詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.520 本間晨一さん

くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
桂香の連携その2 30手台
くるくるおもちゃ箱ではやさしく楽しい趣向詰を出題

くるくる展示室No.520 本間晨一

くるくるおもちゃ箱は趣向詰の楽しさを紹介するコーナーで、おもちゃ箱の展示室中でもっとも投稿の多い人気コーナーです。

本作は同作者の3月のくるくる展示室No.518に続いて、桂と香で連携して送る趣向詰です。 使用駒も桂香歩だけの鶯図式になっていてきれいですね。

ただ、前作と違って本作は変化がちょっと不規則で、短手数変化の解答もいくつかあったのはちょっと残念でした。

初形から前作同様3筋ずつ左側に送る趣向と想像できます。 まずは歩を成り捨てて離し香。 22玉に桂成では33から逃げられてしまうので13香成。 ここで逃げ方は3通りありますが、結局32に行かされるので、その前に歩を使わせる11玉が最長となります。

  12歩成、同玉、14香、22玉、13香成、11玉、12歩、21玉、
  22歩、32玉、

これで1サイクル。 43歩はありませんが、代わりに41とがあるので、42と捨てて次のサイクルに入ります。

  42と、同玉、44香、52玉、43香成、61玉、

43香成に逃げ方は4通り。 先ほどと同様41玉で歩を使わせるのが良さそうですが、じつは最後1段目を31まで逃げて詰む順が最長なので、あえて歩を打たせずにすぐに61玉と逃げます (62玉でも同じようですが、63歩で早い)。

  72歩成、同玉、74香、82玉、73香成、92玉、

歩を打たせなかった効果で1段目が空いているので、93香以下歩と桂で31まで追い戻して収束します。

  93香、81玉、82歩、71玉、72歩、61玉、62歩、51玉、
  63桂不成、41玉、33桂不成、31玉、21歩成 まで35手

作者「香打から香成の3回の繰り返しが狙いです。 持駒に歩を2枚追加して、盤面2二歩と5二歩を省く39手詰の図も可能ですが、香打に続く香成のくるくるを重視して投稿図にしました。 収束はちょっと長いですが、盤面桂2枚を不成で活用できるようにしました。」

逃げ方にちょっと悩みますが、横送り1往復の楽しい趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

吉田京平さん:
一方通行と予想しましたが、往復するのは意外でした。 読みづらかったです。
松崎一郎さん:
ホウホケキョウ、木から木に移る時鳥。

93香まで33手解。 素直に解くとこうなりますね。
これが作意になるように構成した方がよかったかもしれません。

蛇塚の坂本さん:
最初打ち歩と駒足らずの底なし沼に陥ったが6二歩6三歩のお陰で最終6二歩成で駒不足解消出来て良かった。

62歩成まで31手解。 16手目61玉に対して62歩、同玉、63歩と攻めたと思いますが、51玉と逃げられると1歩足りず詰みません。

Estalightさん:
No.518が小駒図式に改良されててより良くなったと思いました
山下誠さん:
途中、何度も手が止まって、くるくるらしくない手順。
名越健将さん:
先月の桂香の連携その1は素直な作だったが、今回のその2はとんだ破調で、自信なし。

62歩成まで33手解。 やはりサイクルによって逃げ方が変わるのはくるくるとしては不適切だったかもしれません。

ootanowatasi67さん:
桂香の見事な連携で仕留める。
おかもとさん:
22歩と52歩を持駒にすると39手詰になるようだけど、くるくる的には却下かな。

作者も同じことを考えていました。

池田俊哉さん:
使用駒ウグイスの軽い一往復もの。 往路の舞台装置を作っていた桂を復路で再活用するのはうまい
占魚亭さん:
桂・香のナイスコンビネーション。

くるくる展示室No.520 解答:11名 正解8名

  池田俊哉さん  Estalightさん   ootanowatasi67さん  おかもとさん
  占魚亭さん  たくぼんさん   山下誠さん  吉田京平さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。