも、海晴姉さんみたいな露骨なからかいというわけでもなくって、なんかこう、「やりたいからやる」みたいなノリなんですよね。完全に素というか。
これが海晴姉さんや春風さんだったら、この結びを導き出すために、先に(これにつながる)冗談を言うって感じなんですけど、この人の場合は、最初から最後まで、全部素の、欲求そのものを口にしているって感じがします。まさしく超自然体。なんというか……大きな人ですよね。あらゆる意味で。
あーいちゅ、
あいちゅ!
あいちゅ
あいちゅ
あいちゅ――!!
おお、今日はいつになくのっけから元気イッパイすぎる青空の日記。
一体何の歌かと思いきゃ、「あいちゅ」……ああなるほど。
そら、あいちゅ
だーいすき!
いっぱい
いっぱい
たべる!
……こんなかわいい「だーいすき!」とお歌を聞かされてしまった日には、それこそリットル入りのアイスを丸ごと食べさせてあげたくなってしまいますが、青空の場合は本当に限界を超えて食べてしまいかねないから、うかつに与えられないんですよね。食欲においても1歳児の限界を遥かに超えてますし。
さて、なぜ唐突にアイスの歌かと言うと――まあ、言うまでも無くこの暑さ。お家も外も、青空自信も、虹子にいたるまであっちっちだと歌われています。平日は基本、青空は虹子といっしょに遊んでいることになるんでしょうしね。
そんなわけで、さぞうんざいするような暑さ――かというとそうでもなく、歌う青空の様子も実に楽しげ。この子にとっては、このぐらいの暑さなら、はしゃぐための要素に過ぎないのでしょう。強いよなあ、小さい幼児だということを考慮しても。
とはいえ、単に耐性があるからというだけでもなく、もっと具体的な理由としては――暑いと、アイスが食べられるから、ってことなんでしょうね。
あいあいちゅ♥♥♥
まっしろみるく、
おっぱいあいちゅ♥
みんな、あいちゅ、
いーっぱいたべる!
……この「まっしろみるく、おっぱいあいちゅ♥」って部分だけを切り出すと、実にみさくら語っぽくなってしまうので禁止の方向で。
ともあれ、食べすぎが心配なぐらいアイス食べ欲求が高まりまくりのご様子です。
そら、
あいちゅのおやま
がぶがぶがぶ――!
がおー!
きょうりゅうさん!!
きゃははは♥
そら、べとべと!
ううむ、YASEIでありながら、なんとこのかわいらしさ。がぶがぶがぶーとか、お行儀とか食べすぎとか気になりつつも、これだけ楽しそうにしていると、止めようとも思えなくなっちゃいますよね。むしろきょうりゅうごっこに付き合ってあげたいところですが――
おにいちゃんたべる?
あいちゅ――
そらのあいちゅ――
あーん♥♥♥
そらのべとべとあいすたべりゅ! ……いや、なんかもう、青空のよだれとか入り混じってそうなんですが、別に全然気にしないというかむしろ――いやなんでも。
ふぅふぅふぅ――
今日もすっごく――
暑くなりましたね!
ふぅふぅ――と、同じ書き出しをしても、星花とリアル俺では受ける印象がまったく違うことをなんとなく実証したくなるぐらいのこの暑さ!(何も関係ありません)
とはいえ、小学生や小さい子たちもいるトゥルー家にとって、この暑さは他人事ではありません。星花の小学校でも、脱水症状などへの注意が呼びかけられているようですが――しかして今は、例の節電問題もあり、好き放題冷やしたりはできないご時勢。
もっとも、そういうモラルが問われる状況こそ、星花たち良い子の真価が発揮されるときではないかな――などとも思っていたら、
本当はみんなで節電を
がんばらなくちゃイケナイ
ところなんだけど――
でも、今日はあまりの暑さに
みんな真っ赤な顔で
授業を受けることに
なってしまったので――
校長先生が今日から
つけることにしますって!
うん、話の分かる校長先生。星花の心根も、最初の三行だけでこれでもかってぐらい滲み出ています。
ともあれ冷房の分は照明などでカバーする方向でやりくりを行う小学校。大変な時期ではありますが、こういうところからも、小学生たちには色々節約の大事さなどを学んでもらいたいですよね。
さて、そんなこんなで否応無く夏を感じさせられる時期に――
今年の夏も――
お兄ちゃんと一緒に
いっぱいいっぱい遊べるといいな♥
星花、こっそり――
夕凪ちゃんにお願いしてるんです。
お兄ちゃんと今年の夏も――
ずーっといっぱい遊べるように
魔法をかけて!って――
えへへ♥
星花のいじらしさのマホウがトゥルー俺にさくれつ! こうかはばつぐんだ! ……いやあ本当、こういうさりげなく素直で可愛く超ストレートな愛情表現をぶつけてくるから星花は怖い。可愛すぎる。
しかも夕凪さんからもマホウで協力してもらうとは! もっとも……
ちょっとズルいかな?
でも――
夕凪ちゃんのマホウだから……
そんなにズルくもないかなって。
エヘヘ――☆
お兄ちゃんも――
星花と同じ気持ちだと嬉しいです♪
そのあたりはまあ、わきまえているというか。夕凪さんに聞かれたらアレかなという気もしますが、「夕凪さんは別にズルくない子だから」って言ってるのと同じなので、そのへんは大丈夫ということで。
今日は今年初めての――
プールの日です♥
学校のプールは
1年ぶり。
5月のよく晴れた日に――
栓を抜いて大そうじ!
暑い夏のプールに、大そうじをがんばろうとする天使が降臨――! いやまあトゥルー家の苗字ゆえにそのまんまの表現でも通じるといえば通じるのですが、そういうのを抜きにしてもそのような言い方にしかならないユキという子の清らかなまでのいい子っぷりですよ。
なにせ――
プールに住んでた
アメンボさんや
ちっちゃなお魚さんと――
さようならをして。
ピカピカキラキラの
輝くきれいなプール。
みんなで水着に着替えて
プールに入ったら――
キラキラ☆
ユキたちも――
ちっちゃな光る
お魚さんになれるかな?
……この、童話作家にすらなかなかできないような、キラキラすてきな表現。ユキぐらいの清く優しく可愛らしい感性を持ってないと、こういう表現はでないと思いますマジで。ユキのおサカナさん見てみたすぎる!
そんなこんなで、ユキのクラスでも無事にプールは解禁、「プールはみんなのはしゃぐ大きな声と水しぶきでいっぱい!」と、実に天国めいた光景が繰り広げられたようです。……ええ、ユキがキラキラした目で見ているのとは、全く違った穢れた視点であることは自覚しております。
しかしそんな自覚をしつつも、一番肝心のユキは、やはりまだまだプールでそうそう泳げたりはしないのだろうなあ……という諦観交じりではあったのです。が……
そして、
なんとなんと――
このユキも!
ちゃーんと入ることができました♥
連続2時間の授業のうち、
1時間分だけだったけど――
ちゃーんと、みんなと一緒に――
お魚の子になれたの!
ユキ、嬉しい――♥
ユキがお魚の子になっちゃったああああああああああああああああああ!!! ピチピチ! ユキマジで健康体のピッチピチ!!! ……いやあ、感慨深い、嬉しくてたまりませんあのユキがプール授業に半分だけとは参加できるようになってその華奢で綺麗な体を水着に包んでキラキラとまるで天使のような姿を……と後半大分邪念が混じりましたが、これは本当になんとも喜ばしい知らせ。
もちろん、誰よりも喜んでいるのは、他ならぬユキ自身ですが――やはり後半お休みすることになっちゃって、まだまだ残念な思いは付いてまわってしまっている様子。もちろん、プールに入れたこと自体がすばらしい進歩なんですが……こういうことに関しては、もっともっと欲張りになってしかるべきですよね。そんなわけで、
やっぱりちょっぴりうらやましくて、
早く早く元気になって――
次は絶対、ぜーんぶプールやりたい!
って思いました。
ずっと病気だったユキ――
今は半分普通で、半分弱い子。
早く早く元気になって――
みんなみたいな元気いっぱいの
お魚さんになります――
こんなユキの意思表明は、ある意味プールに入れたこと以上に喜ばしかったりするのです。
なんだか――
一昨日くらいから、
体がだるくて仕方がないの。
こんなの初めて。
タイトルで即吹きつつも、同時に氷柱の体に異変が!? と気が気ではない表題と書き出し。ああ、アンニュイモードというだけでなく、実際になんか具合が悪そうな……
少し――
微熱もあるような――
……
気がするし。
……「気がするし」っていう表現が、ちょっとばかり引っかからない事も無いのですが、この暑さを考えれば、熱中症脱水症状その他もろもろの初期症状と判断するのが適切ですよね。
そんな自身の体調を受け、さっそくイライラモードを発揮しようとするも、
っていうか――
イライラする――
気力もないかも。
……
……ううむ、氷柱にとってこれは非常に大事。いや、常にイライラしてるって言いたいわけではないんですが、常にそういう鬱憤を発散するエネルギーに溢れているのが普段の氷柱でありパワフルさの現れであるとなんとか良い表現でフォローしようと考え中。
なにやら腹痛らしきものもともなっているようで、氷柱の自己診断では、ウイルス性の風邪とかなんとか――
ああ――もう!
こんな時に。
こうなったら――
とりあえず、あなたに
ばっちりウィルス移してから――
寝ることにする。
なにが「こんな時」なのかは分かりませんが、とりあえず氷柱らしいリアクションがきてちょっと安心ですよ! ううむ、インフルエンザのときを思い出してしまいますね。なんだかんだで、こうしてうつしたりしてしまうのって、氷柱との距離が近いからってことでもありますし。
……っていうか。
ほら、下僕。
早くこっちに来てよ――
……
移してあげるから――
……
……この誘い方が、なんかちょっと男性としての部分を反応させざるをえないぐらい妖艶なんですけれど!? これも体調不良の力!?
あのさ――
もしかして。
もうこのまま――
梅雨って――
終わっちゃうかもね♪
梅雨の終わりを感じ取った夕凪さん! じめじめした季節をいかにも嫌いそうなこの子ゆえの願望もあるのでしょうが、まあ単純に天気の様子を見ていれば感じ取れることでもあり――
わーい、わーい、うわーいい!!
夕凪ちゃんのめちゃめちゃ当たる
スーパー予感のミラクル予報♪♥☆
えへへへ――
……ああ、夕凪さんのこの無邪気に元気すぎる「わーい」を聞くと、なぜこんなにもほっとした幸福感が。夕凪さんが喜びにはしゃいでいない日のほうが珍しいぐらいだとは思いますが、まさしくこの子は太陽みたいな存在ですよね。滅多に曇らない、ときに暑苦しい、そしてなんだかんだで欠かせないもの。
ともあれ、マホウというか海晴姉さんの領域の能力にまで手を伸ばしているかの如しです。どうやら、すでに学校のプール授業を堪能しまくったからのようですが……
ほら、ねぇ、
見て見て――
もう肩のところに
うっすら――
水着の跡!
ほぅら、ね♥
……だ、大丈夫。まだ鎖骨程度……だと思いますトゥルー俺の視界がとらえたものは。もちろん、その勢いでもっと下の胸元の辺りまで見えてしまった可能性宇宙を否定しきれるものではありませんが、この程度ならば鍛えられたトゥルー俺なら……
こうやって、ばばーん♪ と
スカートまくったら――
見てみて、ここの、
おしりのとこなんて――
うわ〜、すっごい
パンツ線、もうバッチリ
ついちゃってるよ〜☆
ひえええ♪
太陽のチカラって
すっごいよねぇ〜!!
ごめんなさいもう無理ですいやらしい視線を押さえるの! ああもう夕凪さんのこの天然爆弾! 日ごろそこまで煩悶させられる(性的な意味で)ことは少ないのですが、油断をするとこれですよ。スカートをめくってぱんつ線……なんてこと。夕凪さん、あなたはまだ分からないかもですが、胸とかと違って、お尻というのは、たとえ幼女のものであっても、非ロリな男性にとっても十分性的アピールを催しうる部分なのですよ……? いやもう、こっちがひえええですよ。
とまあ、そんな夕凪さんのダイタン攻撃にクラクラしたところですが、なにやら氷柱の様子に異変が――ええ、昨日からのことなので周知ではありますが。……ふむ、熱も無いのにダルい……? 今夕凪さんに話をしてもらったせいか、氷柱の学校でもプール授業とかあるのだろうなとふと連想したわけですが……ふむ?
ああ〜、暑い暑い。
まったく暑すぎ!
暑さ極まるこの時期に、マリーも大変ご不満の様子です!
いくらマリーが美しいからって――
太陽の神さまも、
なにもこんなにマリーを――
輝かせなくってもいいのに♥
ウフフッ――♥
……とか思ってたら、のっけからマリー節全開で、なんとなく一安心。さすがマリー、この子がブレることなんてちょっと考えられませんよね。
とはいえ、これほど暑いというのに、こんなにも上機嫌なのにはちゃんと理由があるようで。
ウフフッ――今日、
幼稚園でも言われちゃった♥
マリーは幼稚園で
いっちばん!
ひまわりが似合う
女の子だ、って――
もう、やだ
そんなの――
言われなくても
十分わかってる――
あったりまえのこと
なのにねぇ?
なるほど。ううむ、もちろんその意見には大賛成なのですが、こういうリアクションを見ても、やっぱマリーって褒められ慣れしてる女の子ですよね。虹子からもそんな印象を受けますが、この子は年を重ねてる分だけさらに上手というか、その誘導っぷりも堂に入ってるものを感じます。いや、年齢相当どころではないレベルですがあくまで相対的に。これだけ褒めて良いリアクションが帰ってきたら、そりゃあもっともっと褒めてあげたくなりますとも。
もちろん、普段のマリーの服や髪のイメージからも、黄色すなわちひまわりって印象もリアル俺たちからはあるわけですが、それはさておき、そんなマリーに、ホタがひまわりワンピースを作ってくれるとのことで。
それを聞きつけた他の小さい子たちも作ってもらえることになり、マリーとしては不満というほどではないにしろ横入りされた的な感情があるのかなとも思うのですが、うん、やっぱり自信満々でブレませんね。
それどころか、トゥルー俺に対してもひまわりでおそろいを求めてくるわけですが
でも――
……
正直、フェルゼンには
ワンピースはどうかと思うわよ?
あ、ヒマワリ柄のアロハとかなら――
いいかしら?
うん♥
いいわね♪
……一瞬、想像しちゃったんですかマリーさん。しかも引いておられる。まあ、トゥルー俺の女装というのは、ヒカルとの制服交換などで経験がないでもないのですが……マリーはその手の倒錯にはまだ興味を示されぬご様子。ええ、いくらマリーだからって、この年齢でそちら方面に造詣が深かったりするのは、ちょっとその。
べびプリ日記への感想や、誤字・ミスの指摘などございましたら、こちらからどうぞ。(返信)
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