記録展示室 No.67 近藤真一
【解説:近藤真一】
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76馬、93玉、94歩、92玉、83歩成、同玉、
84と、同玉、75馬、94玉、95金、同玉、
97香、96金、同香、同玉、97金、
序盤は合駒が限られていることもあり、97香には金合になります。
97金から上部に駆け上がります。
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95玉、86金、94玉、←20
85金、83玉、84金、92玉、93金、91玉、
82金、同成香、同桂成、同玉、73と、91玉、
94香、92桂、同香成、同玉、74馬、91玉、
83桂、92玉、71桂成、91玉、81成桂、同玉、
71歩成、91玉、81と、同玉、72と寄、同成桂、←50
同と、同玉、63歩成、82玉、73と、91玉、
83桂、
桂合いを稼ぎ83桂を打ちます。
83桂を2回リピートで打つのが面白いところです。
要は65香を消去し、35龍の活用を図る狙いです。
作意では龍は動きませんが、いろいろな変化で活用されます。
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92玉、71桂成、91玉、←60
81成桂、同玉、72と、同玉、(A)62香成、(イ)同玉、
63馬、61玉、51歩成、同玉、42銀成、同玉、
32歩成、同玉、43と、22玉、32と、11玉、
12歩、同玉、23銀、11玉、21と、同玉、
54馬、
(イ) 81玉は85龍、a:82歩、72成香、同玉、
63馬、61玉、51歩成、同玉、42銀成、同玉、
82龍、33玉、34と、22玉、32龍、同玉、
33銀以下。
a:で82桂なら72成香、同玉、83龍、71玉、
26角、同金左、72歩以下。
キズ: (A)で63香成、71玉、62成香、と迂回する順あり。
a:で1歩獲得する26角の着手で17角の存在がはっきりします。
11まで一直線に玉は移動します。次は馬鋸の舞台になります。
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32歩、同銀生、11玉、12歩、同玉、←90
23銀生、11玉、55馬、21玉、65馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、←100
23銀生、11玉、66馬、21玉、76馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、77馬、21玉、87馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、88馬、21玉、98馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、88馬、21玉、87馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、77馬、21玉、76馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、←150
23銀生、11玉、66馬、21玉、65馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、55馬、21玉、54馬、32歩、
同銀生、11玉、12歩、同玉、
23銀生、11玉、44馬、21玉、(B)22歩、
キズ: (B)で43馬、11玉、12銀成、同玉、
34馬、11玉、12歩、22玉、33馬、12玉、
23馬と迂回する順あり。
歩捨て合いの馬鋸の開始です。
32歩に同馬とすると1歩増えても馬の位置が悪く、収束に向かう事ができません。
34とに馬で狙いをつける必要があります。
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11玉、12銀成、同玉、34馬、22玉、←180
(C)23馬、同玉、14と、同銀、24歩、22玉、
23銀、同銀、同歩成、同玉、15桂、14玉、
23銀、13玉、12銀成、14玉、13成銀、同玉、
33龍、14玉、←200
23龍、15玉、26角、同金左、同と、同金、
16歩、同玉、17歩、同金、26金、同飛成、
同龍、同玉、36と、15玉、25と、同玉、
17桂、16玉、26金、同玉、21飛、
キズ: (C)で33馬、12玉、23馬と迂回する順あり。
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17玉、28金、16玉、27金、15玉、26金、14玉、←230
25金、13玉、24金、12玉、23金、21玉、
32香成、11玉、22成香 まで239手
詰めパラ大学院担当時に馬詰恒司氏の『いばらの森』の投稿がありました。
自分ならどうなるかなと試作してみたのが本作です。
結局、収束は浦野真彦氏の『春時雨』と同一の収束になります。
作品としては借り物という感じで、序盤以外に特色はなく類作、改作ですね。
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