境内の伽藍
-4-

[Bell House]

案内板より。

旧日向山霊山寺の鐘堂。木造屋根茅葺。柱間真真三・九一六メートル ×三・九一六メートル。雨□面積四四平方メートル。 桁高、石口上端より三・八メートル。
国重要文化財の暦応三年(一三四○)の銘文を持つ銅鐘をつるす。 最初の鐘堂(楼)は銅鐘の銘文から平安時代、天暦六年(九五二)に建造された と考えられる。現在の鐘堂は江戸時代初期の建築とされるが、昭和五十四年度の 改修にあたり宝暦十三年(一七六三)銘の棟札が発見された。
十二本の柱は刻を守るとされる十二神将をあらわすといわれる。

[Musume Dojoji]

能の娘道成寺を連想させる光景。この後、釣鐘が突然降りかかってきて、 稚児は飲み込まれてしまった。周囲の人々が慌てて鐘を吊り上げてみると、 稚児は怨念に魂を奪われた般若の姿に変身していた。なんてね。

[The Bell]

はC字型の太い鎖3ヶで屋根の梁と繋がれていた。 神奈川大学と電気通信大学の研究者の実測によれば、 梵鐘の諸元は下記の通りである。
全高:1358mm、下端部外径:800mm、板厚:約16mm、最下部板厚:79mm
先の研究者らの計算機シミュレーションの結果によれば、梵鐘上部の「乳」と 呼ばれる突起物は固有振動数に影響を与え、うなりの発生などにより音色に 影響を与える可能性があることが明らかとなった。

[The Ceder of Hatakake]

案内板より。

宝城坊の幡かけのスギ
足利基氏が幡をかけ、平和と幸せ・五穀の豊かな実りを祈った「幡かけの杉」 として親しまれている。
「宝城坊の二本杉」として県の天然記念物に指定されている。
 樹高 33メートル    胸高周囲 6.3メートル
    35メートル         7.8メートル
 樹齢 約800年(推定)

[Back] Prev. Page Next Page Overview [Top] Top Page