スペシャルウィーク

2013/06/02

 

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スペシャルウィーク

スペシャルウィーク
父:サンデーサイレンス、母:キャンペンガール、BMS:マルゼンスキー
ダービー馬の意地を見せつけた馬だった。


前年のダービー馬サニーブライアンは二冠を制した後、故障で戦線離脱。前々年のフサイチコンコルド、その前の年のタヤスツヨシも菊花賞で引退。古馬のレースを使わないダービー馬が続いていた。
スペシャルウィークは11月のデビュー。年明けすぐの飛梅賞は14番人気の地方馬アサヒクリークに不覚を取ったが、次走はきさらぎ賞(GV)。直線追い込んで2着のボールドエンペラーに4馬身差の圧勝。この一戦で最有力クラシック候補と呼ばれるようになった。本番前の1走は弥生賞(GU)。このレースは1番人気をキングヘイローに譲ったが、前走同様、後方からの追い込みで見事な勝利。これで、皐月賞はおろか、三冠馬誕生か?とも思われた。
その皐月賞は当然の1番人気。どうやら体調不良があったらしくセイウンスカイ、キングヘイローの3着であった。
その後はダービーに直行。ここも1番人気でレースを迎える。前走の皐月賞では敗れてなお強しの感があったのであろうか。府中の舞台はスペシャルウィークにとって絶好の条件。直線では全く危なげない伸びを見せ圧勝。
秋は京都新聞杯(GU)から始動。ここは役者が違い他馬を子供扱い。菊花賞も当然の1番人気であったが、セイウンスカイの2着。二冠馬の栄冠はセイウンスカイのものとなった。
ここまでのクラシック路線は彼にとっての序章にすぎなかった。ジャパンCに挑むと1番人気に支持されながら同じ4歳のエルコンドルパサーの3着に敗れた。有馬記念はスキップしAJCC(GU)、阪神大賞典(GU)を連勝し、本番の天皇賞−春(GT)。連覇がかかったメジロブライトを下して、2つ目のGTの勲章を得た。その後は宝塚記念(国際GT)に直行。グラスワンダーに苦杯をなめさせられた。グラスワンダーとの死闘は、この年の最後まで続くのであった。
秋は京都大賞典からGTロードを歩むこととなるが、その京都大賞典(GU)を謎の7着敗退。調子落ちとも、限界とも言われていた。次走の天皇賞−秋(GT)は4番人気と、彼にとっては低評価での出走となった。しかし、ステイゴールドをつれての1着。ジャパンC(国際GT)は凱旋門賞でエルコンドルパサーを破ったモンジューの出走が話題を呼んだ。そのモンジューが1番人気。彼は2番人気となっていた。ジャパンCと凱旋門賞馬の相性の悪さか、モンジューは4着。彼が先頭でゴール板を駆け抜けていた。ラストランとなる有馬記念(GT)。ここで、春の借りを返す相手が出走してきた。相手は怪物グラスワンダー。しかし、右回りの小回りコースではグラスワンダーが1枚上手であった。

ダービー馬が古馬の王道を、真っ正面から歩いて、結果を残してきた。どうしても勝てない相手は確かに存在したが、共に輝きを増す存在であったのは間違いないだろう。