境内と宝殿の仏像
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[Gyoki]

日向薬師は716年に行基(668〜749)によって開かれたと伝えられている。 これはその行基像である。幟にはなんの意味かはよく分からないが、 「南無大師遍照金剛」とある。サントリーの「お〜いお茶」の缶が2つ置かれて いるところが面白い。
行基はのみの痕を部分的あるいは全面に残した鉈彫りの仏像を、極めて多数 残している。これは「行基仏」と呼ばれているが、ここ日向薬師の本尊 「薬師三尊(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)(重文)」もまたその一つである。

[Kokuzo Bosatsu]

虚空像菩薩が中空になった古木の中に安置されていた。 日向薬師の奥の院にあったものを、参詣しやすいようにと移設したものとのこと。 子供が13才に成長すると、より智恵と慈悲心が授かりますようにとお祈りする 菩薩様だそうだ。これを十三詣りと呼んでいる。 いろんな行事を考えるものである。

[Mizuko Bosatsu]

本殿から宝殿へ向かう途中には水子供養の地蔵菩薩が置かれていた。 この地蔵さんを暗くなってから見ると、怖そうな気がした。

[Bosatsu]

水子地蔵の隣には苔蒸した小さな石仏がひっそりと立っていた。 髷が高く、冠を付けているところから菩薩には違いないと思われるが、 種類までは判明できなかった。

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