辻永クラフト工房の工房・教室の紹介のひとつとして、クラフトマン辻永のカービング作品などを少し紹介します。
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その3  「積層革塗りの器」




積層革塗りの器
205×263×75
 牛渋床を重ねて器の形にしました。そして、カシュー塗料をしみ込ませ、塗り重ねたものです。木の器のような外観です。重量感もあります。

 漆を使った技法の作品集を拝見して、革を積み重ね削り塗って磨く、という作業をやってみたくなりました。私のは作品というよりも、ほんの試作品といった感じです。

 本当の漆を使ってみたかったのですが、手に入りやすかったカシューを使いました。薄めたカシューをしみ込ませて、柔らかい素地を少しずつかためていき、塗料の濃度を徐々に上げていきました。途中、何度か研磨工程を入れながら、何度も塗りを重ねました。何度塗ったのかは数えていませんが、休み休み塗りながら、塗り始めから最後の塗りまで1年半くらいかけました。

 実は、最後の仕上げ工程をどうすればいいのかわからず、一応の仕上げをしたところで作業を終えておりました。ずいぶん時間がたってから、漆の職人さんから漆での仕上げ作業法をうかがいましたが、今もそのままです。

 「カシューはダメですよ、仕上げに漆かけた方が良いですよ。」と言われました。そして、漆も最近入手しました。でも、その漆の容器を開けることができずにおります。漆かぶれの恐ろしさを、漆の職人さんから聞かされて、漆に対して腰が引けている私です。ひどい時には、人前に出られなくなるくらいに、ひどくかぶれるらしいです。



革をテープ状に裁断して、底の中心からぐるぐると巻いて素地を作りました。 巻き終わったところです。少しずつずらしながら高さを出したので、全体に段があります。

鉋やヤスリで、表面をならしました。内側の曲面には、曲がり丸刀やヤスリを使いました。

このあと、塗りを重ねていきます。



積層革塗りの器
115×130×95
 この器は、小物立てとして作りました。田の字に裁断した革を50枚くらい積み重ねています。外観は良いのですが、内側の面の仕上げが、思い通りにできませんでした。底の方は特に仕上げにくいものでした。




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