詰将棋おもちゃ箱 − 記録に挑戦!記録展示室 No.183 相馬康幸さん |
![]() 記録に挑戦! |
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式) |
|
![]() 持駒枚数の記録は現在27枚ですが、将棋では入玉の判定で単なる枚数ではなく小駒1点大駒5点とした合計点で判断したりします。
そこで、この基準での持駒最強を目指したのが本作。
そう、持駒最強の記録作品(36点)です。
残念ながら余詰があったので、参考作品として登録し、作者の修正を待ちたいと思います。
修正が確認できたら正式な記録として登録します。
作者「「詰将棋マニアックス Anthology137」の発展形です。 Anthlogy 137は、持駒金4銀4桂4香4(四槓子持駒)の盤面駒数最少記録作品として登録済。 本作は更に大駒4枚を追加した史上初の持駒です。 さて、それでは手順を見ていきましょう。 最強の持駒なので、まぎれがすごいですが、92のと金の城に逃げ込まれては絶望的なので、71金から61飛は見えるところ。 61に呼べば53桂で強力な52とを上ずらせることができそう。 同様に41に呼べば32とも33桂で上ずらせ、二段目までに攻めるスペースを作ることができそうです。
71金、同玉、61飛、同玉、53桂、同と、 まだまだ持駒はたくさんあるので、どう攻めるか悩むところ。 正解は42香と捨てて62飛と打ちます。 42香、同玉、62飛、52銀合、 52とと逃げ道を空けられそうですが、54桂、53玉、52飛成、同玉、53歩、同玉、42角で捕まっています。
51銀、同玉、61金、同銀、42角、62玉、53角成、同玉、 56銀と押さえ、53角と据えれば、一挙に狭くなります。 しかし、あわてて75角成と切っては、詰みそうで詰まない。 65銀と捨てるのが好手で、同玉は77桂、74玉、75角成なので、同と。 66桂で、同ととは取れず左辺に追い詰められて収束します。
65銀、同と、66桂、84玉、85歩、同玉、86金、94玉、 収束は非限定や変同があり、ちょっとすっきりしませんが、この難条件ではやむを得ないところでしょう。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
持駒数の仲間ということで、3.最少・最多駒数の部の中に登録します。
確認したところ、残念ながら成立しているようです。
|
記録展示室No.183 解答:10名 全員正解(下記)
池田俊哉さん Estalightさん おかもとさん 占魚亭さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |