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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.203 やよいさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
両王手はお好きですか 20手台

くるくる展示室No.203 やよい盤面全体に広がる初形。 よく眺めると29香28桂37香36銀44桂43歩のラインが、4筋左にも、もうワンセット。 なにやら2回繰り返すことが予想される配置です。

さて、出題コメントにあるように、本作のテーマは両王手。 初手から36桂と両王手できますね。 逃げ方は13・14・33・34の4通り。 といっても、13玉なら24銀、14玉なら15銀、34玉なら23銀と打って簡単。 33玉と決定します。

  36桂、33玉、

両王手の好きなあなたなら、32桂成と捨てればもう一度両王手ができるのに気が付いたはず。

  32桂成、同玉、44桂、42玉、32香成、53玉、42銀、64玉、

両王手のあと手なりで進めると、初形から4筋ずれて、どうやら左側の両王手装置の出番が来たようです。

  76桂、73玉、 (74玉は85金以下早い)
  72桂成、同玉、84桂、82玉、72香成、93玉、82銀、84玉、
  85金 まで21手

1サイクルに香と桂のバッテリーによる両王手が2回入り、それを2サイクル繰り返して両王手は合計4回。 趣向詰らしからぬおもしろい手順で、どんな手順でも繰り返せば趣向詰になることを示した好作でした。 みなさんも気に入った手順があったら、それをもう1回繰り返せないか、考えてみませんか。

作者:
小学か中学の頃持っていた村山隆治さんの「詰将棋をたのしむ本」に桂香両王手の例として載っていた作を詰将棋博物館で先日見つけ(「古作物諸集」第26番)懐かしいなと思ったのですが、これを繰り返し趣向に応用できるだろうかと作図を試みました。10手1サイクル毎に桂香両王手が2回ずつ入ります。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

やまかんさん:
こういう手順をうまくくるくる詰将棋としてまとめてるのがびっくり。
凡骨生さん:
気持ち良い両王手が4回も!
長谷繁蔵さん:
両王手に玉も弱い
きたさん:
簡単だが、手順はちゃんと限定されているのは、気持ちがよい
S.Kimuraさん:
2手目が分からず,苦労しました.
桂馬や香車が活躍するのは気分が良いですね.
やぶいりさん:
ダブルパンチを受けつつくるくる逃げる王様。第3ラウンド早々KO。
長谷川琴さん:
2手目34玉とする所でした。
名無し名人さん:
左右で同じ手順を行うところが面白いですね。
三輪勝昭さん:
桂成〜桂跳は気持ちが良いけど、道中もう少し駒を捌く手順を入れて欲しい。
池田俊哉さん:
ちょっと力技という感じはするが、やりたかったことはすごく良く分かる
隅の老人Bさん:
桂跳びが6回だが、もう少し跳ばせたい、そんな気もする。
タクさん:
勝手ですが、ここまで来ると4回を期待してしまいますが、十分両王手を楽しみました。

くるくる展示室No.203 解答:13名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  タクさん  名無し名人さん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん  凡骨生さん
  三輪勝昭さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。