最 終 話
「君の瞳は輝きを失っている」
遂に感動の最終回。

そして、

遂に反動の偏頭痛。







ファルガスタ城を守る、4つの結界装置を解除し、あとはボスをやっつけにいくだけ。
その前に、久々に思い出したあの人のところへいってみました。



久しぶりに登場極真巫女「レオス」。
後編の初頭からしみったれたガキ「キャロル」に、なし崩し的にとってかわられ、ご本人もプレイヤーも無念な気持ちにさせられたものですが、現在はギニスとカップル魂爆発でのろけておられるようです。

幸せそうな二人と、懐かしの戦友との再会に微笑ましいムードが漂いますが、どうも浜崎あゆこと乳姫「エカ」だけ様子がおかしい。


しかし、そんなエカをほっぽってパイク達は極真巫女に仕える二人の修行中巫女やギニスに、これまでの旅の経緯を話します。
エカの方はレオスと密談。



その日の夜。

エカの姿がみあたりません。しかし街を出ていった様子はないという話。
なんでわかるんですかね?(ごく普通な思考の素朴な疑問)

結局、男パイクが一人で探しに行くことに。



そして………。

一人たそがれる乳姫を発見。

そっと肩に手をやるパイク。



ここで揺れる乳の思いが炸裂します。
















ふーん( ´_ゝ`)


ここで、「君が必要なんだ」とか適当にぬかしてみたら元気になってくれました。

後はキスをするだけだ。とびきりディープな奴を。
そして… … そしてっ…!!!


セガサターンは18禁対応だよ!!!

これが意味することはただ一つ。



だから…ッ

いまこそッ……ッ












(しみったれたガキがログインしました)



ムードをぶちこわす
阿呆がいた。






そして一夜明け、決戦の地へ。



空を飛んでファルガスタへ潜入すると、我らがお魚号が…




ボンボンボーン。破壊されました。


もう後には戻れないらしい。最終決戦であることが嫌が応にも想像できます。
(本当は後でワープとかいうインチキにて戻れます)


それはさておき、目の前にいたノーマが変なモンスターを呼び寄せます。
しかしそれに反応する形でタイミング良く駆けつけた仲間達。
(誰?)

クソの役にもたたないやつら、大・集・合!
いよいよクライマックスですよ! という臭いがプンプンプン!(さとう玉緒)
げきおこプンプン丸!読み込み時間に激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム!
ゴメン、寒すぎた。そしてこういうふうに謝る行為が、もっと寒かった。


クソ半獣人の商人も最終決戦ということで、貴重な商材を売ってくれます。

(今更だが画面上段の「買う」「売る」ボタンにセンスを感じない)

実はここでしか売っていないHP全快アイテムに、基本的にどんな作品でも非売品が普通のHP限界アップアイテムやMP限界アップアイテムが売られているということで、本当にクライマックスだなあと実感できるのでした。
バランス調整投げすぎやん…?


NPC達の後押しを受け、いざファルガスタ城に潜入。

そしてプレイヤーを待ち受けるは、涙のエンカウントと、無駄広いファルガスタ城内部でした。

いままでのダンジョンは小規模なモノが多く、ダンジョンでエンカウント率があがるといっても、ダンジョンそのものが大したことないのでなんとか我慢できましたが、最後だけ気合いをいれてしまったのか、えっらい広いダンジョンにただただ唖然。
しかも変なワープ装置が各所にあり、道は困難化の一途をたどっています。
確かに、最後だからちょっと大きく作ってみたい気持ちはよくわかりますが、これではハッキリ言って、終盤における最悪の盛り上げ方です。
なんか昔作った98の自作ソフト(RPG)を思い出しました。ダメじゃん。俺も。


そんなファルガスタ城をイヤイヤ進んでいると、小部屋に人を発見。




ニーハオ! こんにちはと話しかけると…





(突然の戦闘)


ええっ?!


容赦なくぶっ倒して戦闘画面から戻ったときにはじじいは消えていました。



広いせいか、それとも最後のダンジョンのせいか、このファルガスタ城には沢山の最強アイテムが各所にちりばめられています。
しかし、取るのがマジで面倒くさいのでもう一直線にボスの元へと向かいます。

なんとなく買っておいたアルバートオデッセイ外伝の攻略本がここで大活躍!!
買っておいてよかったネ、俺!!! 多分買ってなかったら投げてるよ。
ここの悪辣としたラストダンジョンと読み込みの長さの相乗効果のハーモニーはヤバイ。麻薬より重い。
… あ。
いや、 あの、キメた事ないんで麻薬より重いかどうかは本当のところわかりません。ラリホー!




そんな苦痛を乗り越えて、遂に最後のボスとご対面です。








さて、ここから先は完全にネタバレを含みます。
ということで、衝撃の画像とか文章とか出まくりですが、見た後で後悔したとか言わないで下さいね。
自己責任でお願いします。








では続けましょう。








「いかにも」といった感じの最深部の部屋に入ると




不気味な笑い声を発するノーマさんハケーン。

あからさまに不審な人物ですので、とっつかまえて職務質問してみますと、ご自分はかつて勇者アルバートに滅ぼされた悪の魔道師「オズワルド」の末裔であるということを、カツ丼を出してやった頃にぽつりぽつりと語り始めました。

そして、オズワルド家の永久(とわ)の願いであった、永遠の女王「アローナ」の再臨に命を賭す者であると…。


しかしそんな野望をぶちまけるノーマさんに乳姫がピシャリ。



全盛期の横浜の大魔人佐々木のごとくなピシャリっぷりにブラウン管の前にいるプレイヤーは驚きを隠すどころか隠す驚きがありません。



ただただこの突然の不思議発言に筆者はとまどいの方が隠せませんが、こっちはかつてオズワルドを滅した、アルバートと魔導師ソフィアの再来がいるんだぜっというような事を鳥オカマが解説。

主人公のパイクは別にアルバートの血なんか引いていませんが、ガーナブレードをガイから授かったので、アルバートの再来ということだそーです。
優れた血を引くだけで全てが大成するわけではないという現実臭が、こんなゲームでも珍しく漂っています。


「それでこそ、わが相手にふさわしい!」
と、ノーマさん。



戦闘開始!!


相手は鼻糞みたいな単純攻撃法!

勝ちました!



ひざまづいて、負け犬のノーマさん。
しかしすっくと立ち上がると、ノーマさん本気発動。

「古代竜ラグーの闇の力と、エルディーンの光の力よ! 我が元に集まるがいい!」

みちょーなセリフを吐き、ノーマは全ての命を投げうって、オズワルド家の願いを成就させようとします。


そして。





ひいぃぃぃぃーーーーー!(;゚ロ゚)
うわあぁぁぁーーーーー!(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)





なんかヘンなん来ましたぁーーっ!!

あ、アシュラマン?


いや、永遠の女王「アローナ」降臨。
聴いてアロエリーナー ちょっといいにくいんだけど♪


不気味な存在に一同怯えつつ、戦闘。



なんだよ、さっきのノーマの攻撃が少し強くなった程度じゃねぇか。


一日一回は行う自慰行為のように当然の勝利!


やったーーー!!!
これでっ!!!!!

ついについについに!!!!


終わりだ! 終わりだ!! 終わりだよ!!!

















……ね?




あれっ、
あれれっ、
あれれれれれ!!!




「私の意識が失われて行く…」

という、いかにもな負けゼリフを吐きながらも、

なんだか、久々にすでに誰からも忘れられていた、魔剣ファティーが突然でてきて、



こんな不安げなセリフを。

え、まだやるの?






で。








こんなんでました。



結局最後はエグキモドットで〆なのかよ!!!!


このバカがさすがに強いんですが、攻撃方法がかなりアレ。



毎ターン100%、700〜850程度ダメージを受ける全体攻撃魔法のみ。


………。



調整班、やる気無くしすぎだから!!



バランス取りを放棄してるとしか思えませんが、ダメージを与えていると色が変わり、1000以上受ける全体攻撃魔法を唱え始めました。
こっちのHP、男性陣でも2500くらいなのに。
全体を回復する方法って、侍竜のヒールブレス(甘い息)しかないのに。

回復おいつかねーよ!
もうダメだ!
不本意すぎるが、セーブしたところからやり直しだ!!

と諦めて全員特攻を決め込んだらあっさり崩れ落ちてくれました。

HPは低かったご様子です。



ギャー!
って感じで、最後のボスっぽい、「この世に悪しき心がある限り、私は何度でも蘇る…」みたいなおきまりのセリフもなく、アッサリ塩味に死亡。
あ、冗談でも続ける気はないのね。


ボスの死骸に魔剣マッドライカーが残り、パイクにアレを壊してくれと語りかける魔剣ファティー。

そして。





こうして戦いの元凶は消えた。


最愛の主人に自分を使ってもらい、混沌の元凶を生み出した剣をうち崩した魔剣ファティーは、主人へ本当に最後の別れを告げる。

「ご主人様、さようなら…」





パリーン。



安堵の音、そして、別れの音が部屋中に鳴り響く。



古代竜ラグーと、エルディーン三兄妹、そしてオズワルド家が渦になった混沌の歴史は、今、終焉の時を迎えた。




そして、全てを終わらせた勇者達の一人、キャロルが…







疲れたのはこっちだ!!


戦闘の読み込みに戦闘の読み込みに戦闘の読み込みに!



お前なんか、
死んでしまえ!!

(わりと素で本気口調)








そしてセリフ一切無しのサイレントなそれぞれの後日談シーンが流れます。


















※浜崎あゆとの出会いの地。そういや設定は乳ではなく、歌姫だったんですね。なんか美声を発揮するイベントでも出せばいいものを、登場時しか語られなかったよ。









コングラチュレイション!!!


はぁ……(心底疲れ切った表情)。



あまりに虚しすぎるエンディング。

スタッフロールは説明書に使われている一枚絵としょうもない背景をバックに流れますが、同じ名前が何回も表示されるかなり切ないもの。
企画者はいくつ兼業してるんだ…。



最近のゲームのエンディングというと、一山二山あるおせっかいなものが多いですが、このゲームはかなりあっさりとタイトル画面に戻ってくれます。




というわけで長々と続けてきた、アルバートオデッセイ外伝プレイ日記も終了です!

もうなんか、イヤミを言う気力も失せました!





というわけで、またなんかの企画でお会いしましょう!
読んでくれてありがとネ!














〜オマケ〜


アルバートエンディング壁紙(680x480)


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