創刊のご挨拶

　笠懸町には、公民館が発行する「笠懸公民タイムス」という「地域の新聞」と呼べるような新聞がありました。1949年1月の第1号発行から、2006年3月の第527号まで、地域の情報を住民に伝えてきました。それは、題字の下に「公民タイムスは住民が主人公の町づくりに努めます」とあるように、単なる広報紙ではなく、住民の視点で、地方自治の観点から住民の活動・意見を掲載する情報紙として、全国的にも高い評価を得ておりました。しかし、今回の合併（笠懸町、大間々町、東村がみどり市に）を期に、「財政上の理由」により廃刊を余儀なくされました。

　 「笠懸町の貴重な財産である『笠懸公民タイムス』の精神を受け継いだ新聞を作ろう」それが、インターネット新聞「Webタイムス笠懸」発刊の一番の動機です。「笠懸公民タイムス」元編集委員有志を中心に今年8月より準備が重ねられ、いよいよ創刊の運びとなりました。「Webタイムス笠懸」は地域に開かれたインターネット情報紙（印刷版も作成し、配布予定）です。自分たちでお金と知恵を出し合い、仲間を広げながら、地域の交流の広場として、地域の声や情報を掲載していきます。規約に掲げられた「健康で文化的、民主的な町づくりをめざして」をモットーに、地域の人たちの自主活動を励まし、必要な提言を行っていきたいと思いますし、地方自治の確立をめざして活動している全国の仲間との交流もはかっていきたいと思います。応援をよろしくお願いいたします。

「Webタイムス笠懸」会長　武田　勝

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