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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.88 金少桂さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
・・・の短手数記録 20手台

記録展示室No.88 金少桂

いろいろな記録に挑戦している金少桂さん。 本作は受方六種不成の短手数記録作品(25手)です。 これまでの記録35手から大幅に更新しました。

作者:
受方六種不成の現行記録35手は、最短手数狙いで作った作品には見えなかったので、 以前より更新できる余地があると思っていました。
とにかく短くする方針で作ったので、前半の不成連鎖はありがちな手順です。 後半の銀不成入り収束が短く決まったのは運の良さもあったと思います。
私の作図能力ではこのあたりが限界ですが、上手い方が作ればあと2〜4手くらい縮められるのではないかと思います。

さて、それでは手順を見ていきましょう。

  47金、同歩不成、27金、同香不成、47銀、同桂不成
  38飛、同角不成、48桂、同飛不成

最初の10手でいきなり歩香桂角飛5種の不成。 これは37歩を打歩詰にするための不成で、一つでも成れば37歩、同x、25馬まで。 このあたりは、これまでの記録作の本間さんの作品と同様の構成です。 元をたどれば、大村光良さんの4種連続不成あたりでしょうか (詰パラ1968年4月、47金、同香不成、27角、同桂不成、28桂、同飛不成、38飛、同角不成以下13手)。

  35金、同玉、25馬、44玉、45歩、54玉、55歩、64玉、
  76桂、同銀不成、65歩、同銀、73銀不成、63玉、64桂 まで25手

残った銀不成をどう入れるかがポイント。 本作は舞台を左に移して76桂、同銀不成と入れています。 作者のいう通り、まだ工夫の余地はありそうで、最初の舞台のそばで銀不成を実現できれば10手台も夢ではなさそうです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
何の記録か、さっぱり分かりませんでした…。
馬屋原剛さん:
旧記録の本間氏作の収束を切り詰めれば短縮できることは分かっていたがうまくまとまっている。
キリギリスさん:
37歩を打たせない成らずの連続が面白かったです。
占魚亭さん:
6種不成。これは力作。
國吉進さん:
攻方連続捨駒6回?

受方の方の記録でした。 連続捨駒の記録はもっとすごいのがあります。

池田俊哉さん:
玉方六種不成の最短手数か。銀だけ打歩と無関係なので73銀生のおまけつき?
ぬさん:
17の銀をうまく使えないかな、と思いました。
長谷繁蔵さん:
27金を見つけて筋に入る
6種不成 私も大昔挑戦していた
小山邦明さん:
銀不成をうまく別の箇所で発生させるための構図がすばらしいと思います。
隅の老人Bさん:
6種の不成は分かるが、何の記録かが判らない。
・・・の短手数の記録と書いてあるから、6種不成りの短手数。
波多野賢太郎さん:
この手数で、出だしから玉方の5連続不成はすごいですね。 角不成、飛不成まで出てきたときは、うまくできてるなぁと唸りました。
やぶいりさん:
受方六種不成短手数記録ですね。
第4は76銀不成かと思ってしばらく格闘しました。
やまかんさん:
銀不成に苦労している印象だけどうまく出来てると思います。
S.Kimuraさん:
銀の不成は17の銀かと思いましたが,さすがにそれは難しかったですか.

記録展示室No.88 解答:15名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  市原誠さん  馬屋原剛さん  S.Kimuraさん
  キリギリスさん  國吉進さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん
  占魚亭さん  塚ア彰仁さん  ぬさん  長谷繁蔵さん
  波多野賢太郎さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。