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名マイラーの予感からスプリンターへ。
2歳時のラヴは名マイラーの予感があった。夏の函館でいち早く勝利をあげると、短期の休養。復帰緒戦のプラタナス賞はヘイアンウインザーの後塵を拝したが、コレはダート適性の差。次の百日草特別をきっちり勝ち上がり、勇躍望んだ東京スポーツ杯3歳S(GV)。2番人気で出走となったが、キングヘイローの2着と敗れた。続く朝日杯3歳S(GT)。前走の結果からか6番人気と低評価であったが、勝馬のグラスワンダーには差をつけられたものの2着に食い込み、名マイラー候補として名乗りを上げた。
3歳時は年明け早々の京成杯(GV)から始動。当時はマイル戦で行われていた京成杯には、もちろん1番人気での出走となった。しかし、マンダリンスターの5着と不可解な敗戦。この後も、アーリントンカップ(GV)をダブリンライオンの2着、ニュージーランドT(GU)はエルコンドルパサーの3着。大一番のNHKマイルC(GT)もエルコンドルパサーの7着とどうも勝ちきれないレースぶりで、相手が悪かった側面も否めない。
秋はマイル路線を歩むかに思われたが、意外にもスプリント路線に照準を合わせてきた。タイキシャトルがマイル王として君臨していたからかもしれない。緒戦はセントウルS(GV)。これが、ラヴにとって初重賞となった。スワンS(GU)も1番人気で出走したが、ロイヤルスズカの7着と敗退。マイルCSをスキップし、スプリンターズS(GT)に出走。タイキシャトルが単勝1.1倍の断然人気。誰もがタイキシャトルの勝利を疑わなかったこのレースを先頭でゴール板を駆け抜けたのはラヴだった。仏GT勝馬2頭を下しての国際GT勝ちであるから、価値が低いはずがない。今後のスプリント路線はラヴのものかとも思われた。
その後はダート重賞のガーネットS(GV)を使われたりもしたが、ほぼ、1200mのレースを主体に使われ、シルクロードS(GV)ではアグネスワールド(後にアベイユ・ド・ロンシャン賞、ジュライCのGT2勝)を下しており、海外GT勝馬を下しての勝利が目立つラヴだが、その後は未勝利。ラストランはCBC賞(GU)で、トロットスターの12着であった。
ラヴの最高のパフォーマンスはタイキシャトルを破ったスプリンターズSで間違いないだろう。名スプリンターとして賞賛されてしかるべきである。 |