第 7 話
「RPGツクール そして永遠」

石崎の挨拶



鼻クソポリス外伝
〜金木と土日〜
プレイ日記7


副題:「鼻クソペニス外伝」と書いてやろうかと思ったけれど、それはあんまりだと思ってやめた。



さて、とりあえずいつものことですが、
どこまで進んだか分かりません。
自分のプレイ日記を読み返し、状況把握。あとは攻略サイトに頼りながら適当に今進んでる所まで茶化すだけさっ。
というわけで皆も過去の日記を観てこのゲームのあらすじを思い出しておこう! ちなみに前回のプレイ日記6は二ヶ月前。

というわけで、下水道の集落という最悪の場所からプレイ日記は再開します。なんかもうこの時点で嫌なんですけど。
さて、この下水道の集落連中、日々ウンコの臭いをかいで生きながらえているせいか頭をやられているご様子で、話す言葉が全てカタカナで表記されています。
「コンニチハ! ウンコ ノ マチヘ ヨウコソ!!」(こんな感じ)
そんな重度の風浪者を再現したウンコ臭人間共は、ここに来る途中に拾った、バウとかいうひねりの無い名前のしみったれた犬っころのなり損ないの事がすこぶる嫌いなご様子で、彼をこの集落に住まわせたという集落の長だけ彼をちょっぴりかばっているという状況。
なにか深いストーリーでも繰り広げられるのかと思いきや、突然バウが出ていくと言い出し、それがすんなり受け入れられて、拍子抜けのトントン拍子で事は運びました。
しかし何故こんなにもバウとかいうひねりの無い名前のしみったれた犬っころのなり損ない(略して「しみったれ犬」)を嫌うのでしょうか。ここでこの集落にいる人の中でバウのことについて深く述べておられる人との会話を完全再現してみましょう。

>(集落の人:糞臭  ラミ:石崎)
糞臭:オイラタチ 古ノ洞くつ 宝ミツケル
    宝 グルベリック ウル
    今 グルベリック ウレナイ!!!!
バウ イル セイ ヤッカイ モノ!!

石崎:それ かんけい ないんじゃ…

糞臭:…バウ ヤッカイモノ…



……。
どうやらこれ、開発者も深く考えてませんね。
しかも一行目、「洞くつ」と、この集落に済む人間達の会話の決まりであった ひらがな→カタカナ という法則が崩れており、軽いデバッグ不足も伺えます。
で、まあ、そういうわけで集落を出まして、バウを仲間に連れた御一行はバウの専用アクションであるハンマーでパズルを解きつつくっせえ下水道を脱出しますとそこはグルベリック。
バウ消ゆ(多分このあたりで。どのタイミングでいなくなるのか忘れましたというプレイ日記には致命的な状況です)。どうやらグルベリックはなんたら帝国に占拠されている模様。音楽もおどろおどろしくなってしまいました。ただでさえ音が割れてたりしてるのに。
適当にトーマの家のイベントを流して道具屋の左下というわかりにくい場所から外へ脱出。
草原の道という場所がモリッと出てきたので入って、七面倒臭い道を進み終えるとオーデンスという街に出ました。
その街のそれっぽい家に入り(やる気のないプレイ日記だ)、適当に話してイベントを進めると、みつけてくださいと言わんばかりのものすごく怪しい感じで配置されている隠し部屋なんぞ見つけてみたりして、くろいカギを取得。
すると木箱で三方向を囲まれた上に馬で残りの一方をふさがれていて話せなかったおじいさんが、

箱箱箱     箱箱箱
馬爺 箱  →  爺 箱
箱箱箱     箱箱箱


こんなかんじでRPGツクールで作ったイベントかのように会話できる状況になっており、話してみると案の定フラグでこの後家に戻ってみるとストーリーが進みました。
あんまりなので覚えている範囲でお話しすると、それっぽい家の主人のとなりにいた若造がグラッセ帝国(なんちゃら帝国)に取り入る為に主人公達が偶然見つけた隠されていたくろいカギを盗んで、近くにあるドハインの石の塔に逃げましたという話でした。

と、説明しても全く意味がわかりませんね!
まぁ、こんなゲームのストーリーなんて覚えるだけ人生が損するので、覚えなくていいですよ!
死んじゃえばいいんですよ! こんなゲームとこんなゲームをやっている奴は!!!

















そして。幾年の時が流れた。


残念なのか幸運なのか、エストポリス伝記外伝というゲームをへっこしへっこしやって糞文を撒き散らしていた男は、いつしか心と魂をこのゲームに潜んでいる鬼に奪われて白髪だらけの耄碌野郎と変貌してゆき廃人同然となっていた。

それは同時にこのプレイ日記が未完に終わる事を意味していた。

バウというひねりのない名前の糞犬。
下水道の集落。
ラミという=石崎のヒロイン。

魅力あるコンテンツたちの全てを紹介できないまま、プレイ日記が幕を閉じてしまうのは残念なのか、幸運なのか、答えをのカギを握る人物は廃人となって動かない。

だがしかし。

いつの日か。

もしかしたらそこのあなたが。

きっとたぶん、そこのあなたが。

廃人の意思を継いで、沈黙の遺跡の謎を解き明かしてくれるに多分違いない。

そんなわけだから。

いつまでもいつまでも。

エストポリス外伝の世界はみんなの心のなかに生きているよ…。




=未完=







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