ロッキード SR-71A ブラックバード   1/48                      

作 小幡 孝


ロッキード SR-71A ブラックバード とはどんな機体ですか?
CIAの要望により、高度3万メートルをマッハ3以上で飛行する偵察機として計画、実用化されました。初飛行は1963年、機体写真が公表されたのは1982年でした。
機体の殆どがチタン製で、実績の乏しい材料から製作が難航したと云われています。現在は、全機退役しているが、数多くのオペレ−ションを成功させ、千回を超える対空ミサイルのロックオンを受けたとされるが、撃墜された機体はありません。ステルス性も考慮されていました。

作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
作ろうと思った動機は機体形状が独特で興味深かったからです。こだわったところは機体形状の再現と、主翼に空力を考慮して作られている、燃料冷却溝の再現です。

良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
紙で複雑な曲線を、ほぼ再現できたところです。特に見て頂きたいところは、やはり主翼まわりで、ほぼイメージ通りにできたので、個人的には満足な出来栄えになりました。
黒い機体は、接着剤による汚れが目立ちやすく、F-117 ではかなり目立ってしまいました。この反省から、改良して目立たない方法を考えだしました、また設計ソフトも本機用に改良しました。

その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
1/48スケールでも機体長が60cmを超える大きさなので、機体を2分割にしました。どの角度から見ても、見あきない機体になったと思います。また大きいと迫力がありますね。
型紙設計と組立順は、なぞなぞを解く様で設計、組立とも楽しめました。作るに当たって、実機の構造を調べたが、機体後部、主翼内とほぼ燃料タンクが占めていることに、改めてマッハ3で長時間飛行することの大変さを実感しました。因みに、実機は燃料満タンでは離陸できず、空中給油で満タンにしました。


(合成写真)

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